小笠原上陸　-　５（2008/09/13）

弟島（おとうとじま）が見えてきました。
弟島が見えてくると、父島はもうあと一息です。

兄島（あにじま）の上空に綺麗な入道雲が掛かってました。
ちなみに手前の島は西島です。

父島の二見湾に船が進入して暫くすると、父島タクシーさんの船がお出迎えにきてくれました。
ここまで来ると後１０分ほどで下船なので、船室から荷物を取り出してホールで待機します。

—　ついに憧れの父島上陸　—

そして程なく船は無事父島二見港に到着しました。

片道２５時間半の道のり。出発前は何して時間を潰そうかと言う事に心を砕いていましたが、乗ってみると案外あっという間でした。

それと、無事ここまで船酔いせずにたどり着けました。
ビバ！酔い止め！！

お出迎えで、島の人たちがスティールドラムの演奏をしていて、既に空気は南国です。

東京とは明らかに違う南国の高い空。
太陽の日差しも痛いくらいです。
原付的には予定通り、天気がいい方向に外れてくれました。

いやがおう無しに南国気分を盛り上げてくれます。
でも、ここも東京都なんですよね。。。

しかも、よくよく考えると今回の旅行は東京都から一歩も出ないんですよね。。。

さて、原付どもはここから更に船を乗り換えて母島まで行かなければなりません。
母島行きのははじま丸はおが丸の下船場所から１００ｍほど行った所にあります。
乗り継ぎ時間は一時間。しばしの休息、と言いたい所ですが、まずは、ははじま丸の乗船手続きに。

手続きが完了して時計を見るとあと３０分ほど時間が有ったので、カミさんに昨日船で水没させてしまった原付のサングラスの替えを見に行って貰う事にして、原付はその間に念のためレンタルバイクの手配を。。。

というのも、３連休で思いのほかおが丸が混んでいたので、レンタバイクの手配が心配になったからなのですが、ターミナル内の観光案内所でレンタバイクの借りられる所を聞いてみると、やはり、父島タクシーさんと出発前に予約を断られたパパヤマリンスポーツさんを紹介されました。

まずはパパヤさんに電話してみると、もう既に全車予約済みとの回答。
え？うそ！？予約受け付けてないんじゃなかったの！？？
それともみんな入港前に船の電話から予約の電話でも入れたというのか？？

なんだか釈然としないものを感じましたが、言っててもしょうがないので、もう一箇所父島タクシーさんに連絡するとこちらはまだ在庫があるということで、２台無事確保。
最初から父島タクシーさんに予約を入れて置けばよかった。。。ｏｒｚ

上で心配と書いたのは、レンタカーが出発前の段階で既に予約で一杯で、もしここでレンタバイクが確保できないと、あとはレンタサイクルかバス移動しかなくなってしまうからです。

坂の多い父島でレンタサイクルは自殺行為wだし、バス移動だと行動範囲がかなり制限されてしまうのでそりゃもう必死ですｗ

それはさておき、父島の全ての電話は通信衛星を利用しているので、相手の声が一秒くらい遅れて返ってきます。
島内同士で電話しても一旦衛星を経由するので同じように遅れてしまいます。
ちょうど、テレビの衛星中継と同じ状態なので、なれないと、会話がちぐはぐな事になってしまいます。
これは民宿「つき」の予約のときに経験済だったので、今回はそれ程混乱せずに済みました。

ということで、無事予約も完了して一安心した所で、一服しながらカミさんの戻りを待っているのですが、待てど暮らせどカミさんが戻ってきません。

原付とカミさんの使っている携帯はソフトバンクなのですが、父島はソフトバンクが圏外なので、会社のａｕの携帯を１台だけ借りて来ていたのですが、これだとカミさんとはぐれると連絡手段がなくなってしまい、大変デンジャラスな状態になるので、俄然不安になってきました。。。

あ、出発前に上司にソフトバンクが通じない事を話したら、「電話が通じない場所に行くなら旅行の許可はできないなぁ」 と嫌味を言われたのを思い出してしまった。。。

ま、もはや父島に上陸したので後はどうなろうと関係ないけどｗ