信州ドライブ - 3(2010/09/17)
— まさかの人骨!? —
時計を見ると15時半過ぎ。
もう少し早く戻ってこれたら、ここから中山道の宿場町として有名な奈良井宿を見に行こうと思っていたのですが、思ったより時間が押していたので、風呂に入って今日は早々に休むことにしました。
近場で雰囲気のありそうな温泉に入りたいと思ってガイドをめくってみると、名湯として名高い白骨温泉がよさそうです。
唯一、17時まで日帰り入浴が出来る旅館があって、なんとか間に合いそうなので、急いで向かうことに。
白骨温泉といえば、その名前がかなりおどろおどろしいですが、初めて原付がその温泉の名前を聞いた小学生の頃、たまたまそばにいたおばあちゃんに「白骨温泉って骨が入っているの?」とかなり子供らしい無邪気な感じの質問をしたのですが、おばあちゃんは笑って 「流石に骨は入っていないわよ~。でもそういえば、昔は東京のどこかで人骨を入れている風呂があるって聞いたことあるなぁ。」とただならぬ発言をしました。
原付少年は、それがどこにあるのか聞きたかったのですが、当時はかなりビビりだったので、うっかり聞いてしまうと、そこに連れて行かれるんじゃないかという恐怖感が先立って、結局その言葉の真意も、その風呂のありかも分からずじまいでしたが、暫くの間、夜は風呂に入るのも、トイレに行くのも怖く、寝るとき電気を消された部屋では何かが浮かび上がってきそうで怖く、それで慌てて目を閉じるとガイコツがプカプカ浮かんでいる風呂が頭の中で際限なくリフレインして、相当怖かった思い出があります。
今思えばばーちゃんもずいぶんと荒唐無稽なことを言い出したものだ。
人骨から何の成分を取り出すつもりなんだろう?ダシかいな?w
#ちなみに「白船」が訛って?白骨になったらしいです。
それはさておき。。。
三本滝から40分ほどで白骨温泉に到着。
上の事件以来、白骨温泉は人骨とは関係ないことが頭では分かっていつつも、なんとなく行きたいと思わなかった温泉でしたが、とうとうやって来てしまいました。
当時なら泣いて拒否していたところだと思いますが、大人になったもんだwww
公共の駐車場に車を止めると、目の前に公共野天風呂の門と券売機が。
見てみるとこちらも17時までの営業ですが、公共だけに料金は割安。
当初行く予定だった旅館は、食堂が併設されていて、ガイドに出ていた料理がおいしそうだったので、風呂に入った後そこで晩御飯にする予定だったのですが、風呂はここで入ることになったので、食堂の営業時間を確認するために電話してみると、食事は13時で終わりとのこと。
門をくぐってから、川沿いまで延々と階段を降りていくと、一番下に受付がありました。
風呂は露天風呂が一つあるだけのシンプルなものですが、降りていく階段の途中から男湯が見えちゃっているのはどうかと思います。。。
これが女子風呂だったらと思うのは男の悲しい性ですが、女子風呂だったらあっという間に大クレームになると思うので、ありえませんね。
あと、券売機が階段の上にあり、受付が一番下なので、チケットを買ったあと階段の段数に途中で音を上げても、受付まで行かないと返金も出来ないというシステムもどうかと思いますw
お湯は硫黄の香りがするかけ流し湯で、若干ぬるいものの渓流ぞいの野趣あふれる景色はなかなか風情があります。
ただし、洗い場の水は川に垂れ流しにしているらしく、洗髪等は禁止。
ゆっくり浸かって登山の疲れを十分ほぐしてから上がると、休憩場の脇に水が盛大に流れ出している蛇口があって、何かに使うためにバケツに水を溜めているのかと思ったのですが、一向にその水をどうにかしようとする風でもありません。
よく見てみると、脇の看板に山の湧き水をそのまま流しているので蛇口は閉めないでください。と書かれていました。
という事で一口飲んでみると、すっきりとした口当たりで風呂上りの水分補給に丁度よい感じでした。
さて、風呂も済ませてさっぱりした所で、今日の宿へと向かいたいと思います。
明日は戸隠でそば打ちの体験をするつもりなので、そこになるべく近い道の駅を探すと、道の駅「小川村」が一番近そうです。
ナビに目的地設定をして出発。
再び来た道を戻り、国道158号線に合流すると相変わらずトラックが沢山走っていて、確かに岐阜方面や富山方面に抜ける近道ですが、これだけトラックがバンバン走っている中で環境云々と言われても若干鼻白む感じもあったりしつつ。。。
松本まで降りた所で晩御飯の時間。
白骨温泉で食事が取れなかったので、なにかよさそうな所がないか走らせていると、「手打ちそば」の看板が見えたので、そこに行ってみることにしました。
原付は、ソバ屋に来たにも関わらず、ご飯ものが食べたかったので煮カツ定食を、カミさんは天そばをそれぞれ注文。
煮カツはなかなかのボリューム感でしっかり満腹になりました。
天そばは、手打ちを謳うだけあって、麺の長さが短めの独特なもので、ちょっと時間が経ってしまったのか若干伸び気味でしたが、これもまぁまぁ旨かったのことです。
食べ終わって店を出ると、後は松本から小川村まで一気に向かいます。
途中スーパーに立ち寄り、明日の朝食を確保。
道を走っていると、スーパーというスーパーが殆ど「アップルランド」という地元資本らしいスーパーばかりで、地場での強さを誇っているようです。
一軒立ち寄ってみると、休憩スペースではお茶が無料で提供されているのが目新しく感じました。
途中、大町を経由して小川村に向かうことになっているのですが、延々一般道を走ってきたので、いい加減飽きてきましたw
小川村の道の駅までの道すがら、道の駅「ぽかぽかランド美麻」 を通りかかったので、休憩のつもりで立ち寄ったのですが、面倒になったので、そのままここで今日は泊まることにしました。