四国初日の出2012 - 2(2012/01/01)
— すっきりとしない年明け。。。 —
なんだか夜中車内が異様に寒くて、何度も目を覚ましてしまい、イマイチすっきりとしない夜明けですがどうにか2012年になりました。
原付より寒がりなカミさんは別に寒くなかったというので、原付のシュラフが薄かったのかもしれません。
日の出少し前くらいの時間から周りがにわかに騒がしくなってきて、回りの様子を見ると、どうやら滝宮天満宮へ初詣に行く人たちが行動を開始したようです。
空は白んでいましたが日はまだ昇っておらず、地平線近くの空は雲が出ていてろくな初日の出は見れなさそうだったので、そのままもう一眠り。
それで少しして再び目を覚ますと、運転席の窓の向こうに太陽が昇り始めているのが見えました。
とはいっても雲越しの太陽ですが。。。
これまたなんとなくすっきりとしない初日の出です。
昨晩買っておいた食材で軽く朝食を済ませてこんぴらさんへ出発。
JR琴平駅の駅前というか駅裏に駐車場を見つけ、車を突っ込んで散策開始。
こんぴらさんは金刀比羅宮の別名で、参道の階段が有名な神社です。
途中の土産物屋で杖が借りられるということでしたが、車を停めた町営駐車場の入り口にも杖が用意されていたのでそれを拝借することに。
カミさんがその杖を取りに行っている間、駅の方へちらりと目をやると、6000系電車が出発を待っているのが見えました。
6000系はわずか2編成しかない珍車で是非ともカメラに収めたいところです。
杖を2本持って戻ってきたカミさんを説得し、先に駅に寄らせてもらうことに。
ということで、無事カメラに収めることが出来ました。
原付がカメラに収めたら1分と立たずに発車してしまい、ギリギリセーフでした。
それから参道方向へ進んでいきました。
道の両側には土産物店が軒を連ねていて、「灸まん」というお饅頭が名物らしくあちこちにのぼりや看板が出ていました。
それを横目で見ながら、テクテクと歩いていくと参道の入り口に到着。
右に曲がって進んでいくと最初は数段ずつ登る程度で何の苦労も無く登れますが、少し進んでいくと一度に登る階段の段数が徐々に多くなり、早速杖が役立ちます。
— 登る、登る、ひたすら登る —
参道の両側にも、昔ながらのみやげ物店に並んで灸まんや讃岐うどん、骨付き鳥など、地元名物の店が並んでいました。
みやげ物店の並ぶ参道を通り過ぎると大門になります。
そして更に少し登ると桜馬場西詰銅鳥居に至ります。
道中は若干混雑はしているものの、成田山のような身動きもできないような混雑というわけでもなく、幾分気楽です。
そう考えると伊勢神宮はどうなんだろう?
途中少し広くなったところに大きな金色のプロペラが見えたので近寄ってみると、最初飛行機のそれだと思ったものは船のプロペラだそうです。
こんぴらさんは海運の守り神でもあるのだそうです。
ここまで来た段階で既に軽くくたびれてきたのですが、参道の階段は容赦なく続いていて、少しげんなりしてきます。。。
最初のうちはジャンバーにマフラーにニット帽の完全装備でしたが、今ではニット帽もマフラーも外してジャンパーは前のファスナーを開け放っていないと暑くてたまりません。。。
カミさんも幾分辛そうな顔をしています。
途中からは道端に籠屋が待機していました。
体力的に参拝が適わない人たちの参拝をアシストしてくれるようです。
ところどころで小休止を挟みつつ登り、ついに頂上っぽい所にに到着!と思いきや、ここは御本宮が置かれている場所だそうで、本当の頂上は更に500段余りの階段を登った先にある奥社と呼ばれる場所になるそうです。
もっとも、奥社方面へ進んでいく人は殆どおらず、原付もカミさんも流石にいい感じにヘバってしまったので、ここでお参りしていくことにしました。
なお、自宅に戻ってから撮ってきた写真を見返したら、何気にこの御本宮の写真を一枚も写してなかったことに気づきました。。。
境内の脇の広場からは讃岐平野が一望でき、なかなか良い景色です。
讃岐富士の通称で知られる飯野山もキレイな独立峰の姿を誇っていました。
細かいことを言うと、この山は成層火山の富士山とは異なり浸食の果ての姿なのだそうですが。
例年通りお参りを済ませてお守りを新しくし、おみくじを引くと、原付は末吉、カミさんは小吉。
二人そろって大吉続きだった昨年までの運気のよさは今日の初日の出のように若干どんよりした感じになってしまいました。
ちなみにこの微妙な結果、どっちがより縁起が良いのか気になったので調べたところ、こんな感じになるそうです。