鳥取ドライブ【７】（2022/08/14）

街中に入る前に近所のコンビニに立ち寄って軽く腹を膨らませておく。空腹で行くといらぬものを買い食いしてしまいそうなのでその対策だ。
店から出たらすっかり雨は上がっていた。

期待を胸に街の中心の方へ移動する。多くの浴衣を着た老若男女が歩いている。我々は普段着だが、もちろん普段着での参加もＯＫとのこと。
郡上八幡旧庁舎記念館のある場所までやってきた。見覚えのある風景だ。記念館の前のテントでうちわを貰った。やや蒸し暑いがうちわが必要なほどでもない。でもありがたい。

そこからメインストリート方向の道の入口に入場受付ブースが設置されていた。これも感染対策の一環である。

ここで、手の消毒と検温を行い、正常であればチェック済みを表すシールが手渡される。もちろん３人とも無事通過、貰ったシールを胸元に貼っていざ街中へ。

会場となるエリアに入った。老若男女が行き交い賑やかだ。著名な観光地なので普段から観光客の姿が多い場所ではあるが、今回は踊りに参加するっぽい人の姿もチラホラ見える。加えて連日連夜踊りが行われている場所なので、町内各所に灯篭や提灯が掲げられ、祭りムード一色である。
ただ、意外なことに屋台は一軒も出ていなかった。あくまでお祭りではない、ということなのだろうか。
これならいらぬものを買わずに済みそうだ。チビからあれ買ってーこれ買ってー、とねだられる心配もない。いいことｗ

まだ開始時間まで１時間ちょっとあるので、雰囲気を味わいながらブラブラと散策する。

町の中心に位置する交差点に屋形が組まれていた。ここに歌い手が上がったら踊りが始まるが、登場はもう少し先のようだ。とりあえず一旦素通り。

前回ここを訪れたのはもう１０年も前になるが、街中の風景は当時とあまり変わっていなかった。
前回の散策の時のことを思い出しながら歩く。

ここはやなか水のこみち。
１０年前にはここを子供を連れて歩き回るなんて全く考えていなかった。しみじみとした気分になる。

水のこみちの路肩には行灯が置かれ、夕暮れに柔らかい光を放っている。すごくいい雰囲気である。
このところ、こういう風情のあるハートウォーミングな景色をあまり見れていなかったので、じわじわとうれしさがこみあげてくる。

・・・と、なんかいる。
頭にＧＪと書かれた浴衣姿のゆるキャラ。なんだこれ。
調べてみたら、さくらももこさんがデザインしたという「ＧＪ８マン」というヒーローだそうだ。
「じーじぇいえいとまん」と読むらしいが、どう考えても郡上八幡を意識しているとしか思えない。水のきれいな街ゆえ、水滴がモチーフになっている訳だが、どこぞの水道局のキャラクターかと思ったよ。

特に感想はない。チビは積極的に２ショットを撮りに行っていた。