箱根散歩【5】(2010/06/20)

保養施設の朝食:


2010/06/20

ふと目を覚ますと視界に見覚えのない天井の模様が飛び込んできた。あれ、ここはどこだ!?と一瞬戸惑って次の瞬間、ああ、今日は外泊をしているのだったと気が付く。この瞬間がたまらなく好きだったりする。だから旅をしているまである。起床して窓の外を見ると相変わらずどんよりとした曇り空だった。とりあえず雨は降っていないようだが・・・。

 

朝食の時間までにまだちょっと間があったので先に朝風呂に行った。浴室は日替わりで男女が入れ替わるので、今日は昨日女湯だった方のお風呂に入ることができる。どう違うのか期待して浴室へと向かったが、浴槽が石造りか木造の差があるのみでそれ以外に特に設備の違いはなかった。まぁそんなものかと思いつつ30分ほどで戻ってきた。

それから朝食の時間になったのでレストランへと移動。朝食は和食コースと洋食コースの2種類から選ぶことができ、出発前の段階でどちらにするか選択を求められていた。求められていたといっても写真があるわけでなし、どちらがどのようなメニューなのかもさっぱり分からない。それで選べと言われてもなーと思いつつ、ひとつを和食、もうひとつを洋食という無難かつ保険を効かせたチョイスにしておいた。

で、席に着くと順番に料理が運ばれてきた。

20100620_081634

和食はアジの干物をメインに小鉢が並ぶものだった。

20100620_081517

一方こちらが洋食。オムレツをメインにサラダなどの小鉢がいくつか組み合わせられている。

 

で、今回カミさんが和食、自分が洋食としたのだが完全に選択ミスだった。ぶっちゃけこれだけでは全く足りない。一方、和食の方はご飯のお替りができるのでおかずをチビチビとやりながらお替りをすると結構腹が膨れそうだ。

カミさんはご飯大好きなのでおかず少な目でご飯を沢山食べる特技を持っている。その代わりできるだけ多い品数を食べたいというので、自分の皿の物をおすそ分けして、代わりにカミさんのおかずを分けてもらった。そうなるといきおいご飯が食べたくなる。とりあえずお替りをお願いするとお替りはお櫃で運ばれてきた。しかも新しいお茶碗付きで。まるで自分にもどうぞと言わんばかりだ。

洋食セットを見た時にはどうしようかと思ったが、お櫃ご飯はとても嬉しい計らいだった。カミさんと2人おかずをチビチビとやりながら白飯をたらふく食べた。なんか貧乏くさいが庶民なんてそんなもんだ。

 

そして食事が済んだらもうぼちぼちチェックアウトの時間だ。やっぱりソファーの座り心地なんか楽しむ余裕はなかった。1泊の保養なんてそんなもんだ・・・。

というわけで荷造りを済ませてチェックアウト。

 

箱根の関所跡:


さて、今日は夕方のロマンスカーの席を予約してあるので、それまでの時間が自由時間となっている。まずはここから最寄りにある箱根関所跡箱根神社を訪問してみよう。

関所跡も神社も昨日海賊船を下船した元箱根の辺りにある。昨日は港から宿まで歩いてきたが、もう一度トラック沢山の国道を歩くのはちょっと気が引けたので今回は素直にバスで移動することにした。

バスの時間を見ると、あと数分で最寄りのバス停に到着するようなので足早にバス停に移動。暫く待っていると定刻を2分ほど過ぎた頃にバスが坂の上の方から走り下ってきた。が、よく見るとライオンズカラーの伊豆箱根鉄道のバスだった。残念ながら伊豆箱根鉄道は小田急のライバルなのでフリーパスの対象には含まれていない。よく見るとその後ろに箱根登山鉄道のバスが続いていたので、伊豆箱根鉄道のバスはそのまま見送って箱根登山鉄道のバスに乗車。

 

関所跡は元箱根エリアにあるが、どちらかというと箱根町の方が近い。ということで箱根町まで乗車。

k_20100620_01

下車するとすぐ関所跡がある。

20100620_100035

ご覧のとおりのけぶり具合だがこちらが箱根関所跡。最近資料館としてリニューアルされたということで、真新しく整備されている。箱根の関所は特に厳しい監視が敷かれていたことで知られる。入鉄砲に出女といって、鉄砲の流入と大名の妻の逃亡については特に厳しかったという。

敷地を進んでいくとちょっとした高まりになっているところがあり、その上に櫓が見える。ちょっとそっちの方に進んでみると、

20100620_095535

櫓は立ち入ることができなかった。そのうえこんな具合なので景色も何も見えなかった。関所が現役だった頃も、こんな天気のさなかだったら、こっそり藪の中を進めば見つかることなく出入りできそうだなと思った。

だが、箱根の辺りなんてそもそも山中なのだから、こんな天気の日も多い筈。そんな状況でも不逞な輩を見逃さない仕組みが何かしらあったのかもしれない。

そんなわけで10分ほどで一周。建物の中にはいろいろな資料が展示されていたが、なんかじっくり見る気になれなかったので機会を改めることにした。

 

箱根神社:


続けて向かったのは箱根神社。元箱根の辺りにあるので再びバスに乗って戻る。逆順でもよかった気がする・・・。
バスが来るまでの間近くの土産物店で時間つぶし。ここでも店員から寄木細工のあれこれを教えてもらった。流れ的に何か買わないとかなと思ったが、バスの時間が迫っていてじっくり選べなかったのでお礼だけ言って店を出た。程なくやってきたバスで元箱根に戻る。

バス停から数分歩くと箱根神社の参道が見えてくる。

20100620_103637

今回は白っぽい写真ばかりだ・・・。

20100620_104032

鳥居をくぐるとその先に参道となる階段が続いている。ここもそこそこの段数を登る必要があった。

20100620_104435

登り切ると拝殿が見えてくる。流石箱根の神社だけあって造りは立派だ。

参拝を済ませたあとおみくじを引いてみた。おみくじというのは何度も引いてよいものではないので通常は年に1度くらいなものだと思うが、一説によると節分を過ぎた時点で運気が変わるらしい。だから節分を過ぎたらもう1度引いて残りの期間の運勢を確かめてよいとカミさんから教えてもらった。

あれ、それだと正月の初詣の時に引くおみくじは1カ月ほど先までの運勢しか書かれていないということか?そういうひねくれたことを考えているからいつまで経っても運気が上がらないのか。まぁともかくそんなわけでもう1度おみくじを引いた結果、2人揃って大吉という結果となった。今年の後半戦がいい具合に過ごせることを期待したい。

境内の一角に湧き水が汲めるところがあった。物は試し、手ですくって口に含んでみたら癖のない飲みやすい水だった。これはうみゃあ。ということで散策中の水分補給用に、カバンに入っていた空のペットボトルに汲んで持ち帰ることにした。

 

さてまだ昼前である。残りの時間をどうして過ごすかということで沼津に足を延ばしてみることにした。なんで箱根に来てわざわざ沼津なんかに足を延ばすのかというと箱根フリーパスのフリー区間に三島までのバスが含まれていたからだ。

箱根エリアの観光スポットのうち見たいところは過去数度の訪問により概ね見尽くしている。まだ美術館や資料館といった類はあまり見ることができていないが、もとよりそういうのにはあまり興味がないので見に行こうという気にならない。それにこの辺りはどうにも天気が曇ってばかりでろくに景色も見られない状態が続いている。それなら麓に降りてしまった方が楽しい散策ができるかなと思ったのもある。

ちなみに三島もこれといった見どころがない。だったらもう少し足を延ばして沼津まで行って干物でも買って帰ろうとなった次第。

 

神社の参道を再び降りて、バス停まで湖岸の遊歩道を歩くことにしたのだが、こちらは遮るものがないせいか強い風が吹き荒れていた。ついさっきから雨が降り始めてしまい、鞄から傘を取り出すが広げた瞬間お猪口になって役に立たない・・・。

ほうほうの体で元箱根のバス停まで戻り時刻表をチェックすると、今停まっているバスがあと5分ほどで発車するようだったのでいそいそと乗り込む。雨風を凌げる場所に入ってホッと一息。

Posted by gen_charly