岡山出張【2】(2023/09/16~09/17)

作業日:


2023/09/16

昨晩寝ているときに腹を壊した。朝集合した折にJさんにその話をしたところJさんも同じだったらしい。協議の結果、これは昨晩食事をした店がイケてなかったせいだと言う結論に至った。絶対とは言い切れないので店名は伏せておく。

 

というわけで作業日当日である。作業の所要時間は12時間程度となる見込み。長丁場ではあるがそれでも予定どおり進行できれば今日で作業完了となり、明日は終日フリーとなる。明日は万一想定外の事態に陥った時のための予備日なのだが、6割くらいの確率で今日中に終わらせられるだろうと考えている。

そんな訳で明日がフリーとなったら観光に出かけようと考えている訳だが、当日手配でレンタカーが借りられるような状況ではない。それだとフリーになっても持て余してしまうので、事前にレンタカーは予約しておいた。つまりもし明日が作業日となってしまった場合、レンタカーはキャンセルせざるを得ず、当然キャンセル料が発生する。なので6割くらいと予想しているが、事実上今日中の完工がマストとなる。

そうしたスリリングな状況下での作業だったが、作業は頗る順調に進んで予定を大幅に前倒しして終わらせることが出来た。

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で、Jさんから今日も飲みに行くべと誘われた。ぜひ、ということで今日宿泊予定のホテルへのチェックインを済ませてから合流し、また東口の繁華街をアテもなく彷徨った。店の雰囲気を見てのジャケ買いである。

そうしたなか見つけた酒とおばんざい 菜なという店に入ってみた。店内はこじゃれた割烹居酒屋と言った雰囲気で、若い女子グループがおばんざいをついばみながらお酒とおしゃべりを楽しむ的な雰囲気の店だったので、オッサン2人がカウンターで横並びをするのはちょっと場違いな感じもしたのだが気にせず料理を注文。料理はどれも味付けが絶妙でとても美味かった。

しかし、こうして連チャンで飲みに行くなんていつぶりだろうか。久しぶりの飲み屋の雰囲気を堪能して宿に戻ったらもう23時だった。

 

岡山東口散歩:


2023/09/17

という訳で本日は晴れて終日フリーである。まずは今日の散策で使うレンタカーを受け取りに行かなければならない。今回も毎度おなじみニコニコレンタカーで手配したのだが、この店はガソリンスタンドが副業でやっているケースが多いので店が駅から離れた場所にあることが多い。なので鉄道利用の観光客にとっては使い勝手が良くないのが難点。だが岡山には市街中心部で1軒だけ駅近の営業所があったので今回はそこで手配した。と言っても岡山駅前ではなく路面電車の西大寺町電停から数分ほど歩いた場所なのだが。

 

店限定で手配したので、この日は12時からしか予約の空きがなかった。ホテルのチェックアウトが10時なので受け取りまで少し時間がある。だったら散歩するかとなった。岡山と言えば路面電車である。行き来する路面電車を撮影しながらレンタカーの営業所を目指すことに。

岡山の路面電車は岡山電気軌道(以下、岡電)という私鉄が経営していて2路線ある。ひとつが東山本線で距離は3.1km、もう一つが清輝橋線で1.6kmとかなり小ぢんまりとしている。東山本線終点の東山には車庫があり、また岡電が数年前からタイアップしているチャギントンのミュージアムもある。

上述のとおり3キロ程度の道のりなので、順調に歩いて行けば1時間かからずに辿り着くはずだ。それだとまだ時間が余るのでもし余裕があったら岡山城まで足を延ばしてみることも考えている。

 

ということで線路沿いに東山駅を目指して散策スタート。一応余裕を見て9:30にホテルをチェックアウト。外に出ると気温が高い。もう9月も半ばだというのにこの暑さはなんだ。晴れの国はいいけど気温はもう少し手加減してくれて良いのだが。。。

前述のとおり岡電の路面電車は1991年に訪問した折に撮影している。その時はあまり時間が取れず小1時間ほどで岡山を離れてしまったので数両しか撮影できなかったが、あれから32年が経過し、新しい車両が導入されるなど様子が変わってきているという。その一方で古い車両も未だに頑張っているそうだ。特にかつて日光を走っていた元東武日光軌道線の3000形はまだ見られていないので、今回撮影できることを期待。

 

路面電車ハント:


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まずは駅前から桃太郎大通りを東に進む。岡山駅に停まっていたのは8501。形式は7900形と言う。7900形であるにもかかわらず車番が8501となっているのは、番号の千の位と百の位は形式ではなく、製造年の西暦から創業年の1910を引いた数字にしているためだという。即ち1995年にデビューしたこの車両は85となる訳だ。だが設計自体は同じなので7900形に属する車両ということになる。端から見ると何ともややこしいが、関係者からしてみれば型式よりも年式の方が重要なのかも知れない。ただ創業年から引き算をする必要があるのかというとない気がする。。。

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次に見かけたのは7400形7401。車がひっきりなしに走っているタイミングとかぶると、こんな具合で車が撮りたいんだか電車が撮りたいんだか分からなくなってしまいがちだ。

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そして次が7100形7101。1981年に車体を新造(台車などは旧型車から流用)している。見た目はそれほどレトロ感がないが、それでも車体が新製されてから既に40年選手である。

 

ずっと桃太郎大通りを東に向かって歩いてきたが、ここで一旦柳川筋に入って清輝橋線沿いを歩いてみることに。

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すると歩き始めてほどなくチャギントン電車が走って来た。この車両は9200形で番号は1081となる。上述の車両番号付与の法則に当てはめると、この車両は2018年式なので2018-1910で108となる。だったら10801となりそうな所だが、桁数は4桁にこだわっているらしく車両連番が1桁になって1081となったそうだ。なんだか恣意的だな。

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後ろ側の車両の運転台はこんな感じで窓が目のイラストが描かれたカーテンで塞がれており、よりリアルな感じだ。空想上の作品を実車にしてリアルもへったくれもないが。実は我が家では、チビがトーマスとかパウパトロールを好んで見ているのでチャギントンは未だ見たことがない。なので列車を見てもあまりピンとこない。

 

思い出の郵便局前:


さて、1駅分歩いて郵便局前に来た。

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1991年に来た時に電車に乗ってこの駅で降りている。そこでこの写真を1枚だけ撮影しているのだが、なぜこの駅で降りようと思ったのかは全く思い出せない。

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折角なのでその場所に再訪した次第。よく見たら撮影場所がわずかに違っていたが、左側の歩道橋や郵便局の建物は当時のままだった。
その一方で道路の右側は大きく変わっていた。当時の写真には岡三証券とやまと生命のビルが見えるがどちらも現存しない。現在はごっそり建て替えられて山陽合同銀行のビルになっている。

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ここから再び進路を東に変える。と天満屋が見えてきた。岡山に本社を置く中国地方有数の百貨店である。
東に向かって歩くときに右側の歩道を通っていると、デパート前のバスターミナル入口に阻まれて渡ることが出来ない。これはいかがなものか。

一度左側に渡らされる羽目になった。自分にとっては大したことではないので良いのだが、天満屋に行こうとしている人がちゃんと交通法規を守って通行しようとしたら一度左に渡って店の前で再び右へ渡らないといけないことになる。動線的にちょっとイケてない気がする。

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そのまま通り抜けてひとつ東側の城下筋に出た。ここには東山本線が走っている。ここで復帰して再び線路沿いに歩き始めた。

城下筋は大通りだが、西大寺町の電停の先で東山本線は左折して旭川を渡る京橋に向かう。ここから先は道が細くなって古き良き雰囲気になっている。線路の距離が近くなったので車両が撮影しやすくなったのが嬉しい。

Posted by gen_charly