車中泊専用マシーンが納車されて、早速車中泊の旅に出かけたくなってウズウズしていたところ、丁度カミさんのお義母さんが連休を使って我が家に遊びに来る事になったので、たまにはお義母さんに親孝行でもしようと3人で伊豆へ出かける事にしました。
日曜日の夕方に自宅を出発。
今日の予定としては途中風呂に立ち寄り、いつも車中泊で御用達にしている土肥の松原公園まで行くつもりです。
惣菜を肴に車中でビールを飲もうということで、東名の沼津インターで降りて、途中のスーパーで晩御飯の買い込み。
風呂は以前、百笑(ひゃくわらい)の湯)に行った事があったので、そこなら無難に風呂にありつけるだろうと、店の前まで来ると、駐車場は来場者で混雑していました。
カミさんが入る前に入り口の料金表を見ると、時間制になっていて、50分で900円と出ていました(一日券は2000円)。
流石にそれは高い、という事でこの風呂はやめる事になりました。
前回もそんな料金体系だったかなぁ。。。
近所に適当な日帰り風呂がないか、近所のコンビニで聞いてみると一二三荘 (ひふみそう)という所が開いていると教えてくれました。
伊豆箱根鉄道駿豆線の線路のほとりに店があって、結構車が止まっていました。
開いているところに車を寄せて、店に入ると、まだ営業中でした。
料金は格安の300円です。
車の移動が発生するかもしれない、との事で、店に車のキーを預けてから入場します。
浴室は浴槽一箇所と洗い場のみの至ってシンプルな構成ですが、お湯の温度も丁度良く気持ちのよい風呂でした。
風呂を出てそのまま目的地の松原公園まで一気に走ります。
一時間弱で公園に到着。
三連休の最終日だからか、止っている車も少なく、快適に眠れそうです。
まずは晩御飯を兼ねた晩酌タイム。
早速一列目シートを後ろ向きに回転させ、二列目シートの背もたれを倒してリビングモードに変更。
広々とした車内でする食事もまた乙なものです。
一時間ほど談笑して、お腹もいっぱいになったので、シートを今度はフラットにして、本日は就寝です。
翌日。
顔を洗うついでに、公園を散策することに。
公園には大きな花時計があって、別に気に止めることもなかったのですが、後で調べてみたら世界最大の花時計なんだとか。。。
知りませんでした。
三連休の最終日なので、遅くなると高速が大渋滞して難渋しそうなので、早めに撤収予定。
そうすると、余りあちこち回れないのですが、仕方ありません。
とりあえず、以前立ち寄った沢田公園の露天風呂と、さくらのところてんとイカリベンジはしておきたいところなので、そこを中心に回りたいと思います。
そのまま県道を走らせると、20分ほどで、松崎の町に到着。
沢田公園の駐車場に車を入れると、なんだか人の気配が有りません。。。
前回タオルを貰った受付小屋に行ってみると張り紙が。
「当面の間、露天風呂の営業を中止します。」
なんでだろうと思いつつ、お義母さんに風呂の場所だけでも教えてあげようと、風呂の小屋の近くまで行ってみると、小屋の壁に大穴が開いています。
隙間から風呂場を覗くと、男女の風呂の仕切りも倒れていて悲惨な有様。
そういえば、連休前に超大型台風18号が通過していた事を思い出しました。
原付の住む東京ではそれほど大きな被害もなかったので、すっかり忘れていたのですが、ここは伊豆の海岸沿いなので、直撃を食らってしまったようです。
登って来た階段を振り返ってよくよく見てみると、斜面にこしらえられた階段の一部が数メートルに渡ってずれ、手すりは無残になぎ倒されています。
これでは確かに営業中止もやむを得ません。。。
仕方ないので、沢田公園は今回は諦めて、さくらへ向かいたいと思います。
さくらには10時半ごろに到着。
まだ開店前だったので、店の前で支度をしていた人に開店時間を聞くと11時過ぎぐらいになる、というので、ちょっと近所を散策してみる事に。
このあたりは伊豆の長八に関する美術館や呉服商家として栄えた中瀬邸などがあります。
裏通りを少し歩くと中瀬邸に到着。
入場料が要るというので、3人で協議した結果、建物の周囲を回るだけで次へ。
来る途中に足湯を見つけていたので、沢田公園のリベンジを兼ねて立ち寄ってみることに。
お湯は結構熱くて、最初足を入れるときはゆっくりと入れないと、居ても経っても居られない感じでしたが、慣れてくるとなかなか気持ちよいものです。
丁度通りかかった地元のおばさんが、「熱いけどあまり水で薄めないでね」と声をかけてきました。
何でも、子供が熱がってうんとぬるくしてしまう事があるらしく次に入る人が困るとの事。
脇には蔵作りの瀟洒な建物が建っていて、裏口が見えるのですが、入口に、「伊豆文邸 開館中」 の看板が出ていたので、ひとしきり温まった後、ちょっと見てみることに。
こちらは無料で開放されているとの事で建物内に入ってみると、こちらも豪勢な作りになっていて当時の生活ぶりがしのばれます。
建物を一周回ると、丁度11時に近くなってきたので、店に向かう事にして、伊豆文邸後にし、丁度裏口からの抜け道が続いていたので、そこを通ってみたら、丁度さくらの駐車場に出てきました。
店の前には既に数人の人が並んでいましたが、まだ開店していないようです。
それでも10分ほどで開店し、席に案内されました。
原付ご一行の後ろにも数人が並んでいたので、店はあっという間に満席になってしまいました。
店員が注文を取りに来たので、前回のリベンジとばかりにイカの刺身を注文しましたが、今回も入荷していないとの事。
仕方がないので、前回食べなかった鯖のまご茶漬けを頼むと、これも今日は置いてないとのこと。
なんてこった。。。Orz
それ以外に特に食べてみたいメニューがなかったので、結局3人でアジのまご茶漬けを注文しました。
今回も料理が出てくるまでの待ち時間にこの店の名物のところてんを食べようと思います。
ところてんを一通り食べて舌鼓を打っていたら、料理が運ばれてきました。
前回はところてんを食べすぎてメインが満腹で食べるのが大変だったので、今回はセーブしたつもりだったのですが、まご茶漬けの量は半端なく、今回も満腹になってしまいました。
でも満足。
まだ時間は昼を回ったばかりですが、そろそろ渋滞し始めそうなので家路を急ぐ事にします。
途中満腹の原付は運転中眠くなってしまったので、途中の道の駅に立ち寄って小休止。
そのあと、東名に入ると、既に渋滞が始まっていて、10キロを超える渋滞だったので、下道利用に変更。
下道もところどころ混んでいましたが、それでも幾らか早く抜けられたようです。
それほど混んで居なさそうだった中央道へ向かい、国立府中インターから再び高速に入って無事帰宅してまいりました。
沢田公園の露天風呂と、さくらのイカ刺しのリベンジで、また来る事になりそうです。。。
(おわり)