鎌倉・江の島散歩【4】(2023/11/27)

高徳院・鎌倉大仏:


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歩いて5分ほどで高徳院に到着。

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境内に入るには拝観料が必要。300円を払って入場。

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鎌倉大仏である。まぁ、多くを語る必要はないだろう。件の社会科見学でも訪ねているが、当時は江の電の写真を撮ることしか頭になく、大仏はおざなりに写した写真が1枚あるのみだ。

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大仏の近くまで行ってみたら胎内の見学ができるようになっていた。ただし別料金。50円ということなので喜捨して入館。胎内でも写真は撮影したのだが、流石に何が写っているのか分からない写真しか撮れなかったので掲載は控える。内側から見るとこんな風になっているんだね、ということがよく分かるが、まぁそれだけであった。

それから境内をブラブラと散策して高徳院を後にした。

 

するがやの大福:


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さてこの後だが、由比ガ浜を見に行こうと思う。由比ガ浜へは長谷駅から江ノ電に乗ってもよいのだが、ガイドブックに掲載されていた花見煎餅吾妻屋という店が和田塚駅の近くにあるらしく、ここの麩まんじゅうが食べたいと言って、カミさんが行ってみたいところリストに入れていたので歩きで向かう。

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由比ガ浜大通りに沿って、和菓子屋や飲食店などが点々と並んでいて、昼近いこともあって色々な店に目が行く。吾妻屋を目指している筈なのに、気が付いたらするがやという団子屋の前で立ち止まっていた。

チビは団子に目がない。案の定団子食べたい!と言いだしたので、ちょっと暖簾をくぐってみた。

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小さな店舗で、老店主が店番をしていた。みたらし団子と塩大福をひとつずつ購入。吾妻屋の麩まんじゅうと一緒に由比ガ浜で食べようと思っていたのだが、老店主から店内で食べてもらっていいですよと言われたので、ご厚意に甘んじて傍らの腰掛に腰を下ろし、その場でいただいた。

団子は柔らかくてみたらしあんの甘さも絶妙。お上品である。そして塩大福もまた塩加減が良く、またあんこも甘すぎないこれまた上品な味だった。

時ならぬ甘味に一同満足して足取りも軽くなった。そのままてくてくと和田塚方面へ歩いて行ったら、目指す吾妻屋は見つかったのだが、シャッターがおりていた。調べてみたら月曜定休とのこと。残念。

さっきのするがやで胃袋が刺激されてしまった。スーパーで弁当かなにかを買って食べたいなと思ったのだが、これまで道沿いにはスーパーがなかった。

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和田塚駅方向への道が分岐する交差点の角にパン屋があるのを見つけた。店の名前はパンとエスプレッソと 由比ガ浜商店というそうだ。部屋とワイシャツと私みたいな名前だな。由比ガ浜商店の前にスペースがあるのは誤字ではない。

ここでバケットを購入した。歩いているうちに相談した結果、昼食は江の島で食べることになったので、ここでは軽く済ませておくことに。

 

由比ガ浜:


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それを持って由比ガ浜の方へ向かい、海岸沿いの広場で食べることに。

カミさんがちぎって2人に手渡して、それぞれが食べる。素直な味でこれまたうまい。チビが今朝、鶴岡八幡宮でやった鳥へのエサやりをまたやりたいと言ってパンをちぎって投げ始めた。高いパンなのに・・・。

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そしたらハトが寄って来た。エサをついばむ様を見てキャッキャと喜ぶ。と、その瞬間自分の肩を何者かにはたかれ、その衝撃で手に持っていたパンを落としてしまった。最初、隣に座っているカミさんから謎のツッコミを食らったのかと思って、何すんだ!とカミさんの方を向いたら、カミさんが目を丸くして自分の方を見ていた。それで犯人がトビだということに気づいた。食べ物を狙われたらしい。

トビは自分が手に持っていたパンを取り上げることには失敗したが、上空で一回り旋回したあと降下して地面に落ちたパンをかっさらって行った。手をつつかれなかったのは不幸中の幸いだったが、自分に割り当てられた分のパンは無くなってしまった・・・。まぁ、江の島でおいしいご飯を食べるまでは我慢しよう。

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気を取り直して海岸を散歩することに。例によってカミさんとチビは靴を脱いで水と戯れたり、砂浜に落ちている貝を拾ったり。

桜貝というとても薄いピンク色の貝殻が点々と落ちていた。チビが珍しいものを見つけた!と言ってそれらを拾い集めた。確かに桜貝の貝殻なんて初めて見た。

 

江の電:


15分ほど砂浜で戯れた後、江の島に移動することになった。江の島へは江の電に乗って行くことにしている。チビが何年か前から路面電車に乗ってみたいと言っていたからだ。関東地方は路面電車が少ないのでなかなか乗る機会がなかったが、ちょうどいい機会だと思って乗せてみることにした次第。

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由比ガ浜駅から乗った電車は結構混雑していた。先頭からの景色を見せるために先頭車に乗ったら、カメラを構えて撮影している男が4人くらいで占拠していた。なんだ鉄オタか、と思ったら、韓国語でらいらいと語り合っている。今じゃ海外からの旅行者もこうしてかぶりつきでカメラを構えたりするんだな。

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その隙間にチビを押し込んでチビにはかぶりつきを楽しんでもらった。親はそれを少し後ろから見守る。

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ただ、江の電の路面区間はそれほど長いものではなく、あっという間に通過してしまった。まぁ雰囲気ぐらいは味わえたのではないかと思う。

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そして江ノ島駅で下車。ここも外人さんだらけだ。

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いっとき晴れていた天気は再び曇り始めてきたが、気にせず江の島大橋の方へと進む。

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と、橋のたもとに江の島弁天丸のりばというのがあった。弁天丸はここと島の西岸にある岩屋港との間を結ぶ連絡船で、岩屋洞窟へ行くのに近道とある。実際島の中を通って岩屋洞窟の方まで向かうには、島の中央に横たわる山を越えていく必要があるので、結構しんどい道のりなのだが、この船に乗ればそこを回避できるので安楽である。

その存在はガイドブックによって知っていたのだが、船の時刻が不定期と書かれていたので、タイミングが合えば乗りたいねなんて言っていたのだった。窓口で出港時刻を聞こうと思ったら、のりばの前に立っていた係員が、今ならすぐに乗れますー!と案内していた。まさに渡りに船。

切符を購入し一路船上の人となることに。それはいいのだが「お楽」という単語は初めて聞いた。オラクルなら知ってるけど。そんな言い回しあるんだ。

Posted by gen_charly