西武線(2010/07/11)
2010年に入ってからちょっとした時間を見つけては関東近郊の鉄道路線を撮影していたので、コレクションも順当に増えてきた。
この休みの日は久しぶりに西武線の撮影に出かけた。東京の東部に引っ越して以来、埼玉方面へ出かけることもほとんどなくなっていたのでとんと疎遠になっていたのだ。
以前は幅を利かせていた101系辺りもそろそろ引退が見え始めているという。じゃあ、葬式鉄になる前に見に行くかという思惑である。
2010/07/11
この日も例によって午後から。西武は西武球場や西武園遊園地と言ったレジャー施設を持つ鉄道会社である。で、その球場や遊園地を結ぶレオライナーという新交通システムがある。
レオライナーは列車の愛称で正しくは山口線というがもっぱらレオライナーで通っている。通勤輸送としての役割はほぼなく施設内の乗り物のような立ち位置の路線なのであまり一般に知られている路線ではないが、車両は8500形というVVVFインバーター搭載車両があてがわれていて、東上線沿線に住む自分ら鉄道ファンから常に羨望の眼差しを向けられる対象であった。
あれから二十数年経ったが未だに同じ車両が走っているというので久々に見に来た次第。
これが8500系レオライナー。西武(および系列会社)の中で観光に資する車両はこの白に3色の帯のライオンズカラーを身にまとっている。
既にデビューから25年が経過しているがきれいに維持されている。流石西武と言った所だが、記事を執筆している2025年現在、次世代の車両への置き換えが予定されているそうだ。この車両もまもなく見納めか。
それから西武遊園地駅(現:多摩湖駅)の多摩湖線ホームに移動。ホームに停まっていたのは新2000系であった。
そのまま待っていたら、次に入線してきた列車は新101系だった。こちらは登場時の塗装にリバイバルされた物。
前面および側面の窓周りがの色がブラウンになっている。
もう少し待っていたら次の列車は従来の新101系だった。自分はブラウンだった頃の101系を知らないのでこちらの方がしっくりくる。
よく見ると左側の窓上にあった種別表示の窓が埋められている。何となくバランスの悪さを感じてしまうが、そういうものなのだろう。
101系、301系、3000系は池袋線系統でしか運転されておらず、旧101系と同一デザインの701系、801系辺りがはびこっていた新宿線が最寄りだった自分らにとって西武の扱いの差を感じたものだ。とはいえ、自分らの中の名車である401系や2000系は新宿線でしか見られなかったのでそれはそれで良かったのだけども。
それから小手指駅に移動。そこにやってきたのが当時最新形式だった30000系だ。当時はやさしさをモチーフにしたデザインみたいなのが流行った時期だったので、他社でもこうしたキュート(ファニー?)フェイスな車両がちょこちょこ登場していた。
これもそのうちのひとつだろう。東京メトロ10000系。
で、長らく憧れの車両だった4000系。これを見るといいなー西武は、という気分になるw
反対側のホームにやってきたのは東京メトロ7000系。副都心線直通用は帯の色が3色になっている。何となくうるさい印象を感じてしまうのは自分だけだろうか。
7000系辺りまでの営団地下鉄の車両は側面の窓が小さかった。地下線内を走っていたらどうせ何も見えないんだからという理由からそうしていたらしいのだが、各社と直通運転することになって地上区間を走るようになると窓の小ささが車内の暗さや圧迫感に繋がり不評を買う結果となった。なので以降登場する車両は一転して窓の大きい車両が作られるようになった。
この車両はその窓が小さかった頃の編成である。デビュー当初は側面窓が下段上昇・上段下降式という田の字のような形状の窓だったので圧迫感に輪をかけていた。更新後に固定式及び一段下降式に変更されたのだが窓枠の大きさはそのままだったので相変わらず暗かった。
こちらは9000系。新2000系っぽいが101系の足回りを流用して作られた車両なので形式が異なっている。
20000系。なんか奇抜だ。。。側面は6000系っぽいけど。
最後は3000系。101系を8両固定編成にした系列で前面のデザインが僅かに異なっている。
・・・はいいのだが、なんとメーテルである。どうしたって窓の下にキャラクターを書かざるを得ないので物凄く頭でっかちな人みたいになってしまっている。仕方ないとは言えなんとも残念だ。
そういう意味で成立しないんだからやらなきゃいいのにな、なんて言ったらファンの人から袋叩きに遭うだろうか。。。
ちなみに反対側は車掌だった。鉄郎ではないのか。出発していく車両を撮影したのでちょっとブレてしまったが。