— 思い出の街に寄り道 —
大津SAで渋滞状況を見てみたら、東名高速が静岡県内で断続的に渋滞していると表示されていました。
雪が若干心配ではありましたが、チェーン規制は敷かれていなかったので、今年も例年通り中央道経由で帰ることに決定。
幸い、雪に遭遇することなく走り、飯田辺りで夜が明けました。
若干疲れが溜まり始めてきたところ、目を覚ましたカミさんが運転を変わってくれるというのでお願いして、原付は助手席へ。
なかなか助手席でのんびりする機会が無いので、この程よく疲労が溜まった中を助手席でぼんやりと景色を眺めていられるのはかなり極楽です。
長野県を脱出し、山梨県の双葉SAで再度ドライバ交代。
時間はまだ9時を回ったところだというのに、渋滞情報では既に談合坂の辺りが混雑していると表示されていました。
渋滞区間は苦手というので、原付が運転を変わった次第。
談合坂の手前まではいたって快適。
その先から少し車の量が増え始め、上野原の手前で完全に止まってしまいました。。。
渋滞は12キロ。。。
程なく上野原インターになるので、下道に下りようかとも思ったのですが、国道20号もどうせ渋滞していると思うので、そのまま我慢して通過しようと思ったのですが、思い切って陣馬街道に入って和田峠を越えるコースなら流石に混まないかなと思い、上野原インターでエスケープ。
一瞬国道20号を走ってすぐに和田峠へ抜ける県道に左折。
途中までは1.5車線くらいあって、離合の心配もない道が続くのですが、峠越えの区間は入り口からいきなり完全一車線になってしまうので、離合はかなり困難な感じです。
とはいっても、かつて京王線沿線に住んでいた頃、ちょっとしたドライブでこの峠は何度も通過しているので、特に不安はありません。
ただし、結構な遠回りになるので、高速で12キロ渋滞を我慢するか、甲州街道を通ったほうがもしかしたら時間的に短い気もしますが、そこはドライブと割り切って行くことにしました。
無事上り詰めると和田峠です。
峠にはちょっとした売店があり、不思議と憩う人たちが沢山いました。
不思議と、じゃ無いな、格好からしてみんな自転車乗りです。
原付たちは素通りでしたが、下りに入ったところから、次から次へとロードレーサーを必死に漕いで登ってくる人やトレッキングで登山している人とすれ違いました。
そんなに人気の山になったんだ。。。
昔はエンジンの付いていない乗り物に乗って入り込んでくる人なんかまず見かけなかったものですが。
下りも上りに負けず劣らず道が狭いので、人や自転車に細心の注意を払って無事通過。
この陣馬街道は童謡「夕焼け小焼け」の作者の出身地があった集落を通ります。
またかつてこの童謡にちなんだ「夕焼け小焼け号」と言うボンネットバスが運行されていたことでも有名です。
それから、八王子の市街を抜けて甲州街道に合流するわけですが、ここまでくれば後は渋滞がキツいところもないし、まだ午後イチなので、久しぶりに以前に住んでいた街を訪ねに少し寄り道してみることにしました。
割と身の回りのことが何事も順風満帆に行っていた頃に住んでいた街だったせいか印象がよく、すごく懐かしい記憶がよみがえりました。
そのうち記事に書くかもしれませんが、当時住んでいた家はとんでもないボロアパートで、3.11の時に倒壊していてもおかしくなかったのですが、果たしてその建物はなんとリフォームされてちゃんと今でも残っていました。
驚きの耐久性ですw
まぁ、そんな感じで道草をして、再び高速に乗ったら、時間が夕方だったせいか一部混雑していたものの、さほどの障害も無くどうにか無事に自宅に戻ってこれました。