奄美大島上陸【2】(2007/09/19)

あやまる岬:


島旅47番目の島として奄美大島に降り立った。
奄美大島空港も南国ムードあふれる空気感を漂わせていた。ただし那覇とは違ってここは町外れなので空港周辺は長閑な田園風景が広がっている。その点どこかの小離島に降り立ったような印象があった。

奄美大島は鹿児島と沖縄のちょうど中間付近にあり1市2町2村の自治体が存在する。大島の名は伊達ではなく島の面積は日本で3番目の大きさを誇っている(北方領土を除く)。だが、一番大きい沖縄本島が150万人弱の人口を擁しているのに対し、その6割弱の面積をもつ奄美大島は5万人ほどしかおらず、かなり閑散としている。

奄美大島を中心に周辺の島々を総称して奄美地方と称し、鹿児島とも沖縄とも異なる独特な文化圏を築いている。自分はその違いを今まで意識したことがなかったが今回その一端に少しでも触れられたらと考えている。


とりあえずまずはレンタカーを手配。車を借りたら予約してある宿のチェックインを済ませて、それから島内観光に繰り出すつもりだったのだが、レンタカー屋の人からあやまる岬はここから近いので行ってみるといいですよ、と勧められた。

地元の人から勧められるような場所であれば、ぜひとも行っておくべきだろう考え、先にあやまる岬を見に行ってみることにした。

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あやまる岬は空港から名瀬の市街とは反対方向に進んだところにある。岬と言ってもちょっとした小高い丘で、丘の上に広々とした園地が広がっていた。周囲がよく手入れされているので見晴らしは抜群。どこまでも青い海が見渡せて陸の方は青々と茂る森がどこまでも見渡せる、噂に違わぬ絶景スポットだった。

つい先日携帯を買い替えて912SHという機種になった。これまでの6xxシリーズと比べてカメラの画質が大幅に向上したので今回は携帯で撮影した写真がそこそこある。上のあやまる岬の写真も912SHで撮影したものだが、充分実用に耐えうる画質が得られるようになった。
まぁ流石に暗い所が苦手なのは相変わらずだが、その辺はデジカメの方に任せたい。

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あやまる岬の場所はこの辺。町の標章の横に見える長方形の場所が奄美空港で、奄美大島の中心都市となる名瀬は左のフレーム外に位置する。

次は宿泊先のチェックインを済ませるために名瀬へ移動する。

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道を走らせていると道中で頻繁にこういう景色に遭遇する。最初は海の青さに感動して車を停めて海辺まで見に行ったりしていたがキリがないので途中からは車中での目視のみ。海は濁っていないが折からの台風の影響か全体的に波が荒い。

今回、カミさんが島のどこかで海に入りたいと言っているのだが、果たしてそのタイミングに恵まれるだろうか。


ウィークリーマンションかりゆし:


さて今回の旅で手配した宿はウィークリーマンションかりゆしという。その名のとおり民宿やホテルではなく短期の部屋貸しのような施設でベッドや家電などは完備されている。
ウィークリーマンションなので建物にスタッフが常駐しているわけではないが、1泊から利用できて1部屋4,500円と格安。建物は街の中心部からほど近い所に立地しており散策にも便利。もちろん素泊まりだが食事は街に繰り出して美味い物でも食べようと思っているから問題なし。

チェックインは市内にある味の銀海食堂という店で行う。建物のオーナーがこの店の人であるらしい。チェックインを済ませると部屋の鍵と建物までの地図を渡されて、後はご自由にどうぞと言う寸法だ。店に着いた時に丁度昼過ぎだったのでついでに昼食も済ませた。

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この業者は市内に複数の建物を所有していてそれぞれ貸し出しているのだが、我々に割り当てられたのはこの港町にあるマンション。ここが今回の旅の拠点となる。
建物はなかなかに年季が入っていて設備もそこそこくたびれているが、ミニキッチンやユニットバスなどはちゃんとついているので生活面で困ることはない。ただ部屋が凄く狭かった。多分全部で6畳ないくらいのワンルームである。そこにシングルベッドとミニテーブルがごちゃごちゃっと置かれている。

部屋には2名で宿泊する場合に備えてエキストラベッドが用意されている。だが部屋が狭すぎてそれを展開するにはミニテーブルをいちいち片付けないとならなかった。エキストラベッドを展開するともはや足の踏み場もない。まぁ普段車中泊も苦にしない自分らなので狭苦しい点についてはあまり気にならないから別にいいのだが。価格を考えたらまぁこんなもんだろう。

ちなみにこの業者の他の物件には2間の部屋を一棟貸ししているものもある。そちらも希望を出しておいたのだが割り当てて貰えなかった。そっちの部屋ならもう少し余裕があったと思うのだが。。。

唯一不満らしい不満と言えばエアコンが有料であること。100円で2時間だったかな。個人的にはじゃあお金入れてエアコンつければいいじゃん、くらいの物ではあるのだが、カミさんが寒がりであるうえ勿体ながりなので、エアコンはつけなくていいよと言っている。

一応扇風機が置かれていてそれは無料で使えた。なのでそれで凌ぐ羽目になった。川の近くということもありなかなか蒸し暑い。。。
お金を入れて使うタイプでなければ普通に使うことが出来ただけに残念。宿泊料金に上乗せしてくれたらよかったのに。

Posted by gen_charly