紀伊御坊と伊勢の鉄道【2】(2009/10/24)
で、向かったのは三岐鉄道であった。この路線もこれまであまりちゃんと撮影が出来ていないので訪ねてみた次第。
三岐線の終点の西藤原駅に機関車が保存展示されているということなので行ってみることにした。
・・・のだが、到着は18時近くなってしまった。途中で何してたのか、あるいは寄り道せず直行してこの時間になったのかもはや記憶にないが、10月の下旬なので既に辺りは真っ暗だった。
とりあえずホームに上がって機関車の撮影。
ED502
前にどこかの記事で語った気がするが、機関車はあまり興味がないので撮影だけ。
それよりも手前の足元に広がるミニレールの線路が興味深かった。恐らく人が車両にまたがって乗るタイプのミニSLみたいなものを走らせているのだと思うが、502の脇に延びる線路は途中から上へと上がって高架線になっている。こんな所を人を乗せて走るのだろうか。。。
それから暫くしたら101系が到着した。
元は西武の401系だった車両だ。前面2枚窓の湘南電車風の車両が数多く走る西武線の中で国鉄101系のような切妻3枚窓を持ったファニーフェイスな電車だったが、なぜか地元の鉄道ファンの間では人気の車両だった。
単独で走ることはあまりなく、もっぱら701系などに併結されて走っていたのだが、連結されていると知るとわざわざこちらの車両に乗りに行った事を覚えている。
光量が圧倒的に不足する場所での撮影なので、長時間露光で撮影してもこれが限界。
フラッシュを炊いた写真も撮ってみたが不気味だったので不掲載。
そのあと三岐鉄道のもうひとつの路線である北勢線の終点、阿下喜駅に行ってみた。
北勢線と言えば全国的に名高い近鉄のナローゲージ路線だったが、数年前に三岐鉄道に移管された。
移管後に車両の塗装が改められたり、施設の近代化が推進されるなどの改善が行われていて、駅舎も小奇麗なものに生まれ変わっていた。
駅前広場の片隅に古い車両が留置され修復中だった。
モニ220形226らしい。鉄管で足場が組まれていて塗装が一部剥がされているので、これから再塗装をするところかもしれない。
それはそうと、車両の脇に敷設された線路は何用だろうか。幅は恐らく40cm程度しかないように思う。ナローゲージの線路が広く見えるほどだ。
列車が来る時間になったので阿下喜駅のホームへ移動。
入線してきたのはモ270形。
真新しいホームに小奇麗な電車。近代化されるとナローゲージらしさは薄れてしまうが、日々利用する乗客目線であれば快適な車両に乗れる方が嬉しいはず。積極的に利用してくれれば廃止にならずに済む。だからこれでよいのだろう。
270形の車内はこんな感じ。外観やホームの明るさからすると室内がいまいちうす暗い感じがする。
この列車が発車して行ったらもうやることがなくなった。いい加減暗いので今日の撮影はこれで終了。
駅のすぐ近くに温泉施設があった(気がする)。そこに入浴してほど近い道の駅で夜を明かした。