四国・山陰初日の出 - 16(2009/01/03)
— 妖怪のまち —
大根島を後にして大根島に寄り添うように存在する江島を経由して、境港に入ります。
大根島は島根県、対岸の境港は鳥取県になっています。
境港にやってきたのは、言うまでも無く、水木しげるロードを見るためです。
境港駅に到着すると、駅ビル?が思いのほか立派で驚きました。
が、大根島でちょっと長居しすぎてしまい、既に日が傾き始めています。
普通に境港にやってくると、駅前の有料駐車場に入れることになるらしいのですが、さっき、門脇さんに秘密の無料駐車場(秘密も何も誰でも停められる駐車場ですがw)を教えて貰ったのでそこに車を置いて散策開始。
ちなみに、秘密の無料駐車場の場所はここには書きません。
溶岩トンネルを見に行ったついでに門脇さんに聞いてみてください。
駅前のガイドマップの上に既に妖怪が。
そして、街灯も目玉親父に。。。
ちょっと怖いぞw
駅前のメインストリートをブラウジング(そぞろ歩き)して、道の方々に置かれている妖怪の銅像を一つ一つ見ながら歩いてみましたが、そういえば原付はゲゲゲの鬼太郎はちゃんと見ていなかったクチなので、妖怪の名前が殆ど分からん。。。w
でも、これは知ってる。ぬりかべでしょ?
もちろん、鬼太郎もいました。
正月だからか、人出はそれ程でもなく、妖怪の像を見ながらぶらぶら歩くには丁度良い感じです。
鬼太郎の着ぐるみを着た人に出くわしましたが、人が少なくて少し物足りなさそうな感じでした。
そして妖怪神社。
かつての鳥取地震で周りの置物に一切被害が出なかったとか、 宝くじの高額当選が出たとか、ご利益が有るらしいです。
全然妖怪とは関係ないですが、物語の中に出てきそうな、昔ながらの駄菓子屋。
電話番号に市内局番がかかれていないことから、ずいぶん昔から、このいでたちのままでいるようです。
タバコの自販機が無ければ最高なのですが。
現在では、逆にこれがノスタルジーを呼び起こして人気なのかも知れませんね。
商店街を一周して、また駅前に戻ってきました。
とりあえず、小腹が減ってしょうがないので、駅前の海鮮料理の店に入ろうかと思ったのですが、諸般の事情でそこはやめて、そのすぐ近くに有ったテイクアウトできる喫茶店(店の名前を忘れてしまいました。。。)を覗くと、メニューに聞きなれない名前の料理が。
「ののこめし」と書かれたそれを興味本位に注文した所、5分ほどで出来上がってきました。
ののこめしは、 いなりの皮(つまり油揚げ)の中にちまきの具が入ったような食べ物で、とは言っても米はもち米ではなく普通の白米を使っているようですが、手軽でなかなか美味です。
境港ではちまきを作ってはいけないという伝説もあるそうで、関連があるのか、ないのか。。。
小腹が満たされたらもう少し食べたくなったので、一旦駅に戻って中をうろついて見つけた店に入ってみたら、生憎の閉店。
中に店員がいたので、話を聞いてみると、境港の観光マップを持ってきてくれて、店の場所を丁寧に教えてくれました。
このあと、境港から割と近い所にある皆生(かいけ)温泉で、一風呂浴びるつもりでいたので、その道なりになる「活魚日本海」 を目指して出発することになったのですが。。。
国道431号ぞいに有るというその店を探して車を走らせるも、何時まで経っても見つからず、気が付くと米子の市内に入ってしまい、マップに書いてある場所は明らかに通り過ぎたようで、戻るのもなんとなく億劫だったので、その店は諦めて、結局道沿いにあった回転寿司の店に入る事に。
回転寿司はチェーン店で、味も特に特筆する所も無いので、写真も含めて省略。
それなりに腹を膨らませて、今回の旅のシメの温泉に浸かりたいと思います。
ガイドマップで見つけた温泉で営業中で、かつ値段の安い所という事で見つけたのが、「旅館浦島」 というところ。付近の旅館の入浴料が軒並み1000円近い中で、ここは500円とかなり健闘しています。
という事で、無事、到着。
風呂の道具を持って中に入って、受付の人に「日帰り入浴したいのですが」と伝えると、なにやら怪訝な顔をして奥に入っていってしまいました。
店を間違えたかと思って、少しうろたえつつ待っていると、中から女将が出てきて、どうぞ。と案内してくれました。
しかも、今いるお客さんが風呂を使うのは7時過ぎでそれまで入る人がいないので、折角夫婦で来ているのだから、 一緒の風呂に入ってください。との事。
これはありがたい計らいです。
とは言いつつも案内されたのは女湯。
宿泊客が気まぐれに早く入ってきたりしないか内心ドキドキでした。
風呂はこじんまりしていて、3人くらい入ったら満員、という感じで、貸切だと思えば丁度良い大きさです。
体を洗ってから、浴槽に足を入れるとめちゃめちゃ熱い。。。
慌てて蛇口をひねって少し冷ましてから入浴。
貸切なのでその辺が好きにできるのがいいですね。
でも、何時宿泊客が入ってくるか分からないドキドキ感で落ち着かず、結局ほどほどに温まってそそくさと上がってしまいました。
まぁ、それでも体は充分に温まったので満足でした。
さて、後はひたすら家に向って走るのみ。
途中しんどくなったら休もうと思いつつ、米子自動車道→中国自動車道と進み、大阪市内が若干渋滞しているという表示を見つけて、やり過ごす為に加西SAで軽く仮眠。
夜半過ぎに再び出発、神戸を抜けて、名神高速まで定石どおりに通過した所、京都市内で若干の渋滞があるということで、途中から京滋バイパスへエスケープ。そのまま行くと瀬田で再び名神に合流するのですが、その先で「新名神高速」 の文字が。
若干遠回りになるようですが、東名阪道へ抜けるそうで、折角なので通行してみることにしました。
あまり認知されていないせいか、道は至ってガラガラ。快適に通過して、亀山で東名阪に合流。
東名阪はやや交通量があって、若干かったるかったのですが、そのまま進んでいくと、伊勢湾岸道への分岐が。
そちらへ入って、名古屋の湾岸を通過すると、徐々に夜が明けてきました。
ナビの渋滞情報を見ると、伊勢湾岸と東名が合流する豊田インターの辺りが20キロくらいの渋滞になっているとの事。去年も豊田の辺りで、事故渋滞にハマってえらい目に遭ったので、手前の刈谷PAで一服を兼ねつつ情報収集。
それによると、浜松の近辺でも12キロの渋滞だそうで、東名で戻るコースは即座に取りやめ。
そのまま真っ直ぐ行って、東海環状自動車道を抜けると、中央道の土岐ジャンクションに出て、そこから中央道を爆走。
いよいよ夜も明けて若干眩しさを感じながらひたすら走っていったら、今年も見えました、八ヶ岳。
今日も綺麗に晴れ渡ってくっきりと見えます。
高速から通ったので、アングルがイマイチですが。。。
そしてさらに行くと富士山の雄姿。
今回もそのまま中央から、首都高に抜けて自宅に着いたのが14時過ぎ。
例によって家に着いたら大爆睡ということで、今回の旅行は閉幕~。
(おわり)