鳥取ドライブ【12】(2022/08/15)

まずは天橋立を高いところから見下ろしてみたいので、天橋立ビューランドというところに向かう。天橋立ビューランドは文珠山の上に作られたレジャー施設で、天橋立が一望できる展望台や、子供向けの遊具などがある。

入場料は、大人850円、小学生以上の子供450円である。買い求めようと列に並んでいる間、売り場前に掲示されていたポスターに、近隣の智恵の湯という温泉の入浴料とのセット券が売られている旨が書かれていた。
智恵の湯は大人700円、子供350円なので、合計すると大人1550円、子供800円となるが、セット券だと大人1000円、子供500円で両方の施設がつかえるらしい。

天橋立を見学した後どこかの風呂へ行くつもりだったので丁度いい。近辺で寝る準備が済ませられたらそれだけ早く就寝できる。ということで、セット券を購入することにした。

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山の上の施設へはリフトかモノレールを使って登ることが出来る。利用料金は入場料に含まれており、どちらを使ってもよいとのこと。
チビが以前どこかの施設でリフトを見て乗ってみたいと言っていたので、登りはリフトにしよう。

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ここのリフトは一人乗りだが、小さい子供は親が抱っこして乗ることもできるそうだ。
一方、小学生以上なら1人で乗ることもできるらしく、チビを1人でリフトに乗せてみることにした。

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ちゃんと乗れるか後ろで見ながらハラハラしたが、危なげなく乗り込んで、一路空の人となった。

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リフトは割と傾斜の強い斜面を登っている。概ね、地上2~3mくらいのところを通っている。落下したら大けがを免れない高さだが、ベルトなどで固定されている訳ではないので、ちょっとした不注意でも落下しかねない。乗る前にじっとしてるんだよ、言ってはあるが、悪ふざけして落下したりしないか、暫くはヒヤヒヤした気持ちで眺めてた。

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何しろ万一落下したら、地面に転がるチビをどうすることも出来ないのだ。
考えただけでソワソワする。。。

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が、そんな親の心配をよそに、チビは至って大人しく乗っていた。
背後を振り返ると眼下に天橋立の姿が見える。が、ここで見てしまうと感動が薄まりそうな気がしたので、あまり見ないようにする。

リフトは間隔が広いのでソーシャルディスタンスはばっちりw
10分ほどの空中散歩を堪能し、頂上で下車。降りるときも危なげなく降りていた。

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リフトを降りると、眼前が遊園地になっている。遊園地といっても遊具はそれほど多くないが、チビくらいの年頃の子供が大喜びしそうな、観覧車、メリーゴーランドなどの定番が揃っている。

案の定、それを見たチビが乗りたい!と名乗りを上げるが、遊具に乗るためにここに来たわけじゃないので後回し。

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まずは、見晴らしの良いところから天橋立の全貌を眺める。
天橋立もまた有名すぎる名所なので改めて説明する必要はないと思うが、日本三景の一つに数えられる絶景の地である。
いわゆる砂嘴と呼ばれるもので、海流によって運ばれてきた砂が吹き溜まってやがて陸地になったものだ。

ここは福井県と京都府にまたがる若狭湾の最西端にある。若狭湾の最西端は丹後半島となり、その東隣にある栗田半島と言う小さな半島に囲まれた小さな湾を宮津湾という。
その宮津湾の最奥部で、更に入り江が二手に分かれるが、その海域を真ん中で割るように天橋立が伸びている。片方の入り江は阿蘇海と呼ばれ、砂嘴によってほとんど塞がれているので、汽水化して湖のように静かな海となっている。

自分は天橋立については子供の頃からその存在は知っていた。多分教科書などで見たのだと思う。
いつか訪ねてみたいと思っていたが、上述の通り、このエリアはなかなか訪ねることができずにいた。

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さて、天橋立といえば股のぞきである。
眺めのよい場所にお立ち台のように石が置かれている。その上に天橋立に背を向けるように立ち、股の間から天橋立を眺めるのが股のぞきである。ここへ来たらぜひやっておきたいアクティビティ?だ。

なぜ、逆さまに見るのか。それは、ここが飛龍観と呼ばれる眺望の地であることと関係している。
飛龍観はその名の通り、天橋立が龍が空へ舞い上がる姿のように見えるという場所である。

龍が舞い上がる姿は、股のぞきで天橋立を逆さま見ると拝むことが出来る。だからここで股のぞきをする。
なぜ、そんなことを書いたかと言うと、現地の解説板にやや異なることが書かれていたからである。

解説板によると、

「股のぞき台の上で股を開き頭を深く下げていると、だんだん頭に血が充血して目が廻るようになり、まさに天橋立が幻想的に紫紺の空に続くようになる」

と書かれていて、龍が舞い上がる姿に見える、ということに触れられていなかったからである。

なお、ここの飛龍観を含め、阿蘇海の周囲には天橋立四大観という、天橋立を見るための展望台が4カ所ある。
それぞれ飛龍観、昇龍観(斜め一字観)、雪舟観、一字観と呼ばれていて、様々な角度から天橋立を見ることが出来る。

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まぁ、ごちゃごちゃ言っててもしょうがない。とりあえずやってみた。
実は、現地にいるときには飛龍観の事を知らなかった。なので、逆さまの天橋立が見えただけだった。説明が無くても龍に見えるくらいの想像力を身に着ける必要があるw

チビは股のぞきのあと、なんか見えた!と言っていたが、何が見えたの?と聞くと答えを濁された。何が見えたのだろうか。。。

Posted by gen_charly