奄美大島上陸【8】(2007/09/21)

船越海岸:


それはさておき、ここまでどこか海に入れそうなところがないかチェックしながら進んできたのだが、遠浅でひと気がなさそうな海岸というのが案外見つからず、ズルズルと宇検村まで来てしまった。助手席のカミさんも早く入りたくてウズウズしていたが、なかなか海に行かないのでもはや諦めかけている。

地図で見るとこの半島の北端に船越海岸という所があるようなので、そこに行ってみてダメなら今日はやめとこうという話になった。

 

で、船越海岸に到着。

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やや石がゴロゴロした感じの浜だが、波は割と穏やかでここなら入れそうだ。奥にダイビングの練習をしていると思しき人が見えるが、それ以外にひと気もないので、ここで潜ってみることにした。

準備を済ませて水中を覗いてみる、、、が、魚の気配が殆どなかった。20分くらいウロウロしてみたが、どこもあまり変わらない感じだったのでスノーケリングは早々に終了となった。

まぁ、自分らはスノーケリングと言ってもフィンをつけるわけでもなく、浜のすぐ近くの足が届くくらいの所でプカプカと浮かんでいるだけなので、浜の近くに魚が寄り付くところじゃないと楽しめない。どこかでちゃんとレクチャーを受けてもう少し沖合に出る練習をした方がいいのかな。。。

 

加計呂麻島へ:


今日は加計呂麻島(かけろまじま)へ渡ってみたい、というプランもある。といってもスノーケリングで時間を取られたら両立ができないので諦めることにしていた。で、前回記事のとおり船越海岸でスノーケリングをすることになったので加計呂麻島行きは一旦ボツとなったのだが、結局数十分ほど水と戯れたのみで終わってしまったので逆に時間が余ってしまった。何しろまだ昼前である。

だったらやっぱり加計呂麻島へ行きたい。まだ半日残っているので島内散策するには十分だろう。ということで加計呂麻島へのフェリーが出港する古仁屋の町へ向かった。

 

古仁屋へは船越海岸から県道79号を南下し、湯湾の集落からは県道85号を走る。あとは国道58号を南下する。字で書くと簡単だが距離は結構離れている。港まで1時間ちょっとかかった。古仁屋は瀬戸内町の中心市街地で奄美第二の規模を誇っている。久しぶりに大きな街を見た気がする。

古仁屋から加計呂麻島へ向かう船は、島の中央部にある瀬相(せそう)港へ向かうものと、南部にある生間(いけんま)港へ向かうものの2航路が就航しており、我々が港に到着した時はまもなく瀬相港行きの便が出港するタイミングだった。本当は古仁屋で昼食を済ませてそれからフェリーに乗ろうと思っていたのだが、次の便は少し後になってしまうようだったのでとりあえずその瀬相港行きに乗船。昼食は加計呂麻島に着いてからどこかで食べることになった。

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加計呂麻島は奄美大島の南西の沖合に寄り添うように浮かぶリアス式の深い湾が連なった島である。事前に見どころをチェックしたところ、北にある実久(さねく)集落の砂浜が美しいということだ。また南には諸鈍(しょどん)という集落があり、デイゴ並木や男はつらいよのロケ地があるらしい。

我々が乗った船は瀬相港に到着するのでそこから実久の砂浜を見たあと、南下して諸鈍へと行くのがスムーズだろう。

 

そんなプランを脳内で練っているうちに30分ほどで瀬相港に到着。島旅48番目の島となった。
さあ、何をおいてもまずは腹ごしらえである。・・・と思って港の周囲を見回すが見える範囲に店らしきものが一切ない。まじか。

これから向かおうと思っている実久はここ以上に小さな集落なので、この分だと食料の確保は難しいだろう。あるとしたら島で一番大きな集落である諸鈍だろうか。昼食抜きでの散策はしんどいので予定変更して先に諸鈍集落の方へ行ってみることにした。
諸鈍は生間港からの方が圧倒的に近いので、慌てて船に乗らず古仁屋で食事をとって生間行きを待つのが正解だったか。

Posted by gen_charly