三河湾の島&熊野・高野山 - 12(2011/08/14)

— エクストリーム熱湯風呂 —

カミさんが 「湯の峰温泉」にぜひとも入りたいというので、やってきました。

この温泉は日本最古の温泉と言われていて、この方の考察では、信憑性のある文献に限定した場合、道後温泉や有馬温泉を抑えて堂々の一位になるらしいです。

この湯の峰温泉の共同浴場には家族風呂が設置されていて、利用料金も500円とリーズナブルなので、空いていればぜひ利用したいということでやってきました。

20110814_141542

受付で「家族風呂空いていますか?」と聞くと、空いていますよ、というので、喜んで500円のチケットを購入して受付に出して、中に入ろうとしたら。。。

「あれ?一人だけ?」

と受付のおじさんが慌てた口調で呼び止めました。

頭に?マークが浮かび一瞬間、時間が止まりましたがはっと気づいて、「もしかして一人一枚必要ですか?」 と聞くと 「そらそうやろ。」とぶっきらぼうな答えが返ってきました。。。

言われてみればそりゃそうだよな、という感じもするのですが、二人で1000円出してまで入りたい風呂かどうか、少し考えました。
結局、折角来たんだし家族風呂を堪能したいのもあったので、もう一枚500円チケットを購入しました。

で、めでたく家族風呂へ。
制限時間は30分とのこと。

ところが。。。

浴槽に貯められているお湯が熱いのなんのって。。。

つま先を入れることはおろか、かき混ぜるために手を入れることすらNG。
余裕で50度以上はありそうです。

こういうところの風呂って勝手に水で薄めたらマズいのかな、と一瞬考えましたが、どう考えてもこのままでは永久に入れないので、躊躇することなくホースを湯船に引いて注水開始。

ところが、この水がまたぬるくて、いくら足しても一向に湯温が下がっていきません。
いかん、これでは足し水をするだけで時間が終わってしまう。。。

洗い場(といっても体を洗うのは禁止ですが)には蛇口が2個有るので、ホースが繋がっていない方も使って、カミさんとバケツリレーというか風呂桶リレーもして、風呂に水を送り込み続けたのですが、いかんせん水温がぬるすぎて焼け石に水です。

どうしたものかと湯船の縁に立ったまま途方に暮れていると、カミさんがホースから出ているぬるい水を浴びながら湯船に入ると意外といける事に気づきました。

原付も真似してみると確かに何とか入れる感じです。
それでも2分も入っていたら限界。

なにこのエクストリーム温泉。。。
少し入浴しては上がってを繰り返しているうちに時間が来てしまいました。

実質的に5分も浸かっていないと思いますが、、物足りなかったかといえばそんなことも無く、むしろおなか一杯。
よくよく考えると、水道水のベールに包まれての入浴なので、温泉の効能を十分に味わえたのか疑問な部分もありますが。。。

ちなみに、ここの源泉は92度もあるということなので、これだけ外が暑ければ、湯温が十分に下がらないのも致し方ないものかもしれません。
というか付近に目立った火山も無いのになんでそんな高温の湯が湧き出るのだろう。。。

風呂から上がったところで、付近を軽く散策。

20110814_141330

ここの温泉は共同浴場のほかに「つぼ湯」と呼ばれる風呂場あります。
この風呂が日本最古の温泉として登場する湯船だそうです。

ここは予約制なので、写真は撮れませんでしたが、ものの本によるとここも大層な熱湯だそうで、基本的には水で薄めて入ると書かれているところを見ると家族風呂を薄めて入ったのもあながち間違いではないということで。。。

20110814_141712

川を挟んだ向かいには、源泉の噴出し口である「湯筒」があります。
ここはお約束どおり温泉卵を作ったり、野菜をゆでたりするのに使えるそうです。

珍しいことに、今日の予定はこれで全て消化してしまいました。
まだ夕方まで時間があります。

この後は、明日の高野山行きに備えて、近くまで向かう予定なのですが、当初は、小辺路、というか龍神スカイラインを抜けて高野山にいたるコースを考えていて、途中にある道の駅「龍神温泉」で宿泊を考えていました。

が、よくよく考えてみたら、高野山は鉄道を利用してもいける場所にあり、車の旅が続いていたのもあって、そろそろ気分転換して鉄道の旅もいいかなと思いつきました。

高野山への鉄路は南海高野線という路線で、橋本から行くことが出来ます。
橋本へ出やすい場所の道の駅を探してみると、橋本駅を通るJR和歌山線に沿ったかつらぎ町の道の駅紀の川 万葉の里 が至便っぽい雰囲気です。

ということで、十津川村を経由して五條市に抜け、そこから国道24号で目的地まで向かうことにしました。

しかし、今日は朝からずっと行動していて若干疲れてしまったので、少し昼寝をすることにしました。
それなら少しでも進んだコースのほうが良いだろうということで、168号線沿いにある道の駅奥熊野古道ほんぐうに寄ることに。

一時間ほど昼寝して、道の駅向かいのA-Coopで飲み物を買い込んでいざ、出発。

Posted by gen_charly