会津磐梯・那須塩原ドライブ【2】(2018/06/16)
日光さる軍団を楽しんだ我々一行は、121号線を北上し、そのまま福島県に突入。南会津町まで来たところで大内宿方面への県道に入る。
大内宿は、親が数年前に行った時の写真が実家に飾られていて、自分もそのうち行ってみたいと思っていた場所だ。
昔ながらの茅葺屋根に未舗装のメインストリートなど、テレビで見たことがあるという人も多いだろう。
こんな場所がまだ日本にもあるんだな、としみじみ思う。
大内宿はもともと会津西街道の宿場町として栄えた宿場だったが、鉄道や道路が大内宿を外れたところに開通したことで、宿場町としての役割を失ってしまい、一時はかなり衰退したそうだ。
近年になって、その昔ながらの風景が残っていることの価値が見直され、観光地として脚光を浴びるようになる。
以前は、近代化に取り残されまいと、道路を舗装したり、屋根をトタンに葺き買えたりする家もが多かったが、観光地として注目を浴びるに至り、昔の街並みを再現するため、道をあえて非舗装に戻したり、茅葺を復活させたりするなどして、今に至っているそうだ。
個人的には昭和40年から50年ごろの、手さぐりで近代化を模索していた時期の雰囲気といものにノスタルジックを感じたりするが、やはり一般的には岐阜の白川郷などと同様、昭和以前の光景が再現されている方がウケが良いのだろう。
途中の民家では茅の葺き替えが行われていた。葺き替えは地域住民総出で協力(「結」と呼ばれるそうだ)して行われるそうだ。
しかし、こんな急傾斜の屋根に登って藁を押し込んだり余分なところを切り揃えたり、見るからに危険な作業である。これを何百年も営々と続けてきているというのだから頭が下がる。
メインストリートの突き当りには神社がある。
が、参道の階段がこれである。
チビがどこで音を上げるか、チャレンジさせてみたが、思いのほか弱音も吐かず登り切ってしまった。
これは、山登りもこなせるタイプか?
頂上の神社にご挨拶。
そこから遊歩道を少し歩くと、宿場全体が見渡せる高台がある。
これも有名な構図である。
メインストリートに沿って整然と立ち並ぶ茅葺屋根は、日本の原風景と言ってもよいだろう。
遊歩道をさらに進むと、今度は麓に降りる階段がある。
が、登りの階段以上にえげつない傾斜だ。しかも一直線。万一チビが転倒したら「池田屋!」などといって笑ってもいられないので、ここは抱っこして下った。
さぁ、ぼちぼち晩御飯である。
ネットで検索して見つけた店は、頓珍館というラーメン屋だった。
チビにラーメンを食わしてよいものか。。。
スープはあっさりとこってりに分かれていて、さらに折衷型のあってりというのもある。
が、何を頼んだか忘れてしまった。
こんな感じである。
それから明日の朝食を手配して、宿泊地は道の駅裏磐梯となった。