四国初日の出【4】(2008/01/01)
室戸岬散策:
2008/01/01
あけましておめでとうございました。
昨晩は終夜で検問をしてくれたのだろう、例の珍走団はこちらの方までは入ってこなかったので朝まで静かに過ごすことが出来た。本当にご苦労なことです。
アラームで6:30に目が覚めた。窓の隙間から外を見ると上空は雲ひとつない快晴だが、水平線の辺りに雲が湧いているのが見えた。この分だと水平線から立ち昇る朝日の姿を拝むことは無理そうだ。見れないのに寒い思いをして外に出る必要はない訳で。。。そのまま二度寝。
小1時間ばかり惰眠を貪っていたら先に起きたカミさんに起こされた。ぼちぼち日も出てきたから外に出てみようよと促され、着替えて外に出てみた。新春のキリっとした寒さに身が縮こまる。。。
明け方に見た雲はこの1時間くらいの間に流れて消えたらしく、いつの間にか空は気持ちの良い青空になっていた。
ここからすぐ近い所に灌頂ヶ浜という場所があるようなので、そこまで散歩がてら行ってみることにした。
灌頂ヶ浜へ降りていく道の袂に中岡慎太郎の像があった。が幕末の志士というくらいの知識しかなく何をした人なのかよく分かっていない。もとよりあまり興味もないので見るだけ。
ゴロゴロとした石の歩道を抜けていくと海が見えてくる。最近ではジオパークに登録されて日本の成り立ちを目の当たりにできるスポットとして有名だが、当時はジオパークなど構想すらなかった時代だったので、眼前に広がるのは黒潮の荒波にもまれる殺伐とした浜でしかなかった。夏場とかに来たらまた違った雰囲気があるかも知れないが。
この岬は台風が日本に近いている時に「室戸岬の南南東〇〇キロ~」なんてニュースで報道されるのでその名を耳にしたことがある人も多いと思う。四国は真ん中がくびれたアレイのような形の島だが、その中で南東側にある先端部がそれである。オーストラリアでいうとメルボルンの辺りだ。
暫く海岸をブラブラと散策して車に戻った。室戸岬灯台など他にも見所は点在しているらしいのだが、当時はそうしたものをひとつひとつ見て行こうという考えがなく、岬の先端まで来たぞというだけで満足してしまった。
道の駅キラメッセ室戸:
さて、今日はここから高知方面を目指すことにしている。高知県はまだ見ぬ地である。どのようなものに遭遇できるか今から楽しみだ。
まずは腹ごしらえということで岬からほど近い所にある海の駅とろむに行ってみることに。何か海鮮料理があったら食べたいなと思ってやってきたのだがまだ開店前だった。
仕方なしに国道55号を更に高知方面へと走らせる。10分ほど進んだ所に道の駅キラメッセ室戸があったのでそこに立ち寄ってみた。
ここは古き良き道の駅と言った風情で農産物などの直売が主力だった。一角に総菜や弁当が売られているコーナーを見つけたので、そこで朝食になりそうなものをいくつか購入した。
のり巻き、鯖のお寿司、お好み焼き、饅頭(うろ覚え)だったかな?を買いこんだ。お好み焼きというのはいわゆるさつま揚げのような物だ。これを車内で運転しながらパクついた。ちなみに饅頭はどちらかというと大福のような食べ物だった。中のあんこは田舎のおはぎみたいに甘さ控えめのいくらでも食べられる奴で、薄皮なのでちょっと気を抜くと中身のあんこが崩れてくるような柔らかさだった。運転中に食べる食べ物ではなかったかもしれない。手作りなので素朴な味だがどれもパクパクと美味しく食べられた。写真に撮っていないのが悔やまれる。
高知市方面へと車を進めていくと沿道の至る所で芋けんぴを売っている店を見かけた。そうか、芋けんぴって高知の食べ物だったのか。
自分もカミさんも芋けんぴは好物で、あると際限なく食べてしまうのだが、売られているのを見る限り観光地価格なのか割高だったので購入には至らなかった。もしかしたらスーパーで売られているような物と違って手間暇かけて作られた物なのかもしれないが、食事を済ませたばかりで腹が膨れていたせいかそれほど興味が湧かなかった。
土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線:
更に進んでいくと奈半利(なはり)町という町に入る。町内には土佐くろしお鉄道の奈半利駅あるので少し立ち寄り。
駅は奈半利町の中心部にあり駅前にスーパーなどもあって開けている。昨晩訪ねた阿佐海岸鉄道の駅と比べると発展度合いがだいぶ違う。あちらの方は狭い平地にまばらに家屋がある程度で、全体的に辺境感が漂っていたがこちらは何とも開放的な印象だ。沿線はそこそこ規模のある街が続いており、鉄道経営がおおむね堅調と言うのも頷ける。
列車の時刻を見るとあと10分少々で到着するようなので、カミさんにはその辺のスーパーで時間つぶしをして貰うことにして自分はホームにお邪魔してみることにした。
駅の券売機で入場券を購入したら定期券サイズの切符が出てきた。
ホームに上がると駅名標が賑やかだった。下半分にはキャラクターが描かれていて「なは りこちゃん」というらしい。さかなクンさんみたいに「ちゃん」までが名前か。
一見して分かるがそのイラストは高知県が生み出した巨匠、やなせたかし大先生の作。こんな所と言ったら失礼だが高知の片田舎のような場所の仕事もされるのだなとこの時は思いながら見ていたが、この後高知市街方面に向かう道の至る所に先生の作品が潜んでいた。
調べてみると先生は沿線に縁があるそうであふれる郷土愛によるお仕事であるらしいことが分かった。ちなみに各駅にそれぞれ先生の手によるキャラクターが設定されている。キャラクターの名前が安直な語呂合わせなのも先生風。
この駅も駅ナンバリングが施されていてGN21を名乗っていた。GNとは路線名のごめん・なはり線の略である。ごめん・なはりとはこの路線の始終点の駅名である。始点も終点もダジャレのような駅名だ。チャン・カワイが言ってなかったっけ?
駅名標を撮影していたら列車が到着した。
車両は9640形という。ここまで様々な物が語呂合わせになっているが、この車両ももちろん例外ではない。すなわちこれで「くろしお」と読む。
反対側を見ると、おでこにてのひらを太陽に号と書かれていた。ご丁寧にその下に略称:太陽号とまで書かれている。それは自分で名乗らなくてもよいのでは。。。