青森出張2024【6】(2024/07/15)

かもめ:


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さて、時間は既に14時を回っている。今日の18時には青森に戻ってレンタカーを返却しないと、予約した新幹線に間に合わない。来る時にかかった時間を考慮すると、恐らく3時間前の15時にはここを出発しなければならないだろう。残り1時間。

といっても今回のドライブで当初計画していた見どころは全て見終わった。じゃあ、せっかく大間まで来たのだし、最後にマグロ料理に舌鼓を打って帰ろう。お昼食べてないので。

大間のマグロ料理を出している、気になる店は昨日の時点で3店ほどピックアップしてある。そのうち2店はここ大間崎の付近に、もう1店は少し南にある大間の中心街にある。今から市街地の方へ移動すると、その店が閉まっていたり、満席になっていたりした時に別の店を探さなければならず、手間が増えると共に食べ損ねるリスクもあったので、近辺の2店のどちらかにしようと思った。

岬近辺の2店のうち、片方の店はもう店じまいをしてしまったらしく、軒先が閑散としていた。そうして最後に残ったもうひとつの店の前に行くと、こちらは営業中だったが、軒先に出されたメニューを見て、何故か自分が食べたかったのはこれだっけ?という気分になってしまった。

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そこで結局、自分の足で周辺をブラブラと見て回って、軒先に出されたメニューの写真などを見ているうちに、かもめという店の前にたどり着いた、というか岬を散策している時には目についていたのだが。

ここにはマグロ、ホタテ、ウニの3色丼があるという。それにちょっと興味を惹かれた。だが、店内を覗くと閑散としている。時間的な問題はあるにせよ、他の店はまだそこそこ客が入っている感じだったので、それにしてはあまりにも閑散とした雰囲気にちょっと身構えた。

1、2分ほど店の前で逡巡したが、結局この店に入ってみることにした。どうせ自分はいい加減な味覚の持ち主なので、まずくて食えん、ということにはならないだろう。

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引き戸を開けて店内に入ると、まさかの客ゼロ。やっぱ間違えちゃったかなと一瞬後悔したが、店員からいらっしゃいと声をかけられちゃったので、今更なかったことにすることもできない。

あまりにも客がいないので、思わずやってますか?と聞いてしまった。すみません今準備中で・・・、なんて言ってくれれば、心置きなく店外に出られるのだが、やってますよと普通に返されてしまった。覚悟を決めるしかない。

適当な席に腰掛けて、外のメニューで気になったマグロ、ホタテ、ウニの3色丼を注文。暫くして料理が運ばれてきた。

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ちゃんとしたのが出てきた。良かった・・・。早速醤油を少し垂らしていただく。うまい。マグロはトロトロの食感で、ウニはミョウバン漬けされていない生ウニで臭みもない。ホタテも勿論肉厚で食べ応えがある。

味わって食べたかったが、腹が減ってたのもあって、ものの10分ほどで完食してしまった・・・もったいない。

 

大間崎周辺を散歩:


さて食後。とりあえずそのまま車に戻ってもよかったのだが、このまま車を運転し始めたら、ほどなく眠くなるのが目に見えていたので、15分くらい散歩してから帰ることにした。

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まずは大間崎から海岸沿いに東に進む。空の色がイケてないので重苦しい雰囲気だが、どこにでもありそうな漁村の趣だ。

今度は適当に2、3進んだ路地を右折する。この辺りも住宅地が続いている。その途中の家の庭先で子どもが遊んでいた。こういった最果ての地で育つ子どもは、将来どんな大人になるのだろうか、などと愚にも付かぬことを考えながらブラブラと進んでいく。

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さらに進んで、適当なところで再び右に曲がる。あとは真っすぐ行けば再び大間崎に戻る。ここでも小さな子どもが、お姉さんたちと散歩中だった。ウミネコが鳴く音が辺りに聞こえていたが、ちょっとして、その子どもが履いている、踏むとキュッキュと音が鳴るサンダルから出ている音だということに気づいた。

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そうして15分ほどの散策を終えて、いよいよ帰途に就く。

 

青森へ帰還:


青森へは、来た道をひたすら戻っていく。時間があればそのまま佐井村の方を経由して、下北半島を一周したいところだが、佐井村方面は細かいカーブが続く、どう見ても走りやすそうな感じのしない道だったので、時間のことを考えて同じ道を往復することにした。

というのも、これから夕方の時間帯を迎えるので、どこぞで道が渋滞する可能性が考えられるのだ。下手にハマって新幹線に乗り遅れてしまうとその次の便がないので、できるだけ早めに青森市街に近いところまで進んでおきたいという思いがあったからだ。

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行きの時は気がつかなかったが、ここも恐らく大間線の遺構だろう。石垣で固められた築堤と暗渠のようなものがあったようだ。

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帰りは恐山経由ではなく、そのまま国道279号を走って帰った。大畑を過ぎて北岸沿いを進んでいた国道が、むつ市街地へと向けて進路を右に変えたところに鉄道の鉄橋が残されていた。お、鉄橋と思ったが、これは大畑線の方の遺構である。2001年までは現役で使われていたものなので、まだ新しげな風合いを残している。

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カーナビは途中から、下北縦貫道路みちのく有料を経由して青森市街へと向かうルートを指示した。そちらの方が道が整っていて、早く青森市街まで辿り着くことができた。なぜ行きの時にこちらのルートを指示しなかったのだろう・・・。

青森市街に入ったのが17時半過ぎだった。タイムリミットまであと30分残っているが、新青森駅は市街地を通り抜けた反対側にある。なのでこの先で渋滞に巻き込まれると終了だ。時間が夕方であることもあって、その可能性が高い気がした。半ば祈るような気持ちで進んだのだが、案外順調に新青森駅付近までたどり着いた。どうやら杞憂だったらしい。

最後に給油をすませて返車を完了したのが17:50。これなら新幹線にも十分間に合う。とりあえず一安心。

 

駅に着いて少しだけ土産物屋を冷やかしたら、もう出発の時間が迫っていた。新青森駅の構内を歩くのは今回で7回目となるが、これまでで一番混雑していた。さすがに3連休の最終日だけのことはある。列車もほぼ満席と聞いている。行きの時のように仙台辺りまで閑散としていたらありがたいが果たして。

そして無事列車に乗り込み出発。とりあえず現時点では隣に人はいない。が、仙台どころか二戸で乗ってきた乗客が、自分の横2席に腰掛け早々に埋まってしまった。多分このまま東京までご一緒だよな・・・。

PCを広げる気にもならず、そのまま睡眠の時間にあてることにした。案の定横の2席の乗客は都内までずっと隣にいた。

(おわり)

Posted by gen_charly