鳥取ドライブ【６】（2022/08/14）
歩道を下って出発地点に戻ってきた。
思っていたよりボリュームのある鍾乳洞だった。チビも堪能できたようでなにより。
ところで、この鍾乳洞の入洞料金にはおみくじ代が含まれているらしい。チケットにそう書いてある。
麓の土産物屋におみくじの入った箱が置かれていて、１枚引けるそうだ。
普段、おみくじを引くのは初詣と節分の後と決めているが、料金に含まれているなら運試ししてみよう。
ちなみに、おみくじを引くのにチケットの確認を求められなかったので、誰でも引き放題と言えばそのとおりなのだが、まぁヤボなことは言わないでおこう。
ちなみに中吉だった。
さて、時間は１７時を回ったところだ。鍾乳洞も堪能できたので、ぼちぼち会場へ移動しようか。。。と思ったらチビが釣りしたい！と言い出した。それは良い心がけであるｗ
折角の機会なのでチャレンジさせてみることに。まぁ、今日殆ど車に乗りっぱなしだったから、このくらいは楽しませないとね。
受付で料金（３００円）を払って竿とエサを受け取る。
竿は竹竿で、竿の先に仕掛けが付けられている。この仕掛けが外れたらゲームオーバーとのこと。エサはカレールーひとかけ分くらいの練りエサが貰えるが、使い切ったらお替りも可能だそうだ。
魚が釣れたら、横の調理場で調理して食べることもできる。そこの利用は無料ということで釣り堀にしてはサービス満点なのだが、閉館時間が近いので今の時間は借りられないらしい。
なので、釣れたら持ち帰るかリリースすることになる。我々に持ち帰り、という選択肢はないので、釣れたらリリースするしかない。
今回は全てチビに自分でやらせてみることに。
まず、仕掛けに練りエサをくっつける。それからポイントを決めて糸を垂らす。
池の中を泳ぐ魚は良く見えているので、そこを狙って竿を垂らせばそのうち釣れるだろう、と思っていたのだが、タナを取ることを教えていなかったので、仕掛けを底まで沈めてしまった。沈む間に一瞬魚が寄ってくるが、仕掛けが下に行ってしまうので、食いつかないままどこかへ行ってしまう。
更に竿を不用意に動かしてしまうので、いつの間にかエサが外れている。こりゃイカン。
一旦竿をあげてエサを付け直す。タナの取り方や竿をあまり動かさないように、とレクチャーしたら、パパやって、と竿を渡された。
なんか、最近プライド高くなったのが、人から指示されることを嫌がることが多い。
まぁ、とりあえず見本の一つも見せてみるか、と竿を受け取ってチャレンジする。タナを見極めて仕掛けを落とすと、わらわらと寄ってくるが、エサをばらされてしまう。
そうこうしているうちに閉館時間が近づき、他の客が一人、また一人といなくなっていく。
このまま釣れないままゲームオーバーはかわいそうと思ったのか、スタッフのおじさんがエサのバケツを片手に部屋から出て来て、池に撒き始めた。シカケの近くにエサを撒いて魚を寄せてくれた。
急ぎ、仕掛けにエサを付けたらチビに竿を渡して再チャレンジさせる。数秒後、竿先がグンと下に下がった。
が、竿のあげ方を教えていなかったので、戸惑うチビ。慌てて自分がそばに寄ってアシストしよう、と思ったらバレてしまった。残念。
竿を上げたら仕掛けが外れてしまったので、これでゲームオーバー。
釣りあげることは出来なかったが、アタリの感触を味わうことはできたと思う。今度ちゃんとレクチャーしてゆっくり釣りに行くか。
気が付けば閉館時間を過ぎている。敷地内の客は我々しかいない感じである。踊り会場もそろそろ温まり始める頃だろう。ぼちぼち行くか。
移動の最中、ザーっとにわか雨が降ってきた。それを見てカミさんが不安な表情をしている。雨による中止を懸念しているらしい。
郡上踊りは警報が出るようなレベルの荒天でない限り、土砂降りでも開催される、という話なので、この程度の雨なら心配はいらないだろう。
カミさんは踊りの輪に加わるつもりらしい。そうなると傘がさせないので、我々が雨でずぶ濡れになることを許容できるかの方が問題になるかもしれない。
ちなみに、雨天決行の話を引き合いに出すまでもなく、この盆踊りは、まぁとにかくスケールが大きい。
まず開催期間が長い。７月～９月の３０日以上に渡り、町内各所で毎晩のように盆踊りが開かれるのだ。そんなロングラン盆踊りは他では聞いたことがない。
特にお盆の期間中は盂蘭盆会と言って、夜通し踊り通す日が数日にわたって続く、かなりエクストリームな盆踊りなのだ。
期間中は数十万人からの人がわずか４万人ばかりの街に殺到する。
昨年、一昨年と２年連続で新型コロナ禍の影響で開催中止となっていたが、今年は３年ぶりの開催となるらしい。偶然とはいえベストなタイミングで来たものだ。
感染防止対策の観点から、規模はやや縮小され、盂蘭盆会も徹夜ではなく２５時で終了となってしまうようだが、それでも祭りの熱気を味わうには充分だと思う。
郡上八幡の市街地へ移動し、市役所の駐車場に車を停めた。普段は無料だが、お祭り期間中ということで１０００円徴収された。
チビにレインコートを着せ、親は傘をさして車を降りた。混雑している街中で傘をさしながら歩けるのか不安がなくはなかったが、出発して程なく、さっきまでしきりに降り続いていた雨が弱まった。これは期待できるか。