札幌出張【4】(2021/08/07)

もう一つの保存施設である、東旭川農村環境改善センターに向かう。
東旭川農村環境改善センターに着く少し前あたりから雷があちこちで落ち始めた。高い建物がないだだっ広い水田地帯なので、その稲光が落ちる様が良く見えて若干怖くなる。

ほどなく現地到着したが、周りで頻繁に雷が落ちるので、車から降りる気にならなかった。
幸い、保存車両が置かれている場所は道路に面していて、車の中から窓越しに撮影することができた。

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旭川電気軌道 モハ1001。同線で最後まで活躍していた電車だ。
昔の東急の車両のような緑色の車体だが、東急よりも一段と濃い色になっている。
客室の窓が一枚式になっていて、当時としてはかなりスマートな電車だったのだろうな、と思う。

車両はとても大切にされているようで、野晒しだが錆なども見当たらず、きれいな状態で保存されている。

撮影を済ませ、トイレを借りようと農村環境改善センターの駐車場に車を移動した直後に猛烈な夕立。しばらく車内での待機を余儀なくされた。

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嵐のような風が吹き付けてきて、車が左右に揺さぶられる。夕立だからそのうち止むのはわかるが、不安になるひと時だった。

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エアコンをつけた車の中が妙に冷えてきたな、と思ってふと温度を見ると、23℃を指している。2時間ほど前には占冠村で38℃だったので、一気に15℃下がったことになる。どおりで涼しいわけだ。。。

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10分くらいすると雨が落ち着いてきた。相変わらず空は雷鳴が轟いており不安だったが、落雷は見えなくなった。
再び車両の近くまで行って、そそくさと撮影してきた。

ガラスが2枚ほど割れてべニアで塞がれているものの、それでもきれいな保存状態である。

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窓越しに運転席も覗いてみた。板張りの床や、計器類のレイアウトあたりは流石に時代を感じる。
運転席の椅子は元からなのか、後でそうしたのか分からないが、床に固定されていなかったようだ。

 

これで旭川でのタスクはすべて完了。あっという間である。なんか、この写真を撮るためだけに旭川に来たと考えると、壮大な無駄をしている気がするが、まぁ、考えたら負けだw

とは言っても、せっかく旭川までわざわざ来てこのまま帰るのでは愚の骨頂過ぎる。せめて温泉くらいには入って帰ろうと思い、スマホで調べてみると、付近に何カ所か温泉施設があるようだ。ほとんどが旭川の市街地にあり、他に東神楽町という町に一軒あるとのことだ。
東神楽町の方が、市内よりは混んでいないだろうと考えて、そちらの温泉を目指した。

その東神楽町は東川町の隣町である。施設はさっき見学が叶わなかった郷土資料館の、忠別川を挟んだ川向いのような位置にあるので、ほぼほぼ来た道を折り返すコース。

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で、到着。写真は帰りがけに写したものなので夜の写真だが、今は18時ちょっと前。
施設の名前は森のゆ花神楽という。駐車場には車が沢山停まっている。これはもしや。。。

案の定、中に入ると館内のそこいらじゅうを子供が走り回っていて、風呂場にも多くの人がいる。郊外なので閑散としているかな、という読みは大外れだった。

まぁ、風呂自体はそこそこ楽しめたので良しとしよう。
風呂を済ませたらいい感じに夕食の時間である。付近に飲食店はなさそうなので、ついでに済ませることに。

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バジルチキンカレーというのを食べたが、カツが2枚乗っていて、ボリューム満点だった。バジルの風味は最初は楽しめたが、後半はやや食べ飽きてしまった。

 

夕食を済ませると、後はひたすら札幌への帰宅ルート。高速を使えば2時間くらいの道のりだが、この時間帯なら一般道も空いているだろうと思い、一般道を進んで、宿には日付が変わる頃に帰ってきた。

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※実データを乗せるとサーバに負担がかかりそうなので、画像で。

一日で450kmくらい走ったので、なかなかにくたびれた。。。

Posted by gen_charly