伊豆初日の出&初釣り【1】(2010/12/31)
今年ももうおしまいだ。1年があっという間に感じるのは老いの兆候か。それはさておき、年末になったので恒例の冬休みドライブである。昨年は12月に岩手に行ったので、年越しは家で大人しく過ごすことにしたのだが、今年はそういったイベントもなく、仕事の方も特に予定なしだったので、せっかくだからどこかへ出かけようかなと思ったのだが、カレンダーを見るとあまり並びが良くない。そのうえ職場の棚卸しで1日は潰れてしまうので、自分の冬休みは12月31日から1月3日までの4日間しかなかった。
さすがに4日間では遠出が難しいので、今年は近場でお茶を濁すことにした。まずは年末年始の天気をチェックしてみたら、強い冬型の気圧配置となるため各地で荒れ模様ということだった。なんか毎年年末になるとそう言われている気がするが、実際に出かけてみると太平洋側の各地はそこまで荒れてないことが多い。
じゃあ無難なところで伊豆にでも行くか。でも伊豆ってこれまで何度となく訪問している場所なので、もう主だった見どころは大体訪問済である。せっかく出かけるのだから、どうせなら自分がまだ目にしたことのない、ワクワクするような場所に行ってみたいところだ。
どこかにそんな場所はないだろうかとグーグルマップを西の方にスクロールさせていくと、浜松市という文字に目がとまった。浜松は目下武者修行中のI氏が暮らす街だ。久しく連絡を取っていないが元気にしているだろうか。そんなことを考えていたら久々にI氏に会いたくなった。
で、その旨をメールで送ったら、その返信に、もう東京に戻ってきていると書かれていた。帰ってきてるなら一声かけてよと思わなくもなかったが、まぁそういう人なので言ってもしょうがない。ともかく東京に戻ってきてしまっているなら浜松へ行く用事がない・・・いや待てよ。浜松の辺りってこれまでちゃんと観光して回ったことがないじゃないか。探せば何等か見どころがあるかもしれない、ということで浜松界隈を散策しに行ってみることにした。
思い付きなので全くノープランである。風任せにあちこち行ってみよう。
2010/12/30
職場の棚卸は例年夜までかかる。なんでか毎回微妙に在庫数が合わず、再チェックが何度も発生するからだ。しかも自分はシステム側担当なので検数が終わった後からが本番。みんなが帰った後でデータのバックアップや更新処理を行うので、帰宅すると大抵20時過ぎだ。そんなわけで帰宅してから準備を済ませて出発すると22時を過ぎる。
今年は休暇期間が少ないせいか、帰省ラッシュはそれほど酷くならないと予想されていた。その予測どおりスムーズに進むことができて、3時前に浜名湖SAに到着。ここで仮眠。低気圧が日本列島を進んでいるというだけあって風が強い。車が風に揺さぶられて何度か目が覚めた。
まさかの雪:
2010/12/31
9時起床。大晦日である。いい旅をして今年を綺麗に締めくくりたい。
昨晩から吹き荒れている風は一向に収まる気配がないが、空は良く晴れている。やはり太平洋側はあまり雪に縁がない。
昨晩、運転しながら、浜松の散策を始める前に隣町の豊橋に行ってみようかなと考えていた。豊橋には豊橋鉄道という鉄道路線があり、その路面電車の写真を撮影したくなったのだ。というわけで浜名湖SAを出発し、豊川ICに向けて車を走らせたところ・・・。

やばい・・・降ってきた。ほんの数分前まで綺麗に晴れてたのにいきなりの雪である。ということは愛知県側は既に降り積もっているのだろうか。
今回、雪道を走る想定が全くなかったので、スタッドレスやチェーンの類を積んでない。まぁ、このくらいの雪ならすぐに道路に積もるようなことはないと思うが予断を許さない。

しかも西に向かって進んでいる時に雪が降り始めたのだから、このあと浜松市方面も雪になるかもしれない。天気は西から変わっていくからだ。もしそうなったら観光どころではない。さっさと撤収しないと立ち往生になりかねない・・・。と、運転しながらどんどん不安になっていった。といってもここは高速なので、まずは豊川ICまで行かないことには折り返すこともできない。とりあえずそのまま進んで豊川ICで降りる。さっきまでの山間部と比較したら小降りになったが相変わらず降り続いている。
ここから戻るには再び高速に乗るか、あるいは豊橋に出て国道1号を進むかのどちらかになるが、至急戻らなければならないというほどの雪模様でもない。だったらせっかくここまで来たのだから、足早に鉄道の撮影だけ済ませて国道1号で戻るか。
ということでそのまま豊橋駅方面へと進むことにした。
豊橋鉄道東田本線:
豊橋駅に近づくにつれ雪はどんどん弱まり、市街地に入る頃には止んでしまった。じゃああまり心配しなくても大丈夫かな。とはいえいつ雪雲に追い付かれてまた雪が降り出すか分からない。なので予定どおり鉄道撮影は手短に済ませることにした。

まずは豊橋駅前で東田本線の車両の撮影。こちらはモ3500形。ご覧のとおり元都電の7000形である。1992年頃に譲渡された車両なので豊橋鉄道にきてからもう20年近く経つ。中古車は元の路線で引退した後に売りに出されるのだから、都電の方もとっくに引退しているのかと思いきや、未だにこの車両が主役だったりする。
都電の路線の縮小が続いていた頃に多数の余剰車が出て、全国各地へ譲渡されていった時期があるが、荒川線1本になって落ち着いてからは譲渡車両はほとんど出ていない。恐らく7000形の譲渡はここが唯一ではないかと思う。
続いて東田本線に残る旧型電車を撮影するために赤岩口停留所の近くにある車庫に行ってみることにした。

その道すがら軌道脇を走っていたら最新型の車両がやって来た。T1000形という。ターミネーターか。言われてみればライトまわりのデザインに、どことなくシュワちゃんっぽい雰囲気があるような気がしなくもないwこの車両は豊橋鉄道における83年ぶりの自社発注車とのこと。
そして赤岩口の車庫にやってきた。

赤岩口の車庫と聞いて、それなりの車庫的な施設があるのかと思ったら、道路脇の駐車場みたいな場所に車両たちが慎ましく押し込まれていた。で、こちらはモ3200形。元名鉄のモ580形である。
鉄道車両の形式には頭に「モハ」とか「キハ」という暗号みたいな文字がよく振られている。モハの「ハ」は「イロハ」のハで、3等車(=普通車)を表す。では「ロ」は、といえば2等車だ。つまりグリーン車。ただし現在グリーン車より上のクラスは存在しないので「イ」が付与された車両は多分ない。
一方の私鉄路線の車両は全てが普通車であることが多く、そういう意味では大抵が「ハ」になる。だったら省略で良いよねということで「モ」や「ク」、「サ」など1文字で表している鉄道会社もある。比較的関西方面に多いと思う。関東では国鉄に倣って「モハ」「クハ」などを付ける会社がほとんどなので、律儀な関東、合理的な関西といったところか。
・・・と、興味のない人には全く無駄な知識を共有したところで豊橋鉄道の撮影は終了。足早に浜松へ引き返すことに。