北東北の旅【11】(2010/08/17)
十三湖・中の島:
2010/08/17
7時ごろに起床。昨晩窓を閉めなきゃと思いつつ寝落ちしてしまった結果、あちこち蚊に喰われてしまった。ステップワゴンのサードシートの窓はフラップ式になっていて網戸を取り付けづらい構造になっている。だが逆にいえば大きく開かない窓なので防犯の面では安心して開けていられる窓でもある。どうにかここを活用したいところだが・・・。そのうち検討してみよう。

道の駅十三湖高原は最果て感のある寂しい場所にあった。建物にそこはかとない鳥感があるが、白鳥あたりを模しているのだろうか。
さて、本日から日本海側を散策してみようと考えている。といってももっぱら鉄道メインになると思うが。日本海側はこれまであまり訪問の機会がなかった場所なので色々訪ねてみたいところがある。手始めに津軽地方の鉄道をチェックしてそれから秋田へと南下してみよう。
とその前に。目の前にある十三湖を散策してみたい。それほどのんびりできる時間があるわけでもないので軽くだが。
十三湖は岩木川の河口部にできた汽水湖である。読みはそのまま「じゅうさんこ」で良いのだが妙な名前だ。周囲に近い番号を持つ湖があるわけでもないのにいきなり13である。由来が気になったので調べてみたら、湖のほとりに十三の集落があったとか、湖に流入する河川の数が十三本あったとか、アイヌ語のトー・サムから来ているとか諸説あるようだ。
道の駅に掲示されていた周辺地図を見ると、この湖には中の島という小島が浮かんでいるらしい。島へ橋が架かっていて徒歩で渡れるようなのでちょっと行ってみよう。
中の島へ渡る橋はここから車で日本海側に少し進んだところにある。そこまで車で移動すると橋の袂に広い駐車場があった。そこに車を置いて散策開始。
島へ渡る橋はなんと木橋だった。橋の長さは200~300mほどある結構立派な橋である。天気が回復しているせいか、朝っぱらにもかかわらず強い日差しが降り注いでいる。日差しを遮れる場所がないので渡っているそばから汗が噴き出してくる。
渡り切って島旅62番目となる中の島に上陸。中の島は周囲1キロほどの小さな島で無人島だが、島内にはレクリエーション施設があるので立派なビジターセンターがあって無人島の趣は薄かった。
ちなみにこの建物は市浦村地域活性化センターといい、かつてこの辺りにあった市浦村の施設だったものだ。現在は五所川原市に合併している。ずっと「いちうら」だと思っていたのだが「しうら」と読むらしい。こんな小さな島なのにしっかり駐車場も完備されている。あの木橋を渡ってくるというのか。
せっかく上陸したのでセンターの中も覗いてみた。館内はちょっとした展示施設になっている。この辺りは縄文時代から人が住みついて暮らしていたらしく、様々な出土品が展示されていた。津軽半島といえば冬の地吹雪である。なかなか過酷な環境であると思うが、そんな場所での縄文人の営みはどのようなものであったのだろうか。
館内を一周して島を後にした。再びあの木橋を渡っていると橋の向こうから軽自動車が進入してきた。なるほど、車が通っても問題ない程度には頑丈な木橋だということがよく分かった。それはさておき、今歩いているところには歩道がない。避けられるのか?ギリギリまで寄ってやり過ごしたらどうにかすれ違うことができた。もう少しでかい車だったら進退窮まっていたかもしれない・・・。
どうにか無事本土に戻って駐車場へ行くと、その周りの売店がぽつぽつ開業していた。既に店先に立っているご婦人もいた。何を売っているんだろうねと言い合いながらそちらの方に視線を送ったら、そのご婦人と目が合って寄ってけ~と声をかけられた。
じゃあと店の方に行ってみると、しじみどうぞと薦められた。なんでもこの十三湖はしじみ漁が盛んなことで全国的に有名であるらしい。興味を惹かれたが今しじみ買っても持ち帰れない。そう答えると、ここで食べていくこともできますよと言われた。へぇ、と思いながらメニューを見せてもらったらしじみ汁があった。せっかくなのでそれを頂いてみることに。

こちらがそのしじみ汁。すすると口の中一杯にしじみの香りが広がる。もう出汁が出まくっていて掛け値なしのうまさだ。汁が透き通っているので澄まし汁かと思ったら少しだけ味噌を溶いているそうだ。
ちなみに傍らに置かれている小鉢はしじみの佃煮。こちらは早起きは三文の徳ということでサービスしてもらったものだ。こちらも味がギュッと詰まってとても美味かった。もうご飯が食べたくてしょうがないw
そんなもんだからあっという間に完食、と同時にスイカをひと切れと小さなカボチャをいただいた。2人でしじみ汁1杯しか注文していないのにありがたいやら申し訳ないやら。