大山に登ろう - 2(2012/09/16)
— 大山詣での開始! —
東名高速を厚木で降りて、大山の登山口となる大山ケーブルバス停近くの市営駐車場に着いたのが夜中の2時過ぎ。
それから車内で仮眠を取って朝5時半に起床。
到着したときには3台しか停まっていなかった駐車場がいつの間にか20台以上に増えていて、もう少ししたら満車になりそうな勢いです。
やっぱりみんな早朝から登り始めるんですね。
前日買っておいたおにぎりを腹に押し込みつつ、車から降りてくる人たちの格好をチェックすると、皆ちゃんとした登山ルックで身を固めている人ばかりで一安心。
心置きなく登山ルックに身を包み、いざ大山へアタック開始。
このページで通ったルートのGPSログ
ところで念のために持参したストックを今回のアタックで使用するかどうかで再度悩むことに。
コース詳細を事前に調べていないのが一番悪い(というか遭難の危険性もあるので本来は論外)のですが、カミさんの話ではさほどきついコースではないということで、持参しても邪魔になりそうだったので結局車においていくことにしました。
この選択が後々後悔することになるとは思いもよらず。。。
それはさておき、空は雲ひとつ無い快晴で、日差しはやや強く感じるものの、吹き抜ける風はひんやりと涼しく、足取りも軽くまさに絶好の登山日和。
まずは「こま参道」と呼ばれる道を登っていきます。
大山の代表的な土産物であるこまをモチーフにした道で、タイル張りの通路に土産物屋が並ぶアプローチとして相応しい道が続きます。
・・・が、早速コースアウトOrz
こま参道はケーブルカーの駅で行き止まりだと勘違いして、すぐ脇を通る車道に入り込んでしまいました。
すぐに道は行き止まりとなってすぐにこま参道へ合流したのですが、これも下調べ不足が原因。。。
というか、まだケーブルカーの駅に着いてすらいないのに、この段階で結構な急勾配の様相を見せ始め、早速ストックを車に置いてきた事を後悔しました。
さりとて今から車まで戻るのはちょっと億劫になるくらい進んでしまっているので、結局このまま進むことにしたわけですが。。。
ちなみに、この坂は「とうふ坂」というそうで、参拝者が手のひらに豆腐を乗せてこの坂道を通ったことに由来するのだとか。
手のひらに豆腐を乗せて、ってなんだか罰ゲームっぽい感じもしますがw
さてこま参道を抜けて暫く進むといよいよ大山ケーブル駅に到着。
ここからは男坂、女坂と道が二手に分かれます。
一般に名前に女が付いている方が難易度が低く設定されているものですが、ここも例外ではなく女坂のほうがやや遠回りになるものの勾配は比較的穏やかとのことで、迷わず女坂コースへ進むことに。
って、女坂でこれですか。。。
全然緩くないよ。。。
#だからケーブルカーが有るんだって。
日陰のところではまだ涼しさも感じられるものの、日の当たるところでは一挙に汗が噴き出してきます。
女坂の経路には「女坂の七不思議」と呼ばれる見所があって、ところどころに看板が設けられているので、写真を撮ったり説明板を読んだりとちょっとした休憩になります。
ただ、一般に七不思議は不思議というよりは怪の字を当てた方がしっくる来るくらい、それってどうなのよ?とツッコミを入れたくなるような物件が多いのですが、この七不思議も例外に漏れず、、、
「爪切り地蔵」。
弘法大師が爪を使って一晩で作り上げた像と言い伝えられているそうですが、これと同じ類ですね。
あちこちでツメで石を彫りまくるとは、なんたるハードクローの持ち主なんだw
それから「逆さ菩提樹」。
木の上に行くほど太いというのですが、どう見ても普通の木。
よく見ると、これは二代目の物だと書かれています。
それは逆さ菩提樹を名乗る資格があるのかと小一時間。。。
七不思議にツッコミを入れつつ登りつめると、来迎院というお堂に着きます。
このお堂を横目に裏手に回ると、、、
大山寺への参道に出るのですが、これがまた。。。
途中で立ち止まると心が折れそうな気がしたので、一気に登りきると、大山寺に到着。 小休止に丁度良いのですが、未だ女坂の中盤と言ったところ。
登山の無事をお祈りして、近くのベンチで小休止。
大山寺から見たふもとの景色。
これだけでもだいぶ登ってきたのが分かります。
ピントが合っていませんが、遠くには江ノ島も見渡すことが出来ました。
それからしばし汗が引くのを待って、登山を再開。
本堂の右手側の脇を抜けていくよう、順路が設定されているのですが、すぐに猛犬注意の看板。
脇の小屋には白と黒の犬が2頭繋がれていましたが、暑さにうだっているのか、じっとしたまま動きません。