紀伊御坊と伊勢の鉄道【3】(2009/10/25)
2009/10/25
起床後、明るい所で北勢線の車両の撮影がしたくなって阿下喜駅を再訪した。
早朝なのでまだ辺りが薄暗い。この写真は露出を高くして撮影したが、
実際はこんなに暗い。まだ6時過ぎである。こんな早朝から活動を開始した理由は忘れてしまった。
駅前に停まっていたモニ226ももう一度撮影。荷物室が付いた車両なので側面の扉が3つある。
しかしデカいパンタグラフだ。
この車両は今どうなっているのだろうか。
昨晩は暗すぎて撮影できなかったのだが、車庫の近くに塗装をやり直されたばかり?のモ270形が置かれていた。
台車を外され物凄く小さい仮設台車の上に載っている。何だかすごく違和感のある光景だった。
それから向かったのが三岐線の保々駅。松本電鉄(アルピコ交通)の島々駅並みに変わった名前の駅だ。
ここに車庫があるので、車庫周辺を散策しながら写せそうな車両を狙ってみることに。
真っ先に目についたのが西武新101系。廃車後譲渡されたものだろう。
元西武701系(か801系)の801系。
ホームに101系が入線してきた。ちなみに三岐鉄道では列車に自転車を乗せて運んでいいらしい。
サイクルパスと名付けられていた。
そのあと向かったのがJR四日市駅。近鉄の四日市駅とは少し離れたところにあるのだが、市街の中心は近鉄の方にあるのでJRの方は少し寂れている。
四日市から伊勢鉄道への直通列車が発着している。丁度列車が来ていたので撮影。
イセⅢ形
なんかカタカナにローマ数字の組み合わせはルパンⅢ世みたいだ。。。
その足で近鉄四日市駅へと向かう。
近鉄四日市駅から内部・八王子線と言うナロー線が出ているが、現在ではこの路線も四日市あすなろう鉄道に移管されている。
そのため駅の名前もあすなろう四日市駅に変わった。
車両はナローゲージ路線で他の鉄道からの流用が効かず、かといって新製するほどのコストもかけられないので、リニューアルによって対処しているが、それでも移管後のリニューアルによって随分と小ざっぱりとした車両に生まれ変わっている。
この当時はまだ車両ごとに異なる色で塗り分けられた車両が走っていた。
四日市での車両撮影を済ませて、この後どうやって帰ろうか考えていたら、ふと辰野を走るクモハ123の事を思い出して見に行きたくなった。
その経路に明知鉄道と言う第三セクター路線があるので、そこへ寄りつつ辰野を経由して帰宅するようにしよう。
ということで、次に向かったのが明知鉄道の恵那駅。
アケチ10形。しかし、第三セクター鉄道の車両形式ってなんでこう思いが先走った感じなのだろうか。
三陸鉄道36形、北条鉄道フラワ1985形、三木鉄道ミキ1形、伊勢鉄道イセⅢ形、明知鉄道アケチ10形、智頭急行HOT7000形。。。
ま、それはともかく、明知鉄道で撮影できたのはこの車両のみ。
続けて辰野へ向かう。
辰野駅にはお目当てのクモハ123が停まっていた。
1995年に旅した時にここに立ち寄って撮影した時と変わらない姿である。あの時は夜の訪問だったうえ、カメラがポンコツ過ぎてロクな写真が撮れなかった。
この車両は荷物電車だったクモニ143形を改造して作られた車両だ。
1両で走ることができるので、乗客が少ない中央支線に丁度良かったようだ。
車内はごらんの通りの超ロングシートだ。都市圏を走る鉄道が着席位置を明確化するために仕切りを設けたりする中、甘ったれるんじゃねぇ!と言わんばかりの割り切り設計だ。
1986年の登場から27年に渡り1両だけでこの運用をこなしていたが、2013年に廃車されてしまった。