北東北の旅 - 7(2010/08/17)
ということで、次の目的地、弘南鉄道弘南線の平賀駅に到着。
この駅は弘南線の車庫を併設していると言うことでやってきたのですが、車庫は周辺の敷地からは見渡すことが出来ないようになっていました。
改札で入場券を購入して、駅員に撮影の許可撮ろうとしたところ、撮影はしてもかまわないが、このホームから向こうへは出ないように、とのこと。
写せたのはこの一枚のみ。。。
結局得られるものは少なく、しょうがないので次の目的地へ。
— 最悪の場合、死にます —
次に向かうは、弘南鉄道大鰐線の大鰐駅。
大鰐駅に車庫があるらしいので、向かってみたいと思います。
#ここで「嘘つけ!」と思った人は地元の人かかなりの地方私鉄マニアですw
程なくJRの大鰐温泉駅に到着。
弘南鉄道の駅は脇に設置されていて、中に入ると、JRの線路を跨いだ先のホームに改札がありました。。。
が、ホームや駅周辺を見回しても、車庫らしき施設がありません。。。
・・・っていうか、原付も向かう道すがら車庫のある駅はここじゃなかったような気がしていたのですが、事前に作っておいた鉄道施設をプロットした紙にいつどこでどう間違えたかこの駅がプロットされてて、とりあえず来て見た次第なのですが。。。
あわてて携帯で情報を調べると、やっぱりこの駅ではなく、少し戻ったところにある津軽大沢の駅に車庫があるとの事。
「やっぱそうだよな~」となんとも言えない脱力感に襲われた後、気を取り直して津軽大沢駅へ。
ここまできたら車庫を見に行かないと話にならないので。。。
(その理由は後ほど)
来た道を暫く戻り、10分ほどで津軽大沢駅に到着。
味のある駅舎の裏手に車庫が見えてきました。
丁度駅員がいたので、許可を貰って車庫にお邪魔です。
駅入り口に掲げられていた看板
かなりクール♪
それはさておき、車庫に入ると、いきなりお目当てでの電車がお出迎え。
元東急6000系です。
東急が青ガエルと呼ばれた名車5000系をステンレス化した5200系を日本で初めてのステンレス車として世に送り出した後、次に作ったのがこの電車です。
技術的に過渡期にあったためか、各所に一風変わった技術が取り入れられており、これが現在では見ることのできない技術だったりして何かと珍しい電車です。
元々それほど沢山作られていなかったこともあって、今ではここ、弘南鉄道でしか見ることができない車両となっています。
残念なことに、現在は定期運用がなく、殆ど車庫に留置したままの状態になっているそうです。
車両の番号表記も、特徴ある材質・デザインになっています。
一通りカメラに収め、駅員にお礼を伝えて駅を後に。
時間はぼちぼち夕方に差し掛かり、この後を考えて、この辺で風呂に入りたい、という話になりました。
丁度さっきいた大鰐温泉はその名の通り駅前が温泉地です。
原付が駅で撮影していたときに、カミさんには駅近くの物産館らしいところで時間を潰して貰っていたのですが、なんでもそこが入浴施設を併設しているらしいというので、再度大鰐温泉に戻ることになしました。
流石に3度同じ道を通ると飽きてきますね。。。
ということで、大鰐温泉に到着しましたが、カミさん的には、物産館の小奇麗な風呂より、昔からある鄙びた風呂に入りたいというので、一度駅の窓口で聞いてみることにしました。
駅員の対応は親切で、地元の人たちが使っている共同浴場を紹介してくれました。
共同浴場は物産館と反対方向、昔ながらの商店が並ぶ道を通って、橋を渡るとすぐに見えてきました。
銭湯然とした建物で、名前を 「若松会館」といいます。
たまたまカメラもケータイも車に置き忘れてしまったので、写真はナシです。。。
料金は150円。安い!
物産館の方は施設は充実していると思いますが、500円するので、150円の方で十分です。
風呂は真ん中に浴槽があって、周囲が洗い場になっているタイプ。
意外なことにちゃんとシャワーが設置されていました。
風呂の温度は結構熱め。
原付は2分と入っていることができませんでした。。。
浸かっては冷ましてを繰り返してそこそこ温まったところで、上がって休憩室で一服。
建物の2階には無料の休憩室があるらしいのですが、そこまでのんびりする時間もなかったので、行っていません。
暫くするとカミさんも出てきました。
今日はほぼ一日鉄道写真の撮影で終わってしまったので、カミさんの視線が痛いのですが、この際なので、駄目押しでもう一箇所回ってしまおうと思います。
— ついに秋田へ —
丸一日滞在した青森を抜け、東北道で小坂インターへ。
この時点でどこへ行くつもりか分かったアナタはかなりの保存車両マニアと見たw
これから向かうのは、小坂町の総合博物館郷土館。
インターを降りると程なく到着。
この資料館はかつてこの地で採掘されていた鉱山の歴史や少し前に廃止になった小坂鉄道の車両などが展示されています。
到着した段階で時間は16時半を回っていて、のんびりと見ている時間はなさそうだったので、入り口で入館料を支払ってそのまま保存車両だけ見て戻る予定でした。
受付の女性がこの博物館の展示物について割と細かく説明してくれ、鉄道車両については写真撮影もOKとの事です。
お礼を言ってまずは保存車両のある庭へ。
かつての駅とホームを模した作りになっていて、末期に走っていたディーゼルカーのほかに、皇族の御幸に使用された貴賓車やSLなどが展示されています。
ディーゼルカーについては、ドアが開いていたので、車内も見せてもらいました。
イスが鰐皮?風のビニール張りなのが珍しいです。
反対に止まっていた貴賓車がこれです。
中は立ち入り禁止なのかデッキにチェーンが渡されていました。
なので、中は窓から覗いてみることしかできませんが、半分が貴賓室、残り半分がお付の人が乗る部屋の合造タイプです。
いずれにしても、2軸客車のサイズなので、それぞれの室内はミニマム。
一通り写し終わったので、外に出ようかと思ったところ、同行したカミさんが、「まだ時間が有るから他も見てみよう」 ということで、他の展示物も見て回ることに。
屋外には、鉄道車両のほかに水力発電所のレプリカが展示され、館内の2階には小坂町辺りの有史以前の陸地の形成から、鉱山の開発までの歴史と、気候、自然などの展示がなされていました。
思ったより原付の好きな展示物だったので、結構満足できました。
カミさん的に満足できたかどうかは分かりませんでしたが。。。
そんな訳で思いのほか小坂町立総合博物館郷土館を堪能して、今日の予定は消化。
後は本日の寝床を確保するばかりです。
本日の宿泊地は、道の駅「あに」 。
秋田内陸縦貫鉄道の車庫がある阿仁合駅に程近いので選んだ場所です。
今日の晩御飯はスーパーで調達して、車内で食べようと思います。
角館のスーパーでいくつか調達して後は一気に道の駅へ。
で、道の駅に到着。
車内をレストランモードに直して、買ってきた惣菜を展開。
秋田といえばハタハタ。
ハタハタは冬の食材との事でしたが、なれ寿司が売っていたので試しに買ってみたものです。
早速ひとつ食べてみると、ほのかな酸味とかすかな苦味が口の中に広がり、噛み切ろうとしたら妙に皮が硬くて噛み切るのが大変でした。
一口大に切ってから食べた方がよさそうですね。
おいしいか、と言われると、微妙なものですね。。。
一緒に買った寿司やつまみ類でお口直し。
一通り平らげて時間が有ったのでテレビを付けてみましたが、どこも映らなかったので、結局そのまま寝てしまいました。。。