3月はカミさんの誕生日がある月なのですが、たまには一泊旅行でもプレゼントしてやろうと、事前にネットで見つけた宿を予約し、サプライズにする為にそれをカミさんには内緒にして、「伊豆にドライブに行こう」という口実で出かける事になりました。
原付にしては珍しく昼間に高速を走らせて伊豆へ。
途中、犬も食えないような些細なことで口ゲンカをしてしまい、車中がかなり気まずいことになってしまい、原付は怒り心頭に達して、このまま帰る!と吐き捨てたのですが、口論をしているうちにお互いが苛立っているポイントがそもそも勘違いから発生したことが分かり、なんとなく丸く収まって、何とか無事に本日のお宿、南伊豆は弓ヶ浜の近くにある「ちょんまげの宿ホテル山海」 に到着。
ここは古民家を数棟移築して作った宿だそうで、確かに田舎の民家のようないでたちです。
宿の名前の「ちょんまげ」はここのオーナーが髷を結っているからなんだそうで、運良くオーナーがいればちょんまげ姿を拝む事が出来るらしいです。
建物が斜面に建っているので、ロビーのある所から部屋へ向かう廊下は階段状になっていて、途中それぞれの部屋がある建物への廊下が枝分かれしています。
受付を済ませて部屋に通されました。
階段を登り、田舎のおばあちゃんの家みたいな廊下を歩いた先にある古めかしいドアの向こうが今日お世話になる部屋です。
部屋は二間の続き間になっていて、かなり広めの作りです。
天井から下げられた照明が、これまた昔の家で良く見かけた傘が付いたもので、なんとも懐かしい感じですが、何気に部屋にはちゃんとユニットバスも設置されています。
荷物を置いて、備え付けのお茶請けでお茶を飲みながらテレビを見ていると、夕食の時間になり料理が運ばれてきました。
伊豆といえば金目鯛。
標準のコースとは別に今回は奮発して金目鯛の姿煮を追加。
どの料理も美味しく頂きました。
たらふく食べて満腹になった腹を少し落ち着かせてから、ひとっ風呂浴びに行ってみる事に。
ここの宿はそれほど風呂はウリにはしていないのですが、露天風呂があるということで期待して行ってみると。。。
割とこじんまりとした石造りの露天風呂が設置されて、周りには洗い場が設けられています。
丁度誰もいなかったので、貸しきり状態で浸かることが出来て、まぁまぁ満足できました。
風呂を堪能して部屋に戻ってからは再びテレビを見ながらダラダラと過ごして、11時過ぎには消灯となりました。
翌日。
朝食は食堂でという事で降りてみると、夕食とは打って変わって、バイキング形式の割とオーソドックスな朝食でした。
朝食を済ませると、まもなくチェックアウトの時間。
荷物をまとめて車に積み込み、宿を出発。
結局ちょんまげのオーナーに会う事は出来ませんでした。
丁度時期的に菜の花と河津桜が満開のシーズンで、弓ヶ浜の脇を流れる青野川の両岸にも植えられています。
丁度花祭りをやっているというので、車を停めて少し散策してみる事にしました。
一面に植えられた菜の花は丁度満開になっていました。
菜の花のじゅうたん、というのは春を告げる趣があってよいですね。
畑の脇で出店が開かれていたので立ち寄ると、地元で取れる柑橘類が並べられていました。
聞きなれない名前のオレンジもあったのでちょっと興味を引かれたのですが、食べきれる自信がなかったのでそれは見送って、カミさんは青レモンを買っていました。
その畑の脇を流れているのが青野川。
少し歩くと土手沿いに桜並木が広がっています。
河津桜は関東で主に見られるソメイヨシノに比べて若干色が濃く、土手に咲き誇る姿はかなり絵になります。
一足(二足くらい?)早い春を堪能 した後は、ドライブをしながら、西伊豆方面へ進んでいきます。石廊崎は過去に何度か来ているので、今回はパス。
石廊崎から西伊豆へ向かう途中、「あいあい岬」という景色の開けた場所を通りかかったので、ちょっと休憩がてら立ち寄ってみました。
岬の前には、「大根(おおね)」と呼ばれる島がそそり立っています。
上陸する人がいるのか、島の斜面には、割としっかりと作られた階段が見えます。
あの階段を登ってみたい。。。w
一休みして、再び進んでいくと、松崎の町に到着しました。
イカがおいしいとカミさんのお姉さんから教えてもらった「さくら」という店に行ってみようと、丁度お昼時になるよう見越してやって来ました。