紀伊半島と浜松のドライブ【5】(2023/07/25)

伊勢神宮外宮:


2023/07/25

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午前7時起床。自分が寝苦しさで目が覚ましたとき珍しく2人はまだ就寝中だった。程なく2人も起きてきたのでカミさんが朝食の準備をしている間に、自分がチビの朝散歩に付き合うことになった。と言っても小さなPAなので大して行くところもないのだが。

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片隅の園地のようなところを散策していたらチビがバッタを捕まえた。こういうのに全く物怖じせずに触れるのが羨ましい。
程なく散歩を終えて車に戻ったら朝食。少し遅れ気味だが伊勢神宮外宮に向けて出発。

 

外宮の駐車場に着いた時点で想定していた時刻を1時間ばかり超過していた。が、とりあえず今の所外宮はまだ閑散としているようだ。
ただ、内宮は混んでいるかもしれない。。。

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早朝というほどの時間でもないが、まだそこまで気温が上がっていないのが幸い。時折吹き抜ける風が心地よく感じた。

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我々は8年前にここを訪れている。その時は遷宮の翌年だったので建立されたばかりの拝殿はまだ生木の風合いを残していたが、流石に8年経つとだいぶ味が出てくる。

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参拝を済ませて今度は風宮へ。こちらもいい感じにエイジングされている。

続けて多賀宮へ。そこへ向かう途中30センチはあろうかと言う巨大ミミズが参道を這っていた。最初小さな蛇かと思って身構えたが、動きが妙にノロノロしていたので近寄ってみたらミミズだった。

写真は撮影したがちょっとグロテスクなので掲載は控える。
でけぇ!とか言って騒いでいたら傍らにいた警備員のおじさんが、この辺はこのくらいのサイズのミミズが普通にいるよと教えてくれた。こんな巨大ミミズ、地元ではまず見かけないが違う種類だろうか。

 

それから参道を歩いていくと今度は灯篭にクワガタが張り付いていた。それを見つけてチビが目を輝かせた。
クワガタ捕まえたらちょっとしたヒーローだ。だがこのサイズになると怖いらしく、怖じ気づいて結局捕まえることはできなかった。。。

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チビには少し前に使い古したスマホをカメラと称して手渡している(SIMなしで)。それでこの所出かけるたびにあちこちで写真を撮りまくるようになった。クワガタも写真には撮っておきたいというので肩車をして撮影させてみた。
久しぶりに肩車をしたらだいぶ重たくなっていた。成長していることを実感する。

それはさておき、チビもカメラを構えると猛然と写真を撮りまくる。カミさんの血だろうか。。。

それから多賀宮土宮をお参りし、今度は内宮へ移動。

 

伊勢神宮内宮:


内宮最寄りの駐車場に向かおうとしたら、その手前の交差点で通行規制が敷かれていて先に進めなかった。やはり混雑しているのだろうか。仕方ないのでそのまま直進し、おはらい町のはずれの方にある駐車場に停めてそこから徒歩で移動することに。

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おはらい町を抜けて内宮へ。気温は既に35度近くまで上がっていて、立っているだけでボーっとしてくる。

通りの両側に様々な店があるのでチビが都度都度立ち止まってなかなか進めない。お参りが済んだら見ようね、と言って移動を促す。早く日陰に入りたい。

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・・・と思ったらツバメの巣を見つけて立ち止まる。

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ようやく内宮の入口にたどり着いた。参拝客の姿はぼちぼち増え始めている感じだが、幸いまだ混雑と言うほどでもない。

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神妙に鳥居をくぐり、五十鈴川にかかった橋を渡る。
水面を覗くと小魚が戯れているのが見える。するとチビは観察を始める。それ自体はいいことだから無碍に引き離すことも出来ず、暫くお付き合い。暑い。。。

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8年前にも写真を撮った場所で再び撮影。今回もいい天気である。気温はヤバいことになっているが。。。
チビにいい天気だから写真に撮っておいたら?と促したら、そうだね!と言って何枚か撮影した、、、のだが、後で写真を見たら空の写真だった。そうじゃないんだよなぁ。。。w

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それから五十鈴川のほとりの御手洗場(みたらしば)に降りてみた。水辺を見るとチビが目を輝かせる。水の中ではハゼっぽい魚が群れて足場に着いたコケをかじっていた。

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すかさず、網持って来ればよかったね!と言っていたが、流石にそういう訳にも行かないだろう。。。

川の中に入って禊をするのが本式なのかもしれないが、そう言う訳にも行かないので軽く手を洗うに留める。水は透き通っているので手洗いへの抵抗はない。

このまま水と戯れていると一向に先に進めないので、程よい所で剥がして参道を進む。

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正宮で3人並んで参拝を済ませたら、次は風日祈宮(かぜひのみのみや)に参拝。ここでちょっと一計を案じた。
少し前に図書館で借りた絵本に「おいせまいり わんころう」と言う本があった。わんころうという犬が娘のこいちゃんからのお願いで伊勢神宮へお参りしに行く、という内容の本なのだが、そのノリでチビにお伊勢さんにお参りに行っておいで、と5円玉を渡してお参りに行かせてみた。

去年だったら物怖じして行きたくない、と言っていたと思うが今回はノリノリで参拝していた。ちゃんと二礼二拍手一礼も守って無事お務めを果たしてきた。

こういう所でも絵本を読ませておく効果があるのだな。

それからお守りを買って無事に伊勢神宮参拝を終えた。

 

伊勢うどん 岡田屋:


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参拝を終えたら伊勢うどんである。我が家のウドンスキーはこの時を心待ちにしていたようだ。今回も岡田屋で食べることにした。他の店への興味がないでもなかったが保守的に考えがちなウチらの悪い所だ。
まぁ岡田屋さんの伊勢うどんは折り紙付きなので、外さないと言う意味ではこれでよいのだが。

昼時には大いに混むだろうと思い、早めに神宮を出て11時過ぎに入店。その読みどおりまだ店内は閑散としていた。注文したのは伊勢うどん。前回は玉子入りを頼んだが今回はノーマルの物にしてみた。

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暫くして運ばれてきた伊勢うどん。前回見た時と変わらぬ姿で3つ並んだ。
そしてウドンスキーさん初の伊勢うどん、口に運んだ瞬間歓喜の悲鳴を上げた。ですよね。

我々にとっては安定の、チビにとっては新鮮な食感となった伊勢うどんは、丼に小ぢんまりと盛られているので3人の胃袋にあっけなく納まっていった。いつもチビは1人前注文すると途中でお腹いっぱいとか言い出して残してしまうのだが、今回は一皿ぺろりと平らげた。流石ウドンスキー。

 

食後のデザートはもちろん赤福氷。赤福はおかげ横丁の角にあるが、赤福の前に冷やかしで入った店でスタンプラリーをやっていることを知った2人は早速台紙を貰ってスタンプを押し始めた。

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このスタンプラリーは横丁猫スタンプラリーと言って、おかげ横丁の中に十数カ所あるスタンプを集めて景品と交換と言うものだった。
赤福氷はいったんお預け。まずはおかげ横丁をぐるぐる回ってスタンプを埋めていった。

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始めのうちは順調にスタンプの置かれた店を見つけて数を稼いだが、だんだんどこに置いてあるのか分かりづらい店が残るようになり、更新スピードが落ち始めた。折からの炎天下のさなか横町をあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていたらだんだん頭が朦朧としてきた。まずい、このままでは熱中症になってしまいそうだ。。。

スタンプは16カ所設置されているらしいのだが、全部に押さなくても8カ所押せれば1回くじ引きが出来ると書かれていたので8カ所集めたところで終了。全部押していたら自分も倒れてしまいそうだし、何よりこの後の行程に影響しかねない。

 

景品交換は神話の館と言う所で行われていた。3人がそれぞれ8カ所でスタンプを押したので3回チャレンジできる。みんなで1回ずつ引いても良かったのだが、代表してチビにやってもらうことにした。結果、2つが神話の館で上映される映画の鑑賞券、1つがうまい棒だった。ちょっと微妙。。。神様に下心を見透かされたか。

 

赤福と赤福氷:


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それよりも、はやく、氷。。。と言うことで家族を促して急ぎ赤福の前までやって来た。ら、スタンプラリーをしている間に行列が延びてしまっていた。

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仕方なしにその行列に並ぶ。30分は待たされることを覚悟したが、回転は意外に早く15分ほどで順番が回ってきて注文を済ませることができた。座敷で待つこと数分。お待ちかねの赤福氷の登場。

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今回も赤福氷1つと赤福1つをそれぞれ注文した。まずは赤福氷から。
冷たいものに飢えていたからか、あまり味の分析もせずに食べてしまった。3人で砂山の棒倒しのようにそれぞれの領域から氷を掬って食べて行くと下に白玉と赤福が出てくる。赤福は自分の、白玉と別に注文した赤福は2人の胃袋にそれぞれ収まった。

とにもかくにも至福のひと時だった。

 

伊勢神宮はかつて一生に一度の大旅行だったそうだが、今はこうして気が向けば気軽に来ることが出来る。生涯のうちにもう一度くらい来ることがあるだろうか。

Posted by gen_charly