山梨ドライブ2022【２】（2022/03/20）
悲喜こもごもあったが、お風呂は済んだ。ぼちぼち合流の事も考えなければならない。
弟に連絡すると今はお店で夕食中とのこと。その後温泉に行って、それから泊る場所を決めるということで、時間が読めない。まぁ、いずれにしても合流はまだもう少し先になりそうだったので、こちらも晩御飯を済ませてしまうことにした。
週明けは弟夫婦の結婚記念日なので、できれば何かお祝いをしたいなと思ったのだが、今から小物を探しに行くのは大変なので、カミさんのアイディアでケーキを買って持っていくことにした。
だが、近隣のケーキ屋を調べたらシャトレーゼくらいしかないらしい。まぁ、ちょっとベタだが気は心ということで。。。
折角のお祝いなので、ケーキはホールで買おうと思っていたのだが、店でケーキを選んでいるときに、ナイフを持ってきていないこと気付く。弟の方も外食をしているくらいだから多分持ってない気がする。
ダメもとで店員にカットして貰えないか相談したら、できません、と冷たくあしらわれてしまった。ダメか。
ということでホールケーキ案はボツになり、カットケーキを人数分買っていくことにした。
それから夕食。温泉に行く途中の道すがらで見かけたほうとう屋が車も沢山停まっていて盛況そうだったので、そこで食べようかという話も出ていたが、シャトレーゼに来たら方角がずれてしまったので、結局定番の小作に行くことにした。
石和温泉駅近くの小作にやってきた。時間は２０時近かったので空いているかなと思ったのだが、甘かった。。。
３組ほどの待ちがあるという。他に行くあてもないので、素直に順番に並ぶ。
待っている間に待合スペースに置いてあったメニューに目を通す。
ここの店員の中？にイラストの勉強をしている人がいるようで、メニューは全てその人のイラストで描かれていた。
そのレベルの高いこと。
自分はそれを見ていたら飽きずに過ごせたが、チビは普段晩御飯を食べる時間を過ぎてしまっているうえでの順番待ちなので、ほどなく、はやくーコールが始まった。早く、って言われてもなー。。。
１５分ほどで声がかかり席に案内された。席は大きな座卓なので、いわゆる相席だが、一人一人透明な仕切りで区切られていて配慮はされていた。ただし、３人の席それぞれに仕切りがあるので、チビが孤立。
自分はいつも通り豚肉ほうとうを、チビはそこまで食べられないのでおにぎりを、カミさんはなぜか、穴子天丼をそれぞれ注文した。
そこからまたしばしの待ち時間。チビがいい加減飽きてそわそわしだす。
幸いおにぎりが最初に運ばれてきた。握りが甘く、チビが食べるそばからボロボロ崩れる。もはや何を食べているのか分からない状態に。。。
それから、穴子天丼とほうとうも運ばれてきた。
例によってこれをシェア。
ほうとうはいつもの安心の味。チビは初ほうとうだが、うどんかぼちゃ大好きなので、気に入らない訳がなかった。
一方、穴子天丼は最初はうまかったのだが、後半ちょっと食べ飽きてしまった。
食べている間に弟から今日の宿泊地について連絡があった。道の駅にらさきに行くのでそこで集合、とのこと。
韮崎か、いま石和なんだが。。。
今の時間から韮崎に向かったら、どんなに急いでも２２時くらいになってしまう。流石に２２時過ぎてケーキは食べられないので、できればもう少し近い所で合流したいところだが、明日金沢に帰るための足掛かりとして決めた場所らしく、韮崎一択らしい。
もちろん、ケーキの件は弟には伝えていないのだから、こちらのもどかしさを理解してくれるはずもないことは分かってはいるが。。。
ケーキは明日の朝食の後に渡すことにしよう。まだ寒いので一晩おいても傷むことはないだろう。
食事を済ませたら、明日の朝食をスーパーで入手して大急ぎで韮崎に向かう。流石に高速を使った。
で、予定通り２２時に到着。弟もほぼ同時にやってきた。
それから、弟の車の中に移ってみんなで久々の再会を祝す。自分は奥さんや甥っ子たちへの挨拶もそこそこに中座して、自分の車の寝床をセッティング。
小さい車なので、持ってきた荷物を右に寄せたり左に寄せたり、寝床のセッティングにはそれなりに時間がかかる。ガサゴソと頑張っているうちにカミさんが車に戻ってきた。
流石にチビが寝る時間を大幅に過ぎているので、チビを預けて戻ってきたとのこと。寝相よく寝てくれるかだけが心配。
今日はこんな時間なのであまりゆっくりと出来なかったが、その分、明日早起きしようということで、早々に就寝となった。
2022/03/21
道の駅韮崎は昨年も出張の余暇でドライブをした折に立ち寄っている。道向かいのドームの記憶も新しい。
起床は７時。全然早くないが、まぁこんなものだろう。
チビがいなかったので、２人だけの車内は広々快適。寒さも気になることなく熟睡できた。
トイレなどを済ませているうちに、弟たちも車の外に出てきた。
子供たちは早々に目を覚まし、ゲームをしていたらしい。
弟の車を改めて観察する。1年ほど前に買ったというキャンピングカーだ。
彼のお父さん(≠自分の父親)も昔キャンピングカーに乗っていて、キャンピングカーの入手は弟の念願だったという。
しかしデカい。。。有ったら快適な旅が約束されるが、我が家では持て余してしまいそうなサイズだ。
2段ベッドは装備していないので、大柄な車だが定員は4名らしい(寝なければ８人くらいは乗れそうだ)。
ま、何にしてもまずは朝食である。車を停めたところの裏がすぐ芝生になっていたので、ここに食卓を拡げる。
弟たちは旅行中の食事は基本外食なので、車内に食べ物や調理器具は持ち込んでいないらしい。やっぱり。
ギャレーのついたキャンピングカーなのにもったいない。。。
そんな気がしたので、昨日夕食の調達の折に食パンを2斤と具材を買ってある。ということで自分んちプレゼンツの朝食会を開いた。
もちろん、それだけでは大人たちの腹の足しにはならないだろう。メインディッシュのための前振りなのでしばし待て。
食事が済んだらおもむろにケーキを陳列。朝っぱらからケーキはなかなかないシチュエーションだが、弟たちは思いがけないサプライズに殊の外喜んでくれた。まずは良かった。
芝生の裏手は土手になっていて、その背後を川が流れている。その向こうには八ヶ岳が雄大な裾野を広げている様子が見える。
いい所に来たなーと思わせる風景が、食事の良いスパイスになってくれた。
食事を済ませて、子供たちを河原で遊ばせている間に寝床も片付けて、さてこの後どうしようか、という話になった。
弟たちは諏訪湖に行きたい、というのだが、諏訪湖まで同行したらこちらの帰りが大変になる。だが、スマホで検索してもこの辺にみんなを満足させるアクティビティがこれと言ってなさそうな感じである。
各自スマホで検索していたら、ハイジの村という施設がヒットした。ここから１５分ほどのところだ。
通常７１０円の入場料が３月いっぱいは２６０円に割引になっているらしい。まぁ、時期的にそれだけ見どころが少ないということなんだろうが、遊具もあるっぽいし丁度いいんじゃないかと思った。
ここはどう？と提案してみるものの、なんかみんなの食指が伸びてこない。カミさんは入場料がかかることに抵抗があるらしく、神社とか寺でもいいんだけど、とか言っている。。。落ち着け、子供が遊べる場所だ。
河原で遊んでいた子供たちは、やがて遊び飽きて戻ってきた。戻ってくるなりチビがキャンピングカーに乗ってどこかに行きたい、と言い出した。これは弟の自慢欲をくすぐったようだ。魔性の女かｗ
皆乗せてやるから、その辺一周してこよう、と誘われた。
その辺一周するだけなら、と、着のみ着のままで車のリアシートに乗り込む。
流石にワイドロングのハイエースである。横幅も広く車内は快適そのもの。ついつい、欲しくなってしまう自分がいる。
がさっきも言った通り、地元でこの車はデカすぎる。。。
快適だねー、などと感想を言っていたら、やがて例のハイジの村が見えてきた。せっかく近くまで来たんだからのまま行っちゃえばいいのにな、と思った気持ちが通じたかどうかは知らないが、弟は車をハイジの村の駐車場に進入させた。
おい、行くのかよ。。。