札幌出張【6】(2021/08/10~08/13)
2021/08/10
この日から週末までは平日なので業務を行わなければならない。仕事の話を書いてもつまらないので、トピックスのみ。
今日まで世話になった民泊のチェックアウトが今日である。今晩からは別のホテルでの暮らしが始まる。
民泊のチェックアウトが10時、次のホテルのチェックインは16時。その間は借りた車で仕事をしようと思っていた。が、ラッキーなことにI君が既に札幌にいる。流石に車の中よりはホテルで仕事した方が断然はかどる。I君に相談したらOKが出たので、彼の宿泊先にお邪魔して業務をすることになった。
ということで、民泊をチェックアウト。外に出るとなんか妙に肌寒い。昨日までの酷暑が嘘のような涼しさだ。
車の温度計を見ると19℃を指している。え?20℃いってないの??
東京で出発前にチェックした天気予報では、連日30度を超す予想が出ていたが、車に乗り込んですぐ天気予報をチェックしたら、今日以降暫く最高気温25℃未満の日が続くという予報に変わっていた。
そりゃ困る。なにせ夏服しか持ってきていないのだ。なんなら今もハーフパンツとサンダルのいでたちである。明日以降、客先に着ていく服も半袖のワイシャツしかない。こんな薄着でブラブラしていたら風邪を引いてしまいそうだ。
このご時世風邪なんか引いたら、コロナ感染を疑われて大騒ぎになる。下手したら客先から門前払いを食らう可能性もあるので絶対に回避しなければならない。
I君と昼食を済ませた後、駅前のユニクロに行って長袖を入手。靴は気に入るものがなかったので、それは後で別の店に行って見よう。
しかし、昨日まで33℃とか35℃とか言う気温をたたき出していたのに、この急変ぶりは何だ。
今日がマラソンの開催日だったら、あんなに大勢のリタイヤを出さずに済んだのに、と思った。思っても詮無いが。
服を買ってホテルに戻ったら、後半戦を過ごすホテルのチェックイン時刻になったので移動することに。結局ほとんど仕事してない。。。
こちらのホテルはシングルルームだが、この広さである。広々とした部屋で快適に過ごせそうだ。
チェックインを済ませて、後は軽く明日の準備をしたらのんびりしようかと思っていたのだが、昼間殆ど仕事してないので、たまった仕事を片付けることにした。
車は20時までのレンタルだったが、もう使う見込みもなくなったので、返却することに。
レンタカー屋までの道すがら、創成通りを通ったら、マラソンのコースを示す路面のマークやフェンスなどがまだ残されたままになっていた。ここでオリンピックをやっていたんだな、と改めて思った。
車を返却した足で靴屋に寄って靴も購入。これで足元も温かく過ごせる。
ホテルに戻ったら、後はひたすら仕事。明日の作業に向けた準備などをして過ごした。
2021/08/11
この日は朝から客先で仕事。色々トラブルもあって時間がかかったが、本日分のタスクは無事完了。
そのせいで退館が20時過ぎになってしまったのだが、まん延防止措置の影響で大体20時で店じまいなので、夕食に困ってしまった。
ここ1年ほど、客先で作業が長引くと夕食難民に陥ることが多くて困っている。まぁ、自宅に戻れば食べ物はあるのだが、家に着くころにはカミさんもチビも就寝しているので、音を立てるのが憚られる。
なのでこれまでも外で済ませてしまうことが多かったのだが、このところのまん延防止措置で店が早々に閉まってしまうので、少しでも遅くなるとコンビニしか開いていない。
殆どの飲食店が閉まっている中でのコンビニの存在は、まさしく「あいててよかった!」なのだが、コンビニもイートインスペースは閉鎖されているので、買ったものは外で食べなければならない。弁当を外で広げる訳にもいかず、スナック類を食べ歩きして小腹を満たすことしかできない。
食事にこだわりがあるわけではないが、流石にこれでは味気ないったらありゃしない。。。
客がタガを外しやすい居酒屋とかは仕方ないとしても、ファーストフードまで閉められると割と本気で困るのだ。どうにかならないものだろうか。
話が脱線した。
そんなわけで、探すだけ無駄と悟って、夕食はコンビニ飯で済ませた。
まぁ、ホテルで落ち着いて食べられるだけマシか。
2021/08/12
この日も仕事。昨日と違い順調に進んだので、明日の作業まで前倒しで進めた。あわよくば今日作業を完パケさせて、明日はホテルで業務にすれば楽ちんだな、と思っていたのだが、客から作業報告は明日にしてくれ、と言われてしまったので、結局明日も出てくることになった。だったらシャカリキに前倒ししなくてもよかったか。。。
作業中に件の職S君から連絡あった。晩御飯のお誘いだったのだが、今日完パケまで頑張ったら昨日同様に20時くらいまでかかる見通しだったので、回答を保留にしていた。
だが、そういう訳で18時に退館することが出来たので、合流することにした。
連れて行ってもらった店はすすきのにある、さっぽろジンギスカンという店。
彼曰くここのジンギスカンが札幌で一番旨いということだ。
カウンターのみのこじんまりした店だが、待たされることなく席に通された。これまたまん延防止措置の影響でお酒の提供がないということなので、ノンアルコールビールで乾杯。
写真の皿1枚で1000円。なかなかのプライスだが、そこは豪快な職S君、値段に臆することなく盛大に鉄板に乗せて焼いていく。
程よく焼けたところで、たれにつけてほおばる。ヒツジの肉特有の臭みも殆どなく、彼が太鼓判を押すだけはある絶品なお肉だった。
あまりにおいしいくて、2枚、3枚と皿を重ねたらふく食べてしまった。
職S君は北海道旅行のエントリでは初登場になる(6日の記事で一度登場している)が、かつての職場で同僚だった男だ。
趣味のベクトルが大幅に違ったので、プライベートで遊ぶことはなかったが、気さくで年も近く、またカミさんとも顔見知りなのでよくつるんでいた。
札幌出身で就職のために都内に出て来ていたのだが、そこの会社を退職後に札幌に戻ってしまったので、連絡は取り合っていたがなかなか会えずにいた。
そんな状況下での再会なので、お互いの家族の話や、辞めた会社で繋がっている人の話など、話は尽きない。
肉を貪りながら、この店の話も色々教えてもらった。自分は腹が膨れると色々忘れてしまうタチなので、細かい話は忘れてしまったが、今日はすぐに着席できたが、この店は大変な人気店なので、普段待たずに入れることがまずない、という話が印象に残っている。
個人的には店先で行列に並ぶのが苦手なので、すんなりと食事にありつけたことはこの上なく有難いが、コロナ禍によってこんな人気店でも少なからず影響が出ているのだな、と改めて考えさせられたからだ。
肉をあらかた片づけたら、次のアドバイス。ジンギスカンのたれの残りは、店で用意してくれているジャスミン茶で割って飲みきってしまうのが、この店のお作法だというのだ。それは絶対美味だろう。割って飲んでみたら、うまみの凝縮された実に美味しいスープだった。
全部飲んだら体に悪そうだなと思ったが、止められる訳がないw
おいしく平らげてしまった。
ちなみにそのスープ、ご飯にかけて食べるのもまた絶品らしい。そら絶品だろう。職S君はそうして残したご飯にかけて食べていたが、自分は早々にご飯を食べ終えてしまっていたので、試せなかった。先に教えてほしかったな。。。
美味いジンギスカンをたらふく食べておなかは満足した。自分はそれだけで満足なのだが、お酒が飲めていない職S君はもう一軒行きたい!と言い出した。
お酒を飲むためだから目的地は夜の店だ。すすきののスナックに誘われた。平時なら付き合うのは全く吝かではないのだが、このご時世である。換気のよくない店に行くのは流石に憚られる。出張中にすすきのに行ってコロナに感染した、なんて職場には口が裂けても言えない。
逸る職S君にそう伝えると、
「俺も感染は怖いから、(まん延防止措置の20時閉店要請を無視して)やってるって大っぴらしている店には(混んでるから)行きたくないけど、こっそり営業している店があって、そういう所は人があまり来ないからむしろ安心なんだよ。」
という。なるほど、そういう考え方もあるのか、と思った。まさしく持つべきものは地元の友達である。
で、何軒か彼の心当たりの店を訪ねてみたのだが、お盆ということもあってかやっていない店が多く、やってても先客がいて既に混んでたりしていて、丁度良い店が見つけられなかった。
職S君は酔って騒ぐ人間じゃないので、ホテルとか家飲みでもいいかなと思ったのだが、結局それで解散となった。内心ほっと胸をなでおろす。。。
ホテルまで送ってもらう途中、明日、I君も誘ってドライブを兼ねて美味しいウニ食べに行こうよ、と誘ってくれた。
明日は客への報告のみなので、午前中には仕事がはけてしまうだろう。そしたら午後半休を取って遊びに行くのも悪くない。
ということで、I君にも声をかけてみたが、面識ない人と会うのは気がかりということでやんわり断られてしまった。
2021/08/13
上述のとおり、この日は客先報告のみ。順調に終わって予定通りお昼前に退館。
昨日の職S君からのお誘いの件、折角地元民がお薦めする美味しいウニが食べられるなら、自分だけでも行こうと思っていたのだが、ホテルに戻る道すがらで上司から別件のサポート依頼が入ってしまい、休暇を取りそびれてしまった。
遊ばせねーよ、という強い意思を感じた。遊んでるのバレてる!?
仕方ないので、職S君にお断りの連絡を入れる。あーあ、折角のウニなのに。。。
そういう訳で、昼食はI君に同行。一粒庵というラーメン屋で食べた。
ここの味噌ラーメンは味付けがかなりしっかりしている。にも関わらず、不思議と後味がさっぱりとした美味いラーメンだった。
美味いものばっかり食ってバチが当たらないだろうかw
その後ホテルで仕事していたら、16日の作業が調整の不手際で延期になったという連絡があった。もう数日延長か?と期待・・・嘘、動揺したが、流石に帰って来いと言われた。
ということで帰還日程を前倒しすることになったのだが、明日から週末である。
せっかくの北海道、そのまま帰ったらもったいない。レンタカーも手配済みなので、明日もうひと遊びして日曜日に帰京することに。
当然宿泊費が精算できないので、領収書を分けて発行して貰ったり、飛行機の便を取り直したり、もろもろやっていたら日が暮れた。
さて、明日はどこに行こう?
どうせなら行った事がない場所に行ってみたい。一番端っこを目指すのはどうだろうか。北海道には稚内と根室の2カ所日本の端っこある。そこに行って端っこにタッチしてみたい。
7日に敢行した、厚真経由旭川までの400キロ余りのドライブは普通に成功したので、時間の面だけでいえば問題なさそうだ。
ただ、渋滞に巻き込まれたり、途中で疲れて再起できなくなったりしたら、大幅に時間をロスする危険もある。
日曜日の10時には車を返却しないとならないし、どんなことがあっても飛行機に乗れませんでした、だけは避けなければならない。
そんなところまで行って帰ってこれるだろうか、という一抹の不安。もっと手近な場所で済ませて、時間的なバッファを持たせておく方がよいだろうか。。。
一頻り悩んだが、自分の性格上、行きたいと思ったらどうにかして行く方法を考えてしまう。
まぁ、高速もそれなりのところまで開通しているようなので、うまく活用すれば問題ない気もする。
最北端と最東端だったらどっちがいいだろうか。これまた一頻り悩んだが、最北端を目指してみることにした。理由は特にない。
一応、リスクヘッジとして、旭川にお昼までに到着出来ることを前提としたいと思う。
混雑するとしたら札幌の市街周辺位のものだろう。そこが順調なら旭川には昼頃には到着できる筈。無事予定通りに進めたら最北端アタックしてみる、という計画とした。