小笠原上陸【7】(2008/09/12)

セルフ船内見学ツアー:


デッキから自席に戻る道すがらで船内を探検してみた。正式な船内ツアーは明日開催されるのでさしづめプレ船内見学ツアーと言った所か。

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ロビーの一角には売店がある。ここに弁当や土産物、船内で使うであろう小物類が売られている。ある程度の物はここで揃うが21時くらいには閉店してしまうので、必要なものは早めに手配しておいた方が吉。

細い柱を隔てた奥に見えるカウンターはインフォメーションカウンター。船内ツアーを申し込むのはここである。

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こちらは自販機コーナー。価格は街中のスーパーなどと比べたらやや割高だが、飲み物、お菓子、つまみ、菓子パン、カップめんなどラインナップが結構充実しているので、もし21時を過ぎて空腹に耐えられなくなった場合もここがセーフティネットとして使える。

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出来るだけ腹を満たしたい向きはカップ麺を購入することになると思うが、その場合のお湯はこの流し台の給湯機で調達できる。自販機に頼らずとも地元のスーパーなどで安く買いこんで持ち込めば、移動中の食費を抑えることも可能。

実際、船室の中でカップ麺をすすっている人は案外多く見かけた。

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続いて喫煙室。少し前に船室が禁煙となったため喫煙所が設けられたのだそうだ。時代だな。
デッキにも灰皿が設置されていたが、荒天時はとてもじゃないが外に出られないのでこういう場所があるとありがたい。
自分も喫煙者ではあるのだが、人の煙草の煙は苦手だったりするので船室内でふかされると迷惑ではある。何より船酔いまっしぐらとなる筈だ。だから船室での喫煙ダメ、ゼッタイ。

 

あと写真には写していないのだが、軽食が食べられるスナックがある。酒類の提供もされているようなので軽く一杯飲みたいなんて要望にも応えられる。まぁ、大抵の人は持ち込むか自販機で購入しているようだが。ちなみに上記で自販機がセーフティネットと書いたが、こちらのスナックも夜まで開いているのでここで軽食を食べるという選択肢もある。

その他、映画を見られるビデオライブラリー(作品はフロントで借りる)や、サロンチルドレンルームゲームコーナーなどもある。流石に25時間からの船旅を退屈することなく過ごせるよう、様々なサービスが用意されている。

ちなみに出発前にカミさんから時間を持て余したらビデオを見ようと言われていた。普段自分は映画をほとんど見ないのでこういう時に改めて見てみるのも優雅でいいかな、と思っていたのだが酔い止めはそんな余裕をかますほどのパワーはないようだ。
自分の場合ガイドブックや携帯の画面などを見てると気分が悪くなりそうな気配を感じたので、ちらっと見たらすぐにやめるようにしていた。そんな具合だから映画なんか見たら多分アウト。

 

船室での寝方:


船内の散策も終えて船室に戻って来た。既に21時近く寝息を立てている人もチラホラいる感じだ。
客室内のテレビから映画が放映されていたのでそれをぼんやりと眺める。最初に通路側に枕が置かれていたが、そちらを頭にして寝っ転がるとテレビが見えないので足元の方に枕を移動してそこにもたれかかりながら見ていた。

見てるとだんだんと眠くなってくる。頭をこっち向きのまま眠ってしまえば最高に気持ちの良い入眠となるのだが、それだと隣席の人の頭付近に自分の足を置くことになってしまう。それは流石に相手が不快だと思うので戻ってきてどうするか様子を見てからの方が良さそうだ。

とりあえず風呂に入って汗を流してくるか。

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風呂と言ってもおがさわら丸には湯舟がない。あるのはシャワー室のみだ。利用は無料なので気兼ねなく使うことができる。お湯に浸かれないのはちょっと物足りないが贅沢は言えない。お湯は勢いよく出るので、これで充分だった。

1日中潮風に当たりまくってベタベタになっていた体もさっぱりと洗い上がった。これで心置きなく眠れる。

 

シャワーを済ませて再び船室に戻ると、意外なことに自分の列の並びの乗客が全員枕を足元の方に移動してテレビを見るか眠るかしていた。おお、これなら大手を振って足元側を頭にして眠ることができる。

ロッカー部分にわずかに頭を突っ込むようにして横になったら足を伸ばしても自分のマットが敷かれた範囲からはみ出さずに横になれた。これなら心置きなく快眠できそうだ。

時間はまだ22時くらいなので普段ならまず布団には入らない時間なのだが、酔い止めが効いているのか、ずーっとぼんやりした感じが続いていて横になったらすぐに眠れそうだ。無理に起きていてもやることもないのでさっさと寝てしまうことにした。

さぁ眠るぞと横になったら少しして備え付けの枕が硬すぎることが気になり始めた。この枕で眠ったら朝方に首が痛くなりそうだったので快適に過ごすためのもうひと工夫として鞄から着替えをまとめていたバッグを取り出して頭に敷いてみたところこれが大正解。ほどよい高さと柔らかさで殊の外最高の寝心地を提供してくれた。

更にダメ押しでアイマスクとマスクを装着。外部の情報をシャットアウトした状態で就寝と相成った。

Posted by gen_charly