岡山出張【1】(2023/09/15)
今年は遠方への出張が立て込んでいる。今度は岡山に行けと言われた。作業は9月の秋分の日を含めた3連休の土曜日とのこと。それは作業後に観光に行って来いと言う理解でよいかw
岡山はこれまで車で数度に渡って訪問しているが、もっぱら沿岸部ばかり行っているのでその辺りは割と行きつくした感がある。もちろん内陸側にも津山とか新見といった観光地があることは知っているが、正直自分的にあまり興味が持てない。
ということで観光への期待とは裏腹にどこへ行こうか悩んでしまった。それならさっさと帰って来れば良いだけの話なのだが、折角遠路はるばる行ったのに何も観光せずに帰ってくるのは流石に勿体ない。ということで見所を探してグーグルマップを拡大したり縮小したりして色々調べていたら、そう言えばここ行ってみたいと思ってたんだっけ、みたいな場所がいくつかピックアップされた。
既にいくつかの記事でも触れたが、世の中はもう新型コロナが完全に過去の物になってしまったらしい。そうした中での3連休だから混まない訳がない。ホテルは軒並み高騰しているしそもそも空室が少ない。一応、出張が決まった時点で計画的に手配を進めたので今回は無難な価格のホテルを押さえることが出来たが、直前の依頼だったりしたら手配できないかもしれない。まぁ泊まる所がないので、、、とか言いながら高級ホテルに宿泊するのもそれはそれで夢あふれるプランだが、あとあと面倒になるので予算内で収まった方が嬉しいのは間違いない。
今回はレンタカーを借りて散策しようと思っているのだが、こちらはこちらで空きが少ない。手配には少々苦労したが、どうにか例の格安レンタカーを手配することができ、これで行動準備が整った。ただし作業がつつがなく終わればの話だが。
晴れの国岡山へ:
2023/09/15
作業日が土曜日なので前日入りすることになり、この日は昼から移動。東京から岡山は新幹線で3時間あまりの行程だ。なかなか遠い。大昔には食堂車やビュッフェがあったりしたのでちょっと席を外して気分転換なんてことも出来たが、今は座席しかないから座っているしかない。
3時間ひたすら座り続けるなど日常生活において殆どないことなのでだんだん座り疲れしてくる。。。
まぁ、そんなこんなで岡山到着。ホームに丁度500系が停まっていた。久しぶりに見るなぁ。かつては東海道山陽新幹線の花形車両だったが、今では山陽新幹線区間でしか運用されていないので脇役としてひっそりと余生を送る状態である。だが、今見てもやっぱりピカ一のカッコよさである。
駅の新幹線改札に「ようこそ 晴れの国 岡山へ」と掲げられていた。岡山の辺りは年間を通じて晴れの日が多いらしい。だが、今回の旅程では最終日18日の天気が微妙となっている。サイトによって雨の予報だったり曇り時々晴れ的な予報だったりしている。そのくらいの微妙な天気になるようだが、晴れの国を自称するくらいだからきっと晴れるのだろう。まずはお手並み拝見。
前回岡山駅で下車したのは2000年だから実に23年ぶり。その時は乗り換えで下車しただけだったので、改札の外に出たのは1991年以来実に32年ぶりとなる。すげぇ、そんなに前だったのか。。。
この日の宿泊先は駅西口の東横インである。やや駅から離れているがまぁ許容範囲。
西口は東口と比べると閑散としている。繁華街があるのはもっぱら東口であり、こちらは裏口といった位置づけになる。もっとも自分は繁華街に繰り出すつもりはないので静かな部屋で過ごせる方がむしろありがたい。
今回、岡山で3泊することになっているのだが、2日目の16日だけこの宿に空きがなかった。岡山駅付近には東横インが3カ所あり別の宿には16日の空きがあったのでやむなくそちらを手配した。結果毎日チェックアウトをすることになってしまい煩わしいと言えば煩わしいのだが、まぁ確保できただけ上等。と言うのもこのところインバウンド需要を見込んでか、どこのホテルも価格が高騰しているのだ。にもかかわらず殆どのホテルが満室という状況である。そうした中で東横インは良識的な値段で提供されていたのでこのホテルで手配をしたかったのだ。
アパホテルとかリブマックスとかだと普段は平日5000円程度の部屋なのに連休期間は1万円以上の強気なプライスを付けてくる。高々ビジネスホテルに1泊1万円以上なんて払いたくない、というか経費精算の時にあれこれ文句を言われるので面倒なのだ。ただ世間の相場観としてはそちらの方が普通になりつつあるわけで、経理の頭が古いのも問題だ。そろそろ理解してほしい所だが。。。
今回の同行者はJさんと言う人だ。普段あまり絡みのない人だが現地着いたら飲みに行こうと誘われている。到着した旨を連絡したらまだ移動中と言うことだったのでそれまでの間に近所を散歩しに行ってみることにした。
岡山駅西口散策:
散歩コースはこんな感じ。宿を出ると途中アーケード街があるのが見えたのでそちらへ入り込んでみた。
奉還町商店街と言うそうだ。ここも他の地域のアーケード街と同様あまり活気がない。
その道すがらパン屋を見つけた。
キムラヤという店だ。「ンパのヤラムキ」のトラックでおなじみのあのキムラヤだろうか。明日は作業の都合で昼時の外出が出来ず、昼食は持ち込みと言う話になっていたのでちょっと覗いてみることに・・・したら、いわゆるパン屋とは様子が違う。棚に並べられているのはコッペパンが殆どで、カレーパンやアンパンなどと言った定番が殆ど置かれていない。そのうえ店内調理していないのか全ての商品がスーパーのパン売り場で売られているような袋詰めになっている。
その割に入口にはトングとトレイが置かれていて、一応そのトレイに載せてお会計に持って行くらしい。袋詰めのパンをトングで掴むというちぐはぐさが何とも変な感覚だ。
購入した商品を見ると、関東辺りでよく見かけるあの銀座キムラヤとは別の企業らしく「岡山」キムラヤと明記されていた。
そして思わず2度見してしまったのがこちらの福神漬サラダロール カレー味。なんスかそれは。カレーの味を引き立てる名脇役である筈の福神漬が主役に躍り出ている。そしてそれがサラダと和えられているというのだ。味が想像できそうでできないのが面白そうなので買ってみた。その他2,3購入して店を出た。
商店街は殆どがシャッターを下ろしているシャッター商店街だった。一部開いている店もあったが、自分にとって興味のない店ばかり。結局パン屋に立ち寄った以外は素通りとなってしまった。
シャッター商店街の問題はもう長いこと全国共通の課題になっている。人が来ないから店が潰れ、店が潰れて活気がなくなるから人が来なくなる。どうにかしたい所なんだろうけれども。
そこからさらに進んでいくと天満屋HAPPY’Sというスーパーマーケットがある。最初、このスーパーマーケットに行くための外出だったのだが、風任せの散策の結果かなり遠回りしてたどり着いた。まぁスーパーであれば別にどこでもよかったのだが、西口側にはスーパーがここぐらいしかなかった。これだったら駅の反対側の駅前にあるイオンに行った方が近かったかもしれない。まぁ、散歩を兼ねてるわけだから別にいいんだけど。で、このスーパーでも飲み物や明日の食事などを手配。
店を出たあたりでJさんから到着の連絡があったので合流。夜はJさんと東口の繁華街の中にある居酒屋で夕食となった。Jさんは自分が飲めないことを知っているので食い専ってことで。とはいえJさんと飲みに行くのは初めてなのでやや気を使って食事は控えめに。
料理は地物の海の幸山の幸が食べられて美味かった。
解散してからホテルへの戻りの道すがら入場券を買ってホームに降りてみた。いつの間にか四国へ向かう車両が様変わりしていた。
30分ほど滞在して他にもいくつか撮影したが割愛。
店でしっかり食べられなかったのがなんとなく物足りなくて、ホテルに戻ってから明日の昼食用に買っておいたパンに手を付けた。まあ明日の分は明日の朝コンビニで手配しよう。
で、手を付けたのは例の福神漬サラダロールカレー味だ。中に入っている漬物はパリパリとした食感だ。福神漬けだからそれが普通だが、パンのふわふわした食感との組み合わせはあまり馴染みがない。と言ってもそれほどアンマッチという感じもしない。これなんだろうね。
ドレッシングのかかったサラダとカレーがワンプレートになったものを想像いただきたい。食べ終える寸前にカレールーとサラダのドレッシングが微妙にまじりあったエリアに取り残された福神漬を食べた時のようなそんな感じ。全然伝わらない気がするw
決してまずいものではなかったが、なんかニッチだなと思った。