岩手帰省・小岩井農場【2】(2019/08/13~08/14)
2019/08/13
岩手帰省の最終日。
弟一家と足並みを揃えるようにおばさんの家を出発。自分は明日まで休みなので、今日一日を観光の時間に充てることにした。
岩手といえば小岩井農場。子供のころに一度だけ行ったことがあるが、どんなところだったかもはや記憶がないので、もう一度行ってみようと思った。
ということで家とは反対方向になるが、小岩井農場にやってきた。天気がいいのは幸いだが、相変わらずうだるような暑さである。
チビを炎天下の中で一日うろつかせるのは流石に危ないと思い、ベビーカーを調達。家のベビーカーは一年くらい前に卒業したので、最初は乗らない、と息巻いていたが、乗り込んだら自動で運んでもらえる感覚を思い出したようで、今度はなかなか降りようとしないw
牧場に来た筈なのに遊具優先。見つけたらもう止まらない。一つ一つ遊びたがって先に進まないので、開き直ってじっくり遊ぶことに。
ひとしきり遊んで少し疲れたころに休憩所へ移動。ソフトクリームに舌鼓を打つ。
牛乳に興味を引き寄せたところで、ミルク館というところでやっているバターづくり体験に参加。
牛乳を小瓶に移し替えたら、まずはひたすらシェイク。
チビは思いのほかいい手裁きでシェイクしている。が、すぐに疲れる。パパに選手交代。
やがて、牛乳の中に小さい粒々が見えるようになってくる。その粒々がある程度大きくなってきたら、ろ紙で濾す。
絞って濾しとられたカスがバターである。このバターの試食用に南部せんべいが配られる辺りは流石岩手である。
食感は当たり前だがバターである。が、無塩バターなので、いささか味気ない。
ちなみに、濾し取った後のしぼり汁はホエイと呼ばれるものだ。味の薄い牛乳のようなものか。自分は食指が伸びなかったが、チビはうまそうに飲んでいた。そういうところの好みはカミさんに似ているような気がする。
園地をさらに奥の方に進んでいくと牧場エリアがある。クラシカルな木造の牛舎が建ち並でいて、建物によっては見学も可能。
牛舎の中ではホルスタインが多数飼育されている。建物は手搾りでもしてそうなクラシカルな外観だが、搾乳は思いのほかシステマチックで近代的な配管が張り巡らされていた。
まぁ、今時手搾りってこともないか。
牛舎の見学が終わったらもう夕方である。日が傾いて暑さも幾分和らいできた。
我々もそろそろ帰る時間である。戻りのコースを歩いていたら厩舎があった。近寄ってみると向こう側にいた馬が一頭こちらに近づいてきてくれた。
撫でてもらいたいのか、近くに立ってじっとしている。チビが撫でると一時うっとりした顔をしていたが、やがて満足したようで立ち去ってしまった。
最後に土産屋を冷やかしていたら閉館の時間になったので、牧場を後に。
30年以上振りの小岩井農場は、自分でもびっくりするほど昔が思い出せなかった。
さて、今日はどこかで車中泊しつつ東京を目指すつもりでいたのだが、この熱気で車中泊なんかしたら寝不足になりそうな気がしたので、ホテルで一泊することにした。
手配した宿は盛岡市内のパールシティホテルというところだ。ダブルルームの部屋なので、ベッドは一つ。面積的には3人十分に眠れるのだが、チビは寝相が悪い。何度も蹴飛ばされて起こされた。これでは車で寝てるのと大して違わない。
部屋の片隅にマッサージチェアが置かれていたので、そこで眠った。蹴飛ばされるよりはマシだったが、それでも安眠には程遠く。。。
2019/08/14
例によってカミさんとチビは朝散歩に出かけて行った。ホテルのすぐ隣に小学校があり、そこの校庭で遊んだようだ。
一関を出るときにブドウを2箱もらっていた。車の旅が長いから、と断ったのだが、食べる人がいなくて腐るから、と半ば無理やり押し付けられたのだ。案の定、昨晩確認したら少し傷み始めている。
帰宅まで持たなさそうだったので、急遽朝食はブドウ食べ放題となった。
美味しかったのは最初だけ。あとはひたすら無心である。ありがたみがない。。。
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30代の頃は、とにかくあちこち行きたくて、岩手に行ってもおばさん宅の滞在はほどほどに、観光の時間を多くとるような感じだったが、めぼしいところは制覇しつつあることや、チビがいることによる旅のスタイルの変化、そして何より、自分が年を重ねてだんだん体力がなくなってきていること、などいくつかの要因が重なって、このところの旅行記は何となく行程がだれてきている。
ブログを書くために旅行に行っている訳じゃないので、まぁ、そんなものかな、っていう気もするが、引き続きゆるゆるやっていきます。