高砂・松戸(2010/07/19)

前回の茨城方面への撮り鉄旅で京成線と新京成線の写真を何枚か撮影したが、京成線についてはこれまであまりじっくり撮影ができていなかったので、腰を据えて撮影してみようと思って出かけた。とは言っても例によって昼頃まで惰眠を貪った末の出発なので、プチトリップと言うことで。

 


2010/07/19

撮影地として選んだのは高砂駅。京成線は少し前まで3300形かAE形スカイライナーの印象が強くてあまり足が向かなかったのだが、成田スカイアクセス線も開業して車両がいつの間にか随分と華やかになっている。

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まずは成田スカイアクセス線用の3000形旧塗装。現在はオレンジの帯に替わっている。京成の3000形と同一仕様の車両。

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そしてこの車両は北総線向けもある。北総線向けは7500形。ちなみに新京成(現京成松戸線)や千葉ニュータウン鉄道にも同型車が存在している。

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次がスカイアクセス線用スカイライナーの2代目AE形。山本寛斎がデザインしたそうだがなかなか奇抜なデザインである。空港に行く電車は奇抜にしなければならないと言うことでもないと思うが、関西のラピートと相通ずるものがある気がする。

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2代目AE形が登場するまでスカイライナーの主役を務めたAE100形。
初代AE形もそうだがこの車両もあまり恵まれない車両だったように思う。

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京浜急行の2代目1000形と千葉ニュータウン鉄道9100形の並び。今はもう目が慣れたが、9100形も登場した時はずいぶんと奇抜な車両だなと思ったものである。
ヘッドライトと窓の間にある部分に液晶で何か文字表示をさせることができた気がする。

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芝山鉄道にレンタルされている京成3600形。京成線とその関連会社の間ではちょくちょく車両リースが行われている。かつては北総線にも3300形や3400形などがリースされていた。

律儀なことに都度都度色を塗り直してから入線するので、撮影する側としては撮影対象が増えて楽しい。芝山鉄道向けは車両前面の本来青色の帯が緑色に変更されている。

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そして何より撮影したかったのがこれだ。千葉ニュータウン鉄道9000形。
千葉ニュータウン鉄道は北総鉄道線の小室から千葉ニュータウン中央を通って印旛日本医大までの間を結ぶ路線である。当初は千葉ニュータウンの建設と合わせて住宅・都市整備公団(現:UR都市開発機構)の路線として開業したが、住宅・都市整備公団の解体に伴い京成電鉄が子会社として設立した千葉ニュータウン鉄道が運営を引き継いで今に至る。

とはいっても実質的には北総鉄道の一部となっており、更には京成スカイアクセスの一部でもあるというややこしい立ち位置の鉄道である。まぁ、乗車していてそのことを意識する場面は殆どない、というか千葉ニュータウン中央辺りを走行する列車に乗っていても千葉ニュータウン鉄道の路線に乗っているんだなと思う瞬間がほぼない位に影の薄い鉄道会社である。

 

それはさておき、その住宅・都市整備公団が開業当初に新製した車両がこの9000形となる。北総開発鉄道が7000形と言うクセの強いデザインの車両だったのに較べて公団の2000形は大人しいデザインの車両で個人的には好ましかった。

公団といえば団地だ。団地好きな自分にとってその公団が鉄道路線を持ち車両を走らせているというのはなんとも羨ましいなと思っていた。自分が住んでいた団地にはどう考えても鉄道路線が乗り入れることはあり得なかったからだ。おまけにこの形式は編成の数が少なくて、ちょっと見に行ったくらいではめったにお目にかかれない車両だったので永遠の憧れのような存在だったのだ。

 

ちなみにこの車両は当初は2000形と言う形式でデビューしたのだが、北総線が高砂まで延伸され、京成線、都営浅草線、京浜急行との間で直通運転を開始する際に形式の重複を避けるために現在の9000形に変更されている。

そんな車両ももう間もなく廃車となるという話を聞いて、早く撮影しなければと思っていたのだ。この日は幸い高砂駅で30分ほど待っていたらやってきたので無事にコレクションに加えることができた。そしてその後暫くして引退となった。

ちなみに公団が所有していた当時は前面に公団マークが掲げられていた。公団マークが付いた電車と言うのがなんとも不思議な存在だったことを思い出す。

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最後に3300形。これも引退してしまった。

 

そのあと金町線で金町駅へ。

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東京メトロ6000系。これも長いこと使われてきた車両だが、ついに引退となってしまった。
初期の編成は側面の窓が小さい2段式だった。この車両は1段式に改造されている。

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ちょっと白飛びしてしまったが、もうひとつ6000系。こちらは後期型で当初から側窓が1段式になっている。

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209系1000番台。この車両は割と最近登場した車両だっと思っていたがいつの間にかなくなっていた。
他にもいくつか撮影したが省略。

 

続いて向かったのが馬橋駅。いうまでもなく流鉄(総武流山電鉄)の始発駅だ。

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駅ホームに停まっていたのは2000形。元西武の701系・801系であるが、これも引退済みである。
流鉄は馬橋から流山までの5キロ余りを運行するミニ私鉄である。だが、流山市の通勤・通学輸送はもっぱらつくばエクスプレスと武蔵野線が担っているため、流鉄を利用する人はあまり多くない。

都心近郊の駅に接続する私鉄にも関わらず車両は2両か3両で小ぢんまりと運営されている。

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次に入線してきたのは現在の主力である5000形。

ここまで撮影して日が暮れたので帰宅して終了。

Posted by gen_charly