弟の結婚式【4】(2009/03/21)

親戚一同集合:


家に戻ったはいいがやることがない。とりあえずテレビを見て時間を潰していたら親戚が続々と到着し始めた。みな岩手からの移動なので大移動である。最終的に集まった親族は9名。弟たちも含めると12名。流石にこれだけの大所帯となると食事の準備も大変ということで、弟が手配した居酒屋で乾杯することになった。ところがその店がちょっとイケてなくて、オーダーしようと店員を呼んでも一向に来ないし、隣のテーブルの若者がバカ騒ぎしてお互いの声が聞こえないしで一同仏頂面になってしまった。

飲み物すら来なかったが、ここだと話が聞こえないから他の店に行こうとなってこの店は10分も滞在せずに退店。だが休日の夜なのでこれだけの大所帯を詰め込める店がなかなかない。結局、弟の自宅から歩いて行ける居酒屋で席を確保できたのでそこで仕切り直しとなった。

 

こういう場で話すことと言ったら大抵決まっている。弟はその質問攻めにあってタジタジっとしていたが、いい雰囲気のまま前夜祭も終了となった。部屋に戻ると部屋という部屋に布団が敷き詰められた。よくこんなにたくさん布団があるものだ。おかげでちゃんとした布団にありつけた。かたじけなき。

とはいえこういう場面でじゃあお休みとはならないのが世の常である。途中のコンビニで追い酒を買い込んで家で更に話し込んだ。まぁそれでも日付が変わる頃にはお開きとなったが。

 

弟の結婚式:


2009/03/21

冒頭で身内の冠婚葬祭を書いてもつまらんとか書いておいて何だが、3月21日の旅日記として弟の結婚式の模様をざっくりとお伝えしたい。

 

ということで弟の結婚式当日となった。弟とお嫁さんは早々に自宅を出発し式場へと向かって行った。残った親族も朝食や着替えを済ませて迎えに来た式場のバスに乗り込んで現地へと向かった。

身内の結婚なので結婚式からの参列となり、今日はそこそこの長丁場になる。まずは結婚式。式場内にあるチャペルにめいめい着席して弟たちの入場を待つ。程なく新郎新婦が入場してきた。

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新郎新婦の晴れ舞台、純白のドレスがまぶしい。彼女は弟が職場で射止めた子だそうだ。気立ての良い子で子供っぽい所がある弟や口うるさい所があるお袋を相手にうまく立ち回って既に家族の中心的な存在になっている。どうぞこの手間のかかる人たちをよろしくお願いします。

一方、弟もいっちょ前に新郎らしい立ち振る舞いをしている。大して年の離れていない自分が言うのも変な話だが、ついこの間まで子供だと思っていた男がいつの間にか一家の主である。我が家は両親が色々あって弟とは長らく離れて暮らしていた事もあって、我が弟でありつつも気心知れた友達を見ているような不思議な気持ちで弟の晴れ姿を眺めた。

お袋の再婚相手は自分の父が弟の父親をやっていた期間よりも長く弟の父親をやっていた。だが、残念ながら弟の門出を見ることなく2年前に他界してしまった。弟も晴れ姿を見せられなかったのはさぞ残念なことであっただろう。

でも不思議なものでそれぞれの家のそれぞれの子供だった自分らが、こうして晴れて所帯を持って独立したことで再び兄弟らしい付き合いが復活するようになった。いよいよ自分たちが主役となる時代になったんだな。・・・なんか重苦しいな。一旦その話は置いておこう。

 

弟の式での振る舞いは立派だった。頼りない所もあるのでどこかで段取りを忘れたりするのではないかと不安だったが杞憂だった。というか我々もほんの数年前に結婚式というものを経験したが、式の段取りって手順が多いわりに式場側からはあまり詳しく教えてもらえなかったりするのだ。自分らの場合は前日にペラ1枚の紙を渡されて、読んどいてくらいのノリだったので当日の緊張感と言ったらなかった。

そうした経験があったから余計に手に汗握る感じがあった。

 

式が済んだ後、少しの休憩を挟んで披露宴へ突入。

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披露宴と言えば美味しい料理に舌鼓を打ちながら新郎新婦やその関係者の出し物を見るイベントだが、ここ最近は周りの人へのお酌だとかなんだとかあまり落ち着いて椅子に座っていられなくなった。ぶっちゃけお酌文化いらなくないですか?

それはさておき、弟は過去にちょっと特殊な仕事についていたことがある。その仕事をしていた頃の同僚たちが多く会場に詰め掛けていたのだが、その中の何人かが見せた出し物がその特殊な業界ならではのもので、ぶっ飛んでいて面白かった。何の業界かは弟に許可を取っていないので非公開なのが心苦しいが。。。

 

そして披露宴もつつがなく終了。一旦帰宅して楽な格好に着替えた。その後招待された人たちのみで二次会を開催するというのでそちらにも顔を出した。二次会はまぁお友達や兄弟を呼んでざっくばらんに楽しむやつなので気楽に参席。

二次会の司会進行はさっき披露宴で出し物をしていた弟の昔の職場の同僚だったが、素人のそれとは思えぬ絶妙なトークを繰り出してなかなか上手に場を盛り上げていた。

で、定番のビンゴ大会が始まる。ビンゴと言えば一昨年の社員旅行でカミさんがいの一番にビンゴを達成している。カミさんはこういう時にラッキーを引き起こす星を持っているらしい。こういった類の運回りがさしてよくない自分としては羨ましい限りである。

という訳で自分はそもそもビンゴ達成は全く期待していなかった。その分今回もなんかいいものゲットして来いと、自分の運気までカミさんに預けたのだが今回はその星がいなかった。会の中盤あたりでビンゴになり簡単な景品を受け取っていた。

とはいえビンゴが出ただけマシである。自分はトリプルリーチまでは行ったが結局最後までビンゴならず。が、別に良いじゃんそんなことと思えるほど、一緒に参加していた従弟のカードが悲惨なことになっていた。

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いくつリーチかかってるんだ?これw
数えてみると7リーチだ。それだけリーチかかっても最後のひとつが空けられないなんて全くかすらないよりも遥かに切ない。従弟も流石に仏頂面になっていた。

 

そんな訳で二次会も無事終了。新郎新婦は明日から新婚旅行なので今晩はホテル泊をすることになっている。なので我々もこのまま帰宅するつもりだったのだが、弟から夜にホテルに来い指令が下った。お前はいいけど奥さんは流石に疲れてるだろうから気を遣えよ。まぁ、たまにしか会えないからこそ集まりたい気持ちは分かるけど。

弟からは強く参加を求められ、従弟も乗り気だったこともあって、結局みんなで新郎新婦が初夜を迎えるホテルにズケズケとお邪魔して、近所のコンビニで買って来た飲み物を囲って三次会に突入。今回の式の感想や裏話なんかを聞き出して笑いあった。

 

こういう時間はあっという間に過ぎる。明日から新婚旅行に出る新郎新婦のみならず、我々も、そしてもちろん従弟にも明日がある。という訳で頃合いの良い所でお開きにして再会を誓って解散となった。

(おわり)

Posted by gen_charly