名阪撮り鉄ツアー【1】(2007/11/22~11/23)
新しいデジカメを購入して以降、撮り鉄趣味が再燃している。丁度そんなさなかに大阪への出張を命じられた。長らくご無沙汰だった関西方面の鉄道写真を撮影するチャンス到来。
仕事の方は木曜日と金曜日の2日間。なのでそこに続けて土日の2日間、撮り鉄の旅に行ってきた。
折角関西方面に足を伸ばすのだからと、以前車いじりでつるんでいたI氏に声をかけた。I氏は数年前にご両親から武者修行の旅に出ることを命じられて、現在は浜松に住んでいる。
連絡したところ、暇はあるということだったので、土曜日の晩から日曜日にかけて久々の再会を果たしてくることもミッションのひとつとなった。
今回は撮影したい路線情報を予めインターネットでチェックしてから出発した。以前は鉄道車両の情報と言えば、鉄道趣味系の月刊誌か図鑑などでしか得ることが出来なかったが、今ではインターネットで居ながらにして最新の車両動向が分かる。そのうえ、時刻検索も思いのままだ。
以前は時刻表しか列車の時刻を調べる手段が(ほぼ)なくて、時刻表も私鉄の細かいダイヤまでは網羅していなかったから、私鉄の乗り継ぎなどを考慮すると冗長な行程を組まざるを得なかった。
だが、ネットの乗り換え検索なら私鉄路線の情報も網羅されているので、細かい乗り継ぎなどをしっかりチェックして詰め込むことも可能。そして何より、もう自由にお金が使えるのである。手持ちの現金が足りなくて食事にも事欠くような惨めな気持ちを味わわなくて済むのだ。必要とあれば特急に乗るのも自由。本当にいい時代になったものだ、としみじみ思ったw
2007/11/22
今回は同僚が同行するうえ、職場から直行だったのでスーツ姿だ。仕事が終わるまでは鉄の片鱗は隠しておくことにした。
乗車した新幹線はまだデビューしたばかりのN700系によるのぞみ号。
N700系から車両に喫煙車がなくなってしまった。喫煙は喫煙ルームでどうぞ、ということなのだが、その喫煙ルームは1編成に2カ所(グリーン車専用を除く)しかなく、そのうえその部屋も3人で満室になるほどの小さいものだ。
流石に混雑するかな、と思ったが案外そうでもなかった。多分喫煙したい人は300系で運転されるのぞみの喫煙車で行くのだろう。
座席で吸えなくなってしまったので、喫煙時にはいちいち席を立たなければならない、窓側に座ると都度通路側の人に通路を空けて貰わなければならないので、気兼ねして我慢してしまう。喫煙車に乗った時は移動中に頻回吸っていたが、今回は東京~新大阪間の3時間あまりの乗車時間のうち2回しか席を立たなかった。。。時代の流れとはいえ生きづらい世の中になったものである。
そんな訳で新大阪に到着。
反対ホームには無印700系が入線していた。300系がデビューした時もなんかカッコ悪い新幹線だな、と思ったが、700系の時はもっと愕然としたものだ。なんでこんな寄り眼にしたんだろう。。。特に500系のカッコよさと比べたらJR東海はセンスねーな、と思ったものだが、N700系はだいぶマシな表情になった。やはり不評だったのだろう。
仕事の方はそつなくこなした。
2007/11/23
この日も前日から引き続きの作業を淡々と進めた。予定では夕方くらいには終わらせるつもりだったのだが、思いのほか手こずって20時くらいになってようやく解放された。
ちょっと想定より遅くなってしまったが、これで晴れてフリーになったので、同僚とも別れて一人旅を始めた。
今日の宿は和歌山の駅近くに押さえてある。というのもどういう訳か、関西圏の宿で手ごろなところが殆ど満室だったのだ。何かイベントでもあったのだろうか。で、あれこれ探してようやく和歌山の宿が確保できたという次第。
という訳でとにもかくにも和歌山まで行かなければならない。
天王寺から阪和線に乗って和歌山駅まで向かう。入線していたのは103系だが、よく見るとあちこち小奇麗になっている。関西ではまだ今しばらく103系を活用する方針らしく、大規模なリニューアルが施された103系が続々とデビューしている。
車内は小奇麗になっていて快適に過ごせるようになっていたが、足回りがそのままなので加減速や走行音がやかましいのはそのままだった。
まぁ鉄属性のある人以外は意識することもないとは思うが。
これに乗って和歌山駅に到着したのは23時前だった。さっさとホテル行け、という話だが、入線していた車両を撮影するため少しホームをうろついた。この感覚、懐かしいw
迫る終電にソワソワしながら、あともう一本だけ、とまだ見ぬ車両を待ちわびた日々。だが今日はこの後ホテルに行くだけなので、心置きなく列車が待てる。とはいっても、そんなに頻回列車が来るような駅でもないので、ほどほどで切り上げたが。
形式を調べるのを忘れてしまったので、111系か113系か不明。ただ、塗分けが常磐線の415系みたいだ。お前はいったい誰だ?w
別のホームには205系1000番台が停まっていた。この車両は関西でしか走っておらず、巡り合わせが悪くこれまで遭遇できなかったが、ようやくカメラに収めることが出来た。
それと和歌山電鐵のホームに行ったらいちご電車こと2270系が停車中だった。こんな時間なので乗客はほぼゼロ。貸し切り気分で乗ってみたいなと思ったが、これに乗ると戻って来られなくなるので自制。
ちなみに和歌山電鐵線の切符はJRの券売機で販売されていて、地紋がJRの物になっていた。
で、ようやくホテルにチェックイン。ホテルはサンホテル和歌山という所だ。駅前にあるのでアクセスは至便。
明日は6:30行動開始予定なので、文字どおり風呂と寝るだけのための場所となってしまったが、まぁ、致し方なし。