四国初日の出2012 - 6(2012/01/02)

— 色々と見残し海岸 —

昨晩の反省を活かして、トレーナーの上に防寒ズボンをはいたり、マフラーを巻いたり、ニット帽をかぶったりと重装備で床に付いたのですが、昨晩よりはマシになったものの安眠とは程遠い感じです。。。

シュラフを買いなおすか、電気アンカでも入手しないと辛いです。。。
というか、FFヒーター欲しいなぁ。。。

それはさておき、昨晩車を叩き続けた暴風雨はすっかり上がっていましたが、天気は相変わらずどんよりとしたまま優れず、時折吹き付ける冷たい風にやる気を削がれます。

昨日あれだけ雨に当たったのだから、丸亀で浴びた砂も落ちているかと思いきやさに有らず。。。

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軽く朝食を済ませてから着替えて、昨日見つけたパーキングエリアの建物の上にある展望台に登ってみることにしました。
展望台からは瀬戸大橋を見渡すことができ、昨日の公園からは見えなかった建物裏の景色も見えました。

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建物裏(つまり島の西側)の沖合いには本島や牛島を見ることが出来ます。

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明るいところでもう一度橋を写して見ました。

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岡山方向から列車が鉄橋を渡ってくる音が聞こえてきたので、鉄橋を渡る列車を撮影してみようと思ってカメラを構えたのですが、思ったとおりロクな写真が撮れませんでした。
やっぱりトラスでがっちがちにガードされている状態での撮影は無理だったか。。。

ひとしきり撮影を済ませて、出発することにしたのですが、本線へ向かおうとした時に「第二駐車場」と書かれた矢印が見えたので、そっちも行ってみることにしました。

が、道は延々進んだ突き当りでゲートで封鎖されていて、年末年始期間は閉鎖すると張り紙が貼って有りました。
なんだよ、入れないならもっと手前にゲート置いとけよな。。。

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まぁ、橋の反対側の様子を垣間見ることが出来たのでそれはそれで良しとしますか。

さて、再度分岐路まで戻って今度は本線方向に。
本線方向に進んですぐ、料金所が現れました。

まさか、間違えて出口に行ってしまった!? というか、出口から出れるならそれはそれで与島の町並みを見て歩きたかったので丁度いいかな、などと思ってよく見てみると、ここは通過確認のための検札所とのこと。

というのも、ここのPAは上下線が繋がっているPAなので、上り線から入って下り線に出ることも可能なのですが、その際にこのPAに立ち寄ったことを確認するためのものだそうです。

というか、家に帰ってからネットで調べたところによると、パーキングエリアから徒歩でなら集落のほうまで歩けるようになっているそうで、それを先に知っていれば間違いなくぶらついたところだったんですけどねぇ。。。

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そのゲートを通過して再び本線に戻り橋を渡っていきます。

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辺りを見回すと、橋の西側に本島、向島、長島、六口島などが、東側に釜島が見えます。

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橋は与島から、羽佐島、岩黒島、櫃石島を飛び石のように渡っていくのですが、そのうちの岩黒島と櫃石島にはちょっとしたインターチェンジが設けられているのですが、ここは島の許可された住民のみしか通行できない出入り口になっています。

もっとも、橋の上に路線バスのバス停が設けられているので、行こうと思えば部外者もそこからエレベーターで降りることが出来るそうです。
ちなみに降りてきた人の記事です。

いずれ上陸することを誓って、今日はそのまま素通りです。

今日は鉄道の車両が保存されている場所を3箇所尋ねつつ、できるだけ名古屋近辺までたどり着きたいなぁ、と考えています。
まず最初の目的地は岡山は西大寺にある旧西大寺鉄道の保存車両です。

国道2号バイパスと接続する早島インターチェンジを降りて国道2号を進んでいくと西大寺駅方面への入り口があり、暫く行くと両備バスセンターが有ります。

保存車両は、その道路脇に保存されています。

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この車両はキハ7という車両ですが、西大寺鉄道はレールの幅が3フィート(914mm)という非常に特殊な軌間の鉄道で、廃線後博物館建設のために暫く車両が残されていたようなのですが、その計画も夢に終わり最終的に残った車両がこのキハ7なのだそうです。

残念ながら、下回りは植え込みに覆われていて、肝心の3フィート軌間は見えづらくなっています。
いつもは車内を公開しているようなのですが、今回は年始だからか鍵がかかっていて中を見ることは出来ませんでした。

数枚の写真を撮って、折角なので、近くにある赤穂線の西大寺駅へ行ってみることにしました。

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西大寺駅では、丁度列車の到着が近いようだったので、撮影していくことにしました。

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少し待っているとやってきたのは115系の1600番台と呼ばれる形式の車両。
最近のJR西日本の車両塗装に習って黄色一色の塗装になっています。

西大寺駅を後にして、次の目的地へ。
次の目的地は、ここから程近い場所にあるおさふねサービスエリア という場所。

ここに下津井電鉄の旧鉄道線を走っていた車両が保存されているという情報を得ています。
西大寺駅からは15分ほどで到着。

比較的大きなサービスエリアになっていて温泉施設が併設されています。
というか、温泉施設に付属するサービスエリアというのが正しいのかな?

まぁ、そんな感じの施設ですが、すぐ裏には山陽新幹線の高架橋が通っていて、お目当ての車両はその高架下に置かれています。

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ここに保存されているのはクハ6とホハフ2という番号の客車とホワ10という番号の貨車です。
サビなどは出ていないものの、窓ガラスは全て撤去されており、大事にしているともしていないとも言いがたい絶妙な保存状態です。

車両は施錠されておらず自由に入れるようになっているのですが、高いところにある扉にはしごなどがかかっている訳でもなかったので立ち入りは止めて置きました。。。

この下津井電鉄、旧下津井駅の跡地にも車両が保管されているらしいのですが、一般公開されていないという噂を聞いていたので、今回は立ち寄らなかったのですが、この記事を書くに当たって再度検索したところ、一部車両は見える場所に置かれているということで、立ち寄っておけばよかったと非常に後悔しました。。。

原付が鉄道好きになった頃はこの路線もまだ営業していて、いつか行きたいと思っていたのですが、下津井電鉄の駅はJRの駅から離れた場所にあり、まだ中学生だった1990年に広島方面まで遠征したときも、知らない街を一人フラフラ歩く度胸がなかったせいで、立ち寄らずに帰ってきてしまい、その後結局行きそびれたまま廃止になってしまったという苦い思い出を持つ路線でもあって、何かと縁に恵まれない路線だったりします。

それはさておき、次の鉄分補給ポイントまでは暫く間があるので、ここからは観光タイム。
国道2号を走っていけば比較的あっという間に兵庫県まで行けてしまうのですが、それも風情が無いので海側を通る国道250号線で行ってみることにしました。

流石に鉄道ネタが続いてその辺に興味の無いカミさんは、退屈のあまり助手席でウトウトしていたりするわけですが、まぁ、これと言って景色の良いところもなく、起こすのもなんだな、と思いながらそのまま走っていると、片上から日生(ひなせ)の街へ向かう途中、岡山ブルーラインとの交差点の脇に 備前海の駅 なる看板を見つけました。

カミさんも興味を持つかなと立ち寄ってみることに。
店内は半分が魚市場風で、もう半分が普通のスーパー(マルナカ)という感じです。

オープンして日が浅いのか店内はなかなか盛況でした。
魚そのものも多種売られていますが、寿司や天ぷらなどの魚介系の惣菜も売られていました。

ゲソの天ぷらとちょっと珍しげだった黒豆のコロッケと当地の名物とのことでアナゴの白焼きを買ってみました。
残念ながら写真は撮り忘れてしまいました。。。

車に戻って早速、ゲソ天とコロッケを食べてみると、黒豆コロッケはジャガイモが黒豆になったような感じの食感です。
なかなか独特の風味で、これはこれで結構イケてる感じです。
ゲソ天は味は想像通りで、サイズ大きかったので結構満足できました。

アナゴは家に帰ってから食べてみることにしました。

「海の駅」と聞いて、最初は道の駅のような公共の施設だと思っていたのですが、上述したとおりスーパーを併設したりして、道の駅のようなお役所風のそこはかとない堅苦しさが無く、奇妙な感じだったのですが、後に調べたところ、マルナカのグループ店舗だということが分かりました。

どーりで。

Posted by gen_charly