山梨ドライブ【2】(2016/07/23~07/24)
駐車場から忍野八海へ向かう道すがら、「試食無料」の看板を掲げた蕎麦屋が気になっていた。
おしの製麺所、というところだ。
外から見た感じカウンターがあったので、何か食事できるかもしれないと思い覗いてみると、カウンターの内側にいたおばちゃんから、製麺所なので特に料理を提供しているわけではないが試食はできます、と言われた。
ただし、試食を食べたら売り物の乾麺の購入が必須とのこと。
それって試食の意味がないのでは?と思ったが、乾麺なら日持ちもするから一つくらい買ってもよいか、ということで、試食をいただくことに。
カウンターに座ると、おばちゃんがそばをゆで始める。
で、しばらくして出されたのがこれ。てっきり一口サイズが出てくるとばかり思っていたが、まさかのハーフサイズである。
へぇ、気前いいなと思いながら、一口いただく。そばの香りはそれほど強くないが、コシがあって、田舎の人が普段使いで食べる蕎麦なんだろうな、という味。こだわりを感じるようなものではないが普通においしい。
二人でぱくついていると、今度は山盛りのざるが出てきた。えっ?おかわりあるの!?
ざるはざるでおいしかった。。。なんて思っていたら、今度はうどんである。
流石に満腹になってしまった。。。おかずがあるといいな、という気もしなくもなかったが、まぁ、試食だからね。
必ず買って帰るというお約束だったので、ひと箱ください、というと「一つ?お一人?」と怪訝な顔をされた。
ひと箱1kgである。ひと箱で十分なので、いや、ひと箱だけでいいんですけど。というと、「試食二人で食べたんだから最低二つでお願いします。」とのこと。
えぇー。。。
なんか釈然としないものを感じるが、まぁ、言っていることは間違いないし、満腹で幸せモードになってしまってどうでもよくなっていたので、言うなりに2箱購入。
満腹の腹を抱えて温泉に向かう。
以前一人で来た時に見つけた、安くて割と空いているたかむらという旅館のお風呂をいただくことに。
カミさんが受付で、乳児いるんですけど大丈夫ですか?と聞く。
そうか。乳児って粗相のコントロールができないから、入れて貰えない温泉が結構あるんだよな。。。
ここの主人は、中で漏らさないように気を付けてくださいね。とだけ言ってOKしてくれた。
「ヒマラヤ岩塩使っているんで、感想聞かせてください。」とのこと。
うちのチビはお風呂入っているときに排便したことがないので、たぶん大丈夫だろう。
お風呂は貸し切りだった。3,4人入ればいっぱいになるような湯舟だが、貸し切りなので広々。
岩塩のせいかわからなかったが、体は良く温まった。
退館の折にその旨主人に感想を伝えると喜んでいた。カミさんと合流したらチビもご機嫌な顔をしている。危なげなくお風呂を楽しんでいたそうだ。
さて、休みの日程はもう一日あるのだが、流石に初めての外泊なのでぼちぼち帰宅を考えた方がいいだろう。。。と思ったら、そこは妙に肝が座っているうちのカミさん。
こっちの方が涼しいから、もう一日くらいゆっくりしていこうという。
チビはいたってご機嫌なので、そういうことならもう一泊して明日帰ろう、ということになり再びの道の駅富士吉田。
2016/07/24
今日も至ってご機嫌である。よきかなよきかな。
朝食を済ませて近所を散歩してみることにした。
道の駅の裏手に遊歩道があった。木立の中の散策はなかなか気持ちが良い。
30分ほど散策して戻ってくると、車の数はだいぶ増えていた。
道の駅の店も開店したので、ちょっと冷やかしてみた。カミさんがチビに桃を食べさせてあげたい、といって2つ購入。
敷地内に富士山の伏流水が流れ出る蛇口があり、近所の人がポリタンクに汲んで持ち帰っている。
そこで洗った冷えた桃をチビにかじらせる。何とも言えない顔をしていた。そうか。
さぁ、今回の旅も終盤戦。ここから道志村を抜けて帰ることにしよう。
山中湖畔に出てそのまま抜けていくと道志村に至る。
道はまぁまぁ空いてて快調。
途中、水源の森、というところで小休止。河原に降りてチビにとってはじめての川とのふれあい。
チビを抱っこして川の水に足を触れさせてみる。最初は戸惑ったような顔をしていたが、やがて不機嫌な顔になってしまった。。。
冷たい水はまだ怖いか。
そこから少し先に今度は久保のつり橋、というのを見つけたので、渡ってみた。
抱っこして渡ってみたが、こちらは特に感想なし、という感じだった。
子供って難しいねw
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そんなこんなあって、2泊3日の車中泊旅行、チビにとって初めての遠出は無事成功した。
車中泊も問題ないようだ。今後少しずつ出かけて慣れさせていこうと思う。
ゆくゆくは以前のような10日間九州とか、そういうのもチャレンジさせたいが。。。虐待じゃないよね?