奄美皆既日食観測ツアー - 6(2009/07/20)
— まだまだ続く鉄旅 —
今日は鹿児島まで移動してそこからフェリーに乗ります。
フェリーの出港時刻は18時ですが、乗船手続きは16時からで、混み合う可能性があるから早めに手配してください。と事前に聞いていたので、16時前後にターミナルに到着するよう逆算して、9時にホテルを出発。
朝ホテルを出発し、レンタカーを返却したあと、西鉄福岡駅へ。
西鉄福岡駅は天神地区にあるので「西鉄福岡(天神)」とカッコ書きされています。
天神駅へは、バスで行くのが近いというので、レンタカー屋の前のバス停でバスを待つも、しょっちゅうやってくる天神行きのバスは、当たり前のような顔をしてバス停を通過。
タクシーみたいに手を上げれば止まってくれるのかと思って手を上げても当たり前のようにスルー。。。
「でもちょーっとはずかしい~♪」Byほっぺにチュッ
ここは天神に行くバスは止まらないんじゃないかと不安になり、何度も路線図を見直すと、よく見ると系統番号が書かれています。試しに次に来るバスの系統を見ると、路線図に描かれていない系統のバスです。
そりゃ、止まる訳ないか。。。Orz
しばらく待つとちょうど路線図に出ていた系統のバスがやってきて無事に停車したので、乗り込んで発車。
地元の人じゃないとこりゃ戸惑いますね。。。
バスの行き先表示板には「天神」と書かれているのに、どうも天神駅を通りそうな気配がない。
直感的に不安になって天神4丁目というバス停で下車すると、偶然にもそこが天神駅への最寄地点でした。
バスのアナウンスでも最寄り駅とかまったく言わないので、地元以外の人が乗ると下手したら百道(ももち)の方まで流されかねません(><)
なんだか全体的に不親切な感じです。。。
最寄といっても駅までは歩いて3分くらいかかり、重い荷物をしょっている原付には結構しんどい道のりでした。。
何とか駅にたどり着いて、暫くホームを行き来する電車の撮影を行って、やってきた11時発の大牟田行き特急に乗車。
この車両は先頭車両が展望車のようになっていて、せっかくなので一番前に乗ろうと思ったらすでに一番前は前面展望に興味のなさそうなおじいさんとおばあさんで埋まっていました。
2列目があいていたので、そこに着席したのですが、まぁまぁ前も見えるので良しとしましょう。
JRと対抗するためか、列車は目いっぱい加速を続けながら快走していきます。
その雰囲気はさながら京浜急行の快速特急のようです。
ただ、線路が若干悪いのか列車が左右にゆさゆさとゆすぶられる感じがあって、乗り心地の面ではいまひとつ。
久留米を過ぎると線路が単線になったり複線になったりを繰り返して進んでいきます。
単線からいきなり4分配されて2面2線のホームが現れたりするのがアンバランスで面白いです。
そうこうしているうちにちょうど一時間ぐらいで大牟田駅に到着。
ここでリレーつばめに乗り換えです。
リレーつばめの発車時刻まで一時間くらいあって、その間大牟田駅で列車の撮影でもしてようと思っていたのですが、思いのほか列車が少なくて、手持ち無沙汰になってしまいました。
そこで、少しぶらついてみようと一旦改札をでてみたら、駅前にパン屋を見つけたので、昼食用のパンを買い込んでおく事にしました。
他に見るものもなく、再び駅に入ってホームで一服。
喫煙スペースにはテーブルとイスがしつらえてあって、喫煙者にやさしい駅です。
ぼんやりしていたらお腹が空いて来てしまい、買ってきたパンは列車の中で食べようと思っていたのですが、一つだけと思いながら、結局ホームで全部食べてしまいました。。。
写真などを撮りながらぼんやりしてると、やっと列車到着のアナウンスが。
駅に着いた時に発車して行った一本前のリレーつばめが3番線に入線していたので、3番線ホームで待っていたら、原付が乗る列車は1番線からの発車とのこと。
おいおい、反対のホームじゃん。。。
バリアフリーのバの字もない駅で重い荷物を抱えて階段の上り下りをする羽目に。。。
時刻表に何番線と書いておいてくれればいいのに。。。
そんなこんなで無事列車に乗車できました。
リレーつばめ号は、九州新幹線の開通区間である新八代までを結ぶ在来線の特急で、新幹線が博多まで開通するとその役目を終えることになる列車です。
下の写真は、建設中の九州新幹線。
もともと在来線を走っていた特急つばめと有明用の車両なのですが、JR九州の最近の車両はデザインに凝っていて、この車両も例外ではありません。
乗り込んで、まず驚いたのが座席の間隔。
間違えてグリーン車に乗ってしまったかと思うようなゆったりさ。
天井を見上げると、楕円形のドーム型の屋根に間接照明がしつらえてあり、鉄道車両らしくない優雅なインテリアです。
天井をすっきりさせる為、荷棚が廃止されていました。
その分座席間隔を広げて、足元に荷物が置けるようにしたのかな?
スーツケースなんかは足元において邪魔にならないので好都合ですが、お土産とか食品とか床に置きたくないものもあると思うんですがどうなんでしょう。。。?
座席は、クッションが厚くなかなか豪勢です。
座ってみると、意外とソファーのようなふんわり感はなく、体を程よくホールドしてくれるので、座り心地は悪くないです。
大牟田を出ると次の停車駅は熊本。熊本までは大体30分くらいです。
熊本県に入ったあたりからだんだんと空が暗くなってきて、熊本市街に入ったあたりからは土砂降りの雨。。。
明後日の天気が心配です。
そして、熊本からさらに30分ほどで新八代に到着。
新幹線開業時に在来線を転換した肥薩おれんじ鉄道の写真でも撮ろうかと思ったのですが、到着したのは新幹線ホーム。
目の前に新幹線つばめが停車して、そのまま乗り換えです。
在来線は下の階のホームらしいのですが、乗り換え時間が4分しかなく、そっちの撮影は断念。
乗り込んで席につく頃にはもう出発です。
新幹線もJR九州クオリティで、とてもモダンなつくりになっています。
座席は背面が木になっていて、見た目クッションが薄く、硬い座り心地なのかなと思ったのですが、着座してみると、そのような感じは全然なく、むしろ程よくフィットして心地いいです。
鹿児島中央まではおよそ一時間。
残念なことに沿線はほとんどトンネルなので景色はまったく楽しめません。
10分ほどで、最初の通過駅となる新水俣駅を通過。その直後、運転手から自己紹介と 「現在、新水俣駅を最高速度の260kmで通過しました。」のアナウンス。
沿線がほとんどトンネルだからこその260km運転な訳ですが。。。
ていうか、運転手が直接案内するのは飛行機みたいでかっこいいけど、飛行機と違ってオートパイロットではないのでアナウンスはいいので運転に集中していただきたいな、とも思ったりするのですが。。。
最近ワンマンバスとかで交差点やらカーブやらマメにアナウンスをしてくれるようになりましたが、乗客の印象は良いのでしょうが、注意がおろそかになったりしないのか若干不安でもあります。。。
話はそれましたが、途中川内駅に停車して一時間弱で鹿児島中央駅に到着。