はやぶさ乗り納めツアー - 2(2008/11/22)
— 寒っ! —
と言うことで、車中泊するに当たって、出来るだけ平らな場所で寝たいというのも有って、車の後部座席を倒してフラットな荷室を作ろうと思ったのですが、倒してみるとセカンドシートとサードシートの間に結構大きな隙間が出来てしまい、そのままでは眠れないので、試しにスーツケースを横倒しにして隙間にあてがって見たら、計ったようにぴったりサイズだったので、旅行中はずっとそこがスーツケースの指定席となりました。
で、少しでも寝床を暖かくする為に100円ショップで購入したアルミのレジャーシートを敷き詰めて、その上で寝袋に包まって寝ることにしました。
持ってきた寝袋は、原付のが3シーズン用で6℃から対応、カミさんのは同じ3シーズン用ですが2℃から対応という物です。
しかし、ここは阿蘇のカルデラの中。11月末と言えど気温はだいぶ下がります。
車についていた温度計で、外気温はおよそ1℃を差しており、少し心配でしたが、まぁ、車内はそこまで下がる事も無かろうと床につきました。
途中寒さで何度か目が覚めたものの、思いの外朝までしっかり寝てしまいました。
寒さより眠気が勝ったのかも知れませんが、こりゃ凍死しかねないパターンだな。。。
カミさんはしっかり熟睡できた、と言っているので、2℃対応と6℃対応の違いが出たようです。
気が付くと、外は明るくなっていて、時計を見ると8時を指していました。
歯を磨きに外に出てみると、結構寒いけど、よく晴れたいい天気です。
まぁ、寒いと言っても夜中の寒さに比べれば全然マシです。
歯を磨いてから、道の駅を散策しつつ朝食になりそうなものを探してみると、饅頭が売られていたので何個か購入してみました。
右の饅頭が高菜饅頭、真ん中上が、この辺の名物の「いきなり団子」、真中下が「のべだご」と呼ばれる平たい饅頭で、後はご飯ものが食べたかったので、山菜おこわも購入です。
「いきなり団子」は原付は初めて知ったのですが、団子、というよりは饅頭です。
(「いきなり饅頭」と呼ぶ所もあるそうです。)
で、なにが「いきなり」なのかに付いてはこちらをご参照ください。
・・・ってか、Wikipediaってこんなものまで載ってるんですね。。。
いきなり団子は、中にサツマイモとあんこが入っているのですが、殆どサツマイモの甘さだけなので、意外とさっぱりしていますが、イモがパサパサするので水物が欲しくなります。
逆に、おこわは適度な塩味の補給になって、すごく美味しく感じられました。
— 馬も日向ぼっこ —
朝食をほおばりながら、出発です。
交差点の向こうには阿蘇の往生岳がその雄姿をたたえています。
今日は天気に恵まれそうです。
まずは阿蘇山周辺の観光と言うことで、米塚と草千里を見に行ってみようと思います。
上の写真の道をまっすぐ進むと阿蘇パノラマラインで、10分ほど走ると山の中腹まで上がって見晴らしが良くなってきます。
途中の丘から撮った写真。
こうやって見ると、阿蘇が巨大な火口の中にある雰囲気が良く伝わってきます。
更に進んでいこいの村方面の分岐を過ぎるとすぐにちょっとした駐車スペースがありました。
ここでもう一度車を止めて車外に出てみました。
正面を見ると楢尾岳、奥に高岳がそびえています。
更に背後を振り返ると往生岳が見えます。
この辺では、牛や馬を放牧していて、あちこちで草を食んでいます。
みんなのんびりと草を食みながら日向ぼっこをしています。
この辺で飼育されているのはポニー種かな?
日差しを背に受けて、気持ちよさそうにしてます。
更に行くと程なくして米塚が見えてきます。
平らな土地にポッコリと盛り上がった綺麗な山です。
冬で草が枯れているのがちょっと残念。。。
草がうねうねと刈られているのでゴルフコースでもあるのかと思ったのですが、地図を見てもそのような記載がありません。
これはなんでしょう?
そして、背後を振り返ると丁度太陽を背中に従えた杵島岳が見えます。
あえて逆光狙いで撮ってみました。
荒涼とした雰囲気が出てますかね~?
そこから更に5分ほど行くと草千里に到着します。
ここは新緑の季節に撮った写真を見ると最高に綺麗な場所です。
道の途中に草千里展望台があり、駐車スペースも備えられているのですが、そこからの眺めは、目の前の木々が邪魔になってしまって、展望台という名前の割にあまり景色はよくありません。
道は、展望台のすぐ先でヘアピンカーブを切っているのですが、カーブを曲がった所から眺めた方がはるかに綺麗な景色が見えます。
写真の手前の方はご覧のとおり地面から湯気が出ています。
地熱の温度が高いんですね。