— 黒山三滝 —
地球観測センターも無事再訪することが出来て、そろそろ今回のお散歩も終盤戦。
最後は越生(おごせ)にあって割と知られている「黒山三滝」を見に行こうと思います。
鳩山からは30分ほどで黒山三滝に来る事が出来ます。
三滝の少し手前で車が通行止めになるので、手前の駐車場に車を置いて、徒歩で向かうことになります。
徒歩と言っても、滝の手前までアスファルトで舗装されていて、歩くのに問題はありません。
この辺りには「黒山鉱泉」という歴史のある温泉があるのですが、中学生くらいの時に親と滝を見た帰りに立ち寄った東上閣、当時は今みたいにあちこちで温泉が湧くような時代ではなかったので、埼玉に温泉がないのはしょうがないなと思いつつも、だからと言って鉱泉ってなんだよ、しかも値段の割りに効果がなさそうだし。。。みたいな事を思ったことを覚えています。
もちろん今では鉱泉と温泉のどちらがありがたいかなどと言うのは愚問ですが、でも1500円出してまで入りたいとは今でも思えません。。。
車の免許を取りたての頃、友達と夜中にここに遊びに来たことがあったのですが、思いつきで来たので懐中電灯も持たずに真っ暗な道を滝まで歩きました。
その時の不安な気持ちは今でもはっきり覚えているのですが、今歩いている道はその時の記憶よりも険しく鬱蒼としていて、もしかしたら違うところと勘違いしているかもしれません。。。
途中、三滝の一つ、天狗滝が有りますが、これは帰りに見ることにしてまずは素通り。
その少し先でアスファルトの道は途切れ、土産物屋の並ぶ細い路地になります。
この土産物屋がまた寂れていると言うか、商売する気があるのか無いのか分からない感じが何ともいえませんw
黒山三滝に来る手前に有名な越生梅林があることから、土産物屋の多くで梅干が売られています。
梅干も粒が大きくて美味しそうだったのですが、いかんせん値段が高く今回はパス。
そして、土産物屋の並ぶ通りを抜けると、黒山三滝の男滝と女滝に到着です。
上の滝が落差10mの男滝で下が落差5mの女滝になります。
あまたの名瀑からすると、地味な印象は拭えず、小さい頃はあの滝の何がいいんだろうなぁ、と思ったものですが、改めて見ると繊細さの中に力強さを感じ、これはこれで味がある良い滝だなぁ、と思えるようになったのは年を取った証拠かな。。。w
脇の階段を登ると男滝を間近に見ることが出来る展望台へ出ます。
男滝の裏にはお地蔵様が祀られていて、その脇にはろうそくの炎のような物が揺らめいているのですが、しぶきを浴びても消えない不思議な炎です。
暫く滝を堪能してマイナスイオンも充分に浴びて、今度はさっき素通りした天狗滝を見に行ってみようと思います。
天狗滝は男滝と女滝に端を発する三滝川の支流に当たる場所にある滝で、分岐点からおよそ100mほど奥まったところにあります。
滝の手前まで半ば手作りの遊歩道があって、それなりの靴を履いていれば滝の近くまで行くことも出来ます。
天狗滝は落差が20mあり、やっと滝らしい滝と言った雰囲気になるのですが、水量は男滝、女滝と比較すると少ないので、繊細な印象があります。
ちなみにこの黒山三滝からハイキングコースが続いていて「顔振(かあふり)峠」などへ抜けることが出来るのですが、その登山道を見てカミさんが次来る時はハイキングも楽しそう、と言っていました。
そんな訳で、当初考えていたコースは全て回ることが出来ました。
だいぶ日も落ちてきたので、今回のお散歩はこれでおしまい。
散歩と言うにはちょっとハードな行程でしたが。。。w
このほかにも周辺には鎌北湖や、日高の巾着田など見所は他にも有るのですが、それはまたの機会に。。。
あちこち歩いて少し疲れも出たので、先日の秩父旅行の時にも立ち寄ったOFR48で知られる「玉川温泉」 へ再訪しゆっくり風呂に浸かってから、晩御飯を食べるために坂戸に戻ったのですが、行こうと思っていたラーメン屋は既に閉店してしまっていたので、スーパーで適当な食材を買って晩御飯にしました。
(おわり)