会津磐梯・那須塩原ドライブ【1】(2018/06/15~06/16)
チビも数度にわたる近場の旅行で、だいぶ車中泊旅行にも慣れてきたようなので、少し遠出をしようという話になった。目的地をいくつか考える中で、日光方面から福島方面へ抜けるルートをまだ走ったことがなかったので行ってみよう、ということになり、一路旅の人となった。
2018/06/15
この日は移動のみ。2人で旅していた時は夜出発の夜半過ぎ現地着、なんて行程もよくあったが、チビを座席で寝かすのは流石にかわいそうということで、子供が生まれてからはそういう行程は組まないようにしている。
自分らが子供の時は、リアシートを倒して荷物室に布団かなんかを敷いて、そこで寝ている間に親が運転して移動、なんてことを普通にやっていたが、万一事故を起こしたら取り返しがつかないことになりかねない。なので我が家ではその技は封印している。
夜移動ができないと、休日初日に移動することになる。まぁ、普通のドライブならそれが当たり前なのだと思うが、朝から移動すると道が混んで目的地にたどり着くのに時間がかかってしまうのが難点。
そこで、昼過ぎ位から出発することになるわけだが、そうすると現地に着くころには夕方過ぎになってしまい、結局一日移動で終わる。
休みを目いっぱい活用できない歯がゆさがあるが、こればかりは仕方がない。
そんなわけで、この旅行も昼下がりに自宅を出発したので、目的地最寄りの道の駅しおやに到着したのは20時過ぎとなった。
そのくらいの時間はもうチビを寝かせ付けないとならない時間である。寝台を広げて電気を消したらあとは寝る以外にやることがない。そういう意味では大人にとっては実に健康的だ。
2018/06/16
天気は時折雨が混じる曇り空だ。幸先はあまりよくない。自分が車の寝床を片付けている間、カミさんとチビは雨が上がっている隙を狙って朝のお散歩。
飛行機、だそうだ。
それから車で朝食。思ったより気温が上がらず肌寒い。チビも寒がっていたので、近所の衣料品店でラッシュガードを購入。ちょっとデカい。
その店はゲームコーナーを設置していて、チビがライドにハマってなかなか剥がせない。父は日光さる軍団に行きたいんだよー。
何とか引き剥がして日光さる軍団にむかう。
猿回しといえば、40代くらいの人なら反省ザルを覚えている人も多いだろう。
テレビ出演でブレイクしたことがきっかけで、かの猿(次郎)と、その猿回し師である村﨑太郎氏が、当時はメディアに頻繁に登場していた。
一方、同じころ、日光猿軍団という施設がこの場所に開業する。そちらも盛況だったそうだが、東日本大震災による風評被害等が影響し、施設は閉演となってしまう。
それを見かねた村﨑氏が日光猿軍団と交渉し、2015年に日光さる軍団として再出発することとなった。
猿が猿回し師の指示に従って動く姿は、とてもユーモラスで、そのうち実物を見てみたいと思っていたのだが、日光を旅する機会が多くなかったのと、カミさんはさほど興味を持っていなかったのとで、なかなか来ることが出来なかった。
が、今回チビに見せたい、という大義名分?により、念願かなって行程に組み入れることができた。
ということで、入場して、まっすぐ猿回しの会場へ。
猿は大きい子から小さい子までいて、猿回し師の振付に従ったり従わなかったりしながら舞台が進行していく・・・正直村﨑氏がテレビで見せていた次郎との軽妙なやり取りや絶妙な間合いからすると、少し間延びした感じがしなくもなかったが、振付に従わない猿をトークでフォローするところまで含め、素直にすごいな、と思った。
肝心のチビは、ママのおっぱいをせがんでばかりで、全く見ていなかったが、あれは大義名分なので、自分が見れただけで満足w
そのほか施設内には、オリに数頭の猿が飼われていたり、ガラス張りの小屋の中で妙に暴れまわっている猿がいたり、サッカーをやっている猿がいたり、と見ていて飽きない。
猿は社会性のある生き物なので、位の低い猿は露骨に卑屈な態度をしている。人間社会でもどこかで見たような景色である。やっぱり人間も猿の一種なんだな、と思わされる。
そんな猿の気持ちを想像して勝手にアテレコしてると、何時間でもオリの前にいられそうであるw
それはさておき、サルとエアホッケー対戦ができるアトラクションがあった。
チビもチャレンジしてみることに。知能は互角か?
3本勝負で、最初はチビ優勢で試合が進んでいく。が、いかんせんパックのセンターを強くヒットさせることができないので、相手側まで届かない。
ようやく届くと猿は全力で打ち返す。全く手加減する気がない。チビは防御の仕方を知らないので、全力で打ち返されるパックになすすべがない。最初のうちは運よくマレットに当たったりして助けられていたが、そうラッキーは続かない。
結果3-0で猿の勝ちだった。残念。
チビは悔しがることもなく試合を終えたが、見ている親はハラハラドキドキ。予想外に白熱した。