石巻・浦戸諸島巡り【1】(2024/03)
2024年最初のお出かけは、宮城県の沿岸を散策してきた。
前年から割と業務多忙で有休消化がほとんどできておらず、職場から3月までに必ず2日間取得するよう厳命されてしまった。そこで決算期でクソ多忙な3月28日、29日を休みにしてやったハッハッハ・・・いやいや、ちゃんと気を遣ってますよ。クソ多忙なのはオフィスの人間だけで、客先常駐の我々には関係ないのだ。
なぜそこを休みにしたのかというと、チビが春休みだからというのと、続く30、31の両日が土日なので4連休が確保できるからだ。ただし28日にチビの習い事の発表会があり、それを見に行く分も含まれているので、旅行の期間として使えるのは29日からの3日間である。
3日間で行ける場所はどこだろうか、少し検討して2ヶ所ほど候補が見つけた。ひとつは京都方面、そしてもうひとつが宮城の沿岸部である。
京都といえば寺社巡り。古い町並みの散策や観光スポットを訪ね歩くのは、きっとカミさんが興味を示すはず。ただしチビが興味を持つかは未知数。一方の宮城の沿岸部はどちらかというと自分の趣味だが、日本三景のひとつに数えられる、松島の沖合にある浦戸諸島を巡る旅である。更に牡鹿半島の沖に浮かぶ、猫の島として有名な田代島へもアクセスしてみてはどうか。
それを2人に提案したところ、案の定カミさんは京都に、チビは猫の島に興味を持った。2人で話し合った末、チビの希望を優先することになり、宮城へと向かうことになった。
行き先が決まったので、具体的な計画を練ることにした。今回の計画においてメインの訪問先となる浦戸諸島は、松島湾の湾口近くに浮かぶ島々で、うち桂島、野々島、寒風沢(さぶさわ)島、朴(ほお)島、宮戸島の5島が有人島である。この中で一番大きな宮戸島は東松島市に属し、架橋されているので本土から車で渡ることができる。それ以外の4島が塩竃市に属しており、塩竃港から市営の連絡船が各島を結んでいる。
これらの島へ行ってみたいなと思ったのは、島カウントを増やすことが目的であることはもちろんなのだが、リアスによる多島海が展開されている場所で、これほどの有人島を抱えている場所が他にないからだ。こうした多島海の島々は小さなものが多く、そのうえ陸地が入り組んでいるので水利面や耕作地の面であまり居住に適さないことが多い。そのため多島海を抱えているエリアとして有名な、長崎の九十九島や三重の英虞湾において有人の島は、英虞湾の間崎島くらいしかない。それだけにこうした島での暮らしぶりがどのようなものなのか、ちょっと興味があったのだ。
で、その松島湾に位置するのが日本に名だたる景勝地である松島。その面前に福浦島と雄島という2島がある。これらは本土と橋で結ばれているので気軽に渡ることができる。また、猫の島である田代島と、その隣の網地(あじ)島は石巻市に属しており、石巻港からそれらの島と牡鹿半島にある鮎川港との間を渡船が結んでいる。また、半島の裏手には金華山、江島、出(いず)島といった島々もあり、更にもう少し北上すると、気仙沼市には大島という島もある。
これらの島々を渡り歩くことで一気に島への上陸記録を伸ばせるのではないかと目論んだわけだが、千葉から宮城までの移動で往復1日はつぶれてしまうので、実質それらの散策にあてられる時間は2日ほどとなる。さすがに2日間でそんなにたくさん回り切ることはできなさそうなので、田代島、浦戸諸島、松島最寄りの2島をターゲットに回るルートを計画した。詳細は本文中で述べたい。
なお、それぞれの島へ渡る船便はそれほど頻繁ではない。それぞれの船の時間を考慮すると、少し間が空いてしまうタイミングがある。そこでそれらの待ちになる時間を使って、各地区の震災遺構を見て回ることにした。
これだけの行程でも、2日間で全てを回って更に帰宅まで含めると、さすがに時間的に厳しい。そこで28日の晩に出発することを提案してみた。発表会が終わった後なので反対意見が出るかと思ったが、案外すんなりOKが出たのであっさり28日に出発が決まった。
ちなみに、このところ出張の宿泊先に極力東横インを利用している。ここの会員になっておくと10泊した段階でシングル1泊無料券をもらうことができる。この無料券はシングルより大きな部屋でも差額を支払うことで利用が可能となっていて、手元にその無料券が1枚ある。せっかくだからそれを使って1泊したらゆっくり休養ができそうだ。
近隣の東横インを探してみると、仙台にあるのが最寄りのようだが、このところインバウンドが活況で、空き部屋の確保がかなりタイトな状態が続いている。サイトで検索してみると案の定満室で空きがなかった。土日ともなればだいぶ早い時期に埋まってしまうのだ。まぁ、そんなもんかなと思いつつ前日に再度検索したら、ダブルの部屋に1部屋キャンセルが出ていたので速攻で予約。これで島巡りをした後に仙台を経由して帰宅するプランが完成した。
というわけで諸々調整した結果、下記のようなプランとなった。
3/28 ・・・ 出発、石巻方面へ
3/29 ・・・ 田代島へ渡り猫と戯れる。戻ってきたら震災遺構の見学
3/30 ・・・ 浦戸諸島の散策と松島散策、夕方に仙台へ移動しホテル泊
3/31 ・・・ 仙台市内散策と青葉城散策、帰宅
天気をチェックすると28日の晩から29日にかけて降雨の予報が出ていたが、29日の午後までに回復するようだ。その時間帯は丁度移動中なので散策には影響しないと思う。
というわけで出発!
想定外に遅い出発:
2024/03/28
前述のとおりこの日はチビの習い事の発表会である。発表会の準備をしつつ旅行の荷造りも進めた。
今回、習い事の主催者が多忙を極め、発表会の調整が難航したらしく、開演は16時となっていたが終了時間が周知されていなかった。まぁ発表会だからせいぜい2時間くらいなものだろうと想定していたのだが、いざ会場入りしてみると思った以上にプログラムが多く、終演は20時近くなってしまった。
それから帰宅して、食事して入浴を済ませてとやっていたら、22時を回ってしまった。さすがに今日出発を強行するのは難しいかなと思ったら、その辺をコントロールしているカミさんから出発のゴーサインが出たので22時半に出発。
当初計画では、石巻の手前にある三陸道の矢本PAまで向かうつもりだったが、この分だとそれより手前で力尽きそうだ・・・。
とりあえず常磐道をひた北上。チビはもうとっくに寝かさなければならない時間なので、車に乗せたら早々に寝かせてしまう。チビを寝かすには親が勝手に世間話をしていればよい。それが心地よいらしくほどなく眠ってしまうのだ。そういうところはカミさんに似ているw