信州ドライブ - 5(2010/09/19)
もちろん、自分で打ったそばは食べることが出来ます。
1Fの厨房に出来上がったそばを持参すると、店のおばさんが茹でてざるそばにしてくれます。
手などを洗って待っていると出来上がり。
出来上がったそばを持ってデッキで試食。
太く切りすぎたのか、混雑していたせいで麺を茹でる時間が短かったのか、若干芯が残ってしまいました。
前回はもっと感動する美味しさだったんですけどねぇ。。。
まぁ、自分達で打った麺だけになかなか格別な味わいです。
そうは言っても、その量もまた格別で。。。w
麺は4人前の量があるので、2人で2人前ずつ食べることになり、そうなると流石に後半はちょっと飽きてきてしまいます。。。
別途、付け合せとして野菜の天ぷらを頼んでいたのですが、これが丁度箸休め?になって無事最後まで完食。
室内の方では、さっき店員が言っていた午後の団体が30人くらいで来ていて、割と若者が多かったような気がしましたが、めいめいそば打ちを楽しんでました。
これで、体験料+そばの料金で1セット3000円です。
4人で来れば一人750円なので、割とリーズナブルですね。
— ハッチの居た動物園は。。。 —
腹いっぱい食べて満足した後は、原付の鉄道タイム。
長野では4社の私鉄が営業していますが、その中でも一番規模の大きい長野電鉄は、15年ほど前に写真を撮りに来た事がありますが、その時は時間の兼ね合いでじっくりと撮れなかったのと、あれから線内を走る車両もだいぶ様変わりしてきたのとで久々に撮りに行ってみたいと思います。
ということで、まずは小布施(おぶせ)駅へ。
小布施駅には、かつて長野電鉄を走っていた車両が「ながでんトレインギャラリー」として保存公開されています。
という事で小布施駅に到着。
トレインギャラリーは駅で入場券を購入すると見ることが出来ます。
が、ネットに出ている写真を見て分かってはいたのですが、4両の電車、機関車がきっちり詰めて止められていて、写真を撮るのには余り適さない状態になっているのが残念なところです。
また、車両内も公開されているのですが、シートが破けていたりして余り保存状態はよくないようです。。。
何枚か写真を撮って、駅を後に。
次の目的地は同じ長野電鉄の須坂駅。
須坂駅は2路線が接続し、車庫も併設されたジャンクション駅です。
駅に到着してホームに上がると、長野電鉄をかつて走っていた新OSカーが留置されていました。
この車両は地方私鉄には珍しく、自社発注の車両です。
登場はそれほど古くはないのですが、複雑かつ不運な経緯を経て、早々に運用を終了してしまった悲運な車両です。
その後程なくして「特急ゆけむり」号が入線してくるというので、ホームで待機していると列車到着。
このゆけむり号はかつて小田急を走っていたロマンスカーで、地方私鉄に走る特急列車としては中古とはいえなかなかハイレベルな車両です。
その他適当に写し終わって、駅前のスーパーを散策していたカミさんと合流すると、近くにある須坂動物公園のカンガルーを見に行きたいというので、残った時間を使って行ってみることにしました。
10分程で動物園に到着。
営業時間が16時までという事で30分くらいしか見る時間がないと思っていたのですが、行った当日は営業時間が17時までに延長されていました。
チケットを購入した時に渡されたパンフレットを見ると見覚えのあるカンガルーが。
昨年死んでしまったハッチというカンガルーがいた動物園だったんですね。
という事で、順に園内を回ることに。
最近各地の動物園で旭山動物園に触発されたのか、動物の展示方法に色々工夫をしている所が多くなりましたが、ここでも手作りの案内板など工夫が見られました。
先の方からマイクで何かをしゃべっている声が聞こえたので、行ってみると、丁度トラのエサやりの実演をしようとしているところでした。
体の大きさを実感してもらうために、長い棒の付いたスプーンにエサを乗せて上の方から骨付きの鶏肉を差し出すと、筋肉質な体を伸ばしてエサをパクリ。
バリバリと音を立てながら旨そうに食べていました。
それから順路に従って回っていくと、かつてはハッチがいたと言うアカカンガルーの獣舎がありました。
こっちの獣舎はオスのカンガルーが入れられていて、2頭のカンガルーがのんびりとしていました。
しかし、カンガルーのしぐさは何故かそこはかとないオッサン臭さがありますよねw
胸から上の辺りだけ見ると、なんとなく人間の体格と似た比率になっているからか、それとも単にヤル気のなさそうな雰囲気がそう見せるのか。。。
その後、併設されている水族館などを見て回っていると、丁度閉園の時間になったので外に出ました。入場料も200円と良心的で結構楽しめました。
が、園内の名物になっていない動物たちは、なんとなく毛艶も悪く、アンニュイな表情をしているのが多かったような気がしたのですが、原付の気のせいかな。。。
さて、今日は一応これで予定は終了。
後は寝床を探すだけなのですが、まだ少し時間が有るので、さっき小布施の駅の近くで見つけた洋菓子の店にモンブランを買いに行ってみる事になりました。
小布施は隣町なので15分ほどで行き来できます。
その店は桜井甘精堂に併設された 「栗の木テラス」という店で、最初に通りかかった時には結構な賑わいを見せていた店です。
車を止めづらかったので、カミさんを店の前で下ろして買いに行って貰っている間、原付は付近の道路を行ったり来たりしながら待機。
すぐに買い終わって戻ってきました。
これは晩御飯の時のデザートにするとして、風呂と晩飯をどうするか、という話になりました。
地元で貰ったパンフレットに須坂の名物として、「みそすき丼」というのが出ていました。
温泉は、同じく須坂に「湯っ蔵んど」 というややふざけた名前の温泉施設があると出ていました。
丁度そこの食堂にみそすき丼があると出ていたので、まとめてそこで済ませることに。
三度来た道を戻って須坂に入り、湯っ蔵んどに到着。
まずは入浴という事で、料金を払って入ると、結構な混雑。
まぁ、大体予想は出来ていたのですが。。。
空いていそうな湯船を選んで入ったり、子供がいなさそうなサウナで汗を流したりしてそこそこ満喫。
風呂から上がって、カミさんと合流してから、夕食を食べることに。
ここは食券制になっていて、券を購入して受付に持っていくと、「今とても混雑してて、オーダー待ちで一杯になっているので、機械にオーダーを通すまでに30分、それから料理が出るまで15分くらい掛かっちゃいますがよいですか?」とのこと。
そりゃ、よい訳あるかい!と言いたい所ですが、今から別の店を探すのも面倒なのでそのままお願いすることに。。。
休憩室でテレビを見ながら時間を潰していると、思いのほか30分程で呼び出しがかかりました。
休憩室で食事をとってもいいようなので、もと居た席で食べることにしました。
これが、須坂名物のみそすき丼。
味噌仕立ての豚丼、といった風情で、味はまぁまぁ。
一方カミさんは、シンプルに済ませたいということで、玉子かけご飯セットなる料理を注文。
玉子かけご飯を中心に漬物などの小鉢が付いたもので、お値段は割とリーズナブル。
これはこれでやさしい味でおいしく食べれました。
食事を済ませて、車に戻ってからデザートタイム。
さっき栗の木テラスで買ったモンブランです。
本当はしゃれたお皿にでも盛り付けてから写真を撮りたいところですが、車の中なので、こんな写真でご勘弁。
小布施は栗が名産の街で、このモンブランもその辺の店で食べるものよりも、栗がふんだんに使われていて、栗の風味がしっかりと感じられます。
湯っ蔵んどを後にすると、寝床の確保です。
明日は松代に行く所から旅を始めたいので、ここから余り離れたところへ行きたくないのですが、なぜかこの辺りには道の駅が全くないので、仕方無しに一旦高速に入って松代のパーキングエリアを寝床にすることにしました。
サンルーフを開けて網戸をつけて寝ていたのですが、夜半過ぎから雨が降り始めてしまい、車内が幾分ぬれてしまいました。。。
足に雨粒が当たって目が覚めたので、割とすぐに閉じることが出来たのが不幸中の幸い。
オープン時に雨が降ったときの対策を考えなければ。。。