小笠原上陸 - 24(2008/09/16)
— 最終日 —
今日は船が出港する日です。
長いようで短かった小笠原滞在もあとわずか。。。
昨日の段階でジョンジニに行くのは諦めていたので、少しゆっくり目で6時半起床。
出かける準備を済ませて食堂に行くと、今日はブレックファーストといった風情の朝ごはん。
いや~、ホントここの宿でよかった。
食事を済ませて、部屋に戻って荷物をまとめて部屋を片付け、荷物を持って退室。
チェックアウトの時間までに帰ってこれないのですが、荷物は戻ってくるまでフロントで預かってもらえるそうなので、フロントの空いている所に荷物を置かせてもらって、一旦チェックアウト。
小物を入れたリュックを背負って、バイクにまたがって、いざ、出発。
ジョンジニまで行けないけど、途中の中山峠までは気軽に行けそうだったので、中山峠にいって、戻りがけの道で海洋センターなどを覗いて戻ってくる予定です。
食事を済ませて、バイクに乗ってまずは都道の終点の小港海岸まで向かいます。
海岸の入り口のあたりは小港園地と呼ばれるちょっとした公園のようにになっています。
中山峠方面への遊歩道はバイクを止めた場所からすぐ、八ツ瀬川に架かる橋を渡る所から始まります。
橋を渡り切ると簡単なゲートがあって、閉まっていたので、ゲートに貼られた注意書きを読んでゲートの中に入ります。
入ってすぐに、枝が何本か放置されていました。
カミさん曰く、これは前に通った人が置いていった杖だというので、丈夫そうなのを二本選んで杖にしようと思います。
道はゲートを過ぎてすぐにのぼりになります。
小富士の頂上手前の登りに比べたらなんと言うことはないレベルですが、杖があるので更に楽チンです。
道は獣道だったり、
丸太の階段になっていたり、
石段になっていたりと変化に富んでいます。
ふと景色が開けた所があったので一休み。
時雨山(しぐれやま)や躑躅山(つつじやま)の方面だと思われます。
こうやって見るとなんだかインドネシア辺りの深い森の中にでもいるような錯覚に陥ります。
そしてだんだんと景色が開けて、眼下に出発地点の小港海岸が見えるようになってくると、まもなく中山峠に到着します。
何気に登り始めてから20分ほどで峠に到着してしまい、思いのほかあっけない感じです。
どこの山登ってきたの?見たいな写真。。。
峠というだけ有って、三方は全て斜面。眼下に小港海岸を望むことが出来ます。
小港海岸方面は急な斜面なので、ちょっと足がすくみそうになります。
振り返ると、
衝立山(ついたてやま)が背後に聳え立っています。
峠には、ちょっとした東屋と、看板が立てられていますが、東屋はヤギの糞だらけ。。。
谷の底の方でメェメェ鳴いている声が聞こえます。
「父島要塞第ニ?地帯標」と書かれた柱。
戦争中に立てられたものでしょうか?
更に道は尾根の稜線上に伸び、上の写真のブタ海岸と呼ばれる、なんとも妙な名前の海岸に到達します。
ちなみに海岸の脇の岬は饅頭岬(まんじゅうみさき)と呼ばれる岬だそうです。
降りていけば20分くらいで海岸までいけそうでしたが、感動するほどの海岸という感じでもなかったので、行くのは止めました。
ジョンジニへは、海岸を横切って、更にもう二つ峠を越さなければたどり着けないそうです。
確かにこれは大変そうだ。。。
行かなくて正解だったかも。
辿り付けたとしても、戻りの道を考えるとうんざりしそうです。
そして、更に振り返ると、昨日無事上陸できた南島が軍艦のように鎮座しています。
20分くらい海風に吹かれながら汗を乾かして、再び下山することに。
下りは15分位であっという間に入口のゲートまで戻って来れました。
借りていた杖を次の人が使えるように元に戻して、ゲートを通過。