北陸ドライブ - 9(2012/10/08)
— Seashore Drive —
今日は祝日なのですが、弟は出勤、お袋も午後から出勤ということで、ウチらも昼前には出発したいと思います。
もっとゆっくりした方が慌しくなくて良かったかな、という気もしたのですが、弟はシフト勤務なのでスケジュールは一月以上前に決めなければならず、ましてや出産から二週間という時期ではこちらの都合に合わせてもらう事は出来ません。
まぁこっちの勝手で訪ねたものだし、ぜんぜんOKなのですが。
ということで、昼頃に弟宅を出発。
今から帰ると丁度渋滞の真っ只中の関東エリアに突入する事になるので、時間をずらして帰ることにしました。
それまでの間どこか軽く見て回れそうなところへドライブしようと思い、何か手ごろな所が無いかとしばし考えて、昔金沢のお父さんに連れて行ってもらった、「千里浜(ちりはま)」へ行き、七尾に抜けて和倉温泉に浸かって帰ってくるコースで行ってみることにしました。
で、七尾まで行くならついでにのと鉄道の終点である穴水駅にも立ち寄って留置されている車両たちも撮影してくる事にしました。
金沢市街を抜けてまずは能登有料へ。
能登有料は料金所を過ぎてほどなく、広大な砂浜に沿って走るようになり、見晴らしがよく気持ちのよい道路です。
この道を走るだけでも非常に爽快なのですが、このドライブの最大の見所はここではなく、この先にある 「千里浜なぎさドライブウェイ」にあります。
ということで、なぎさドライブウェイの入口となる今浜インターで能登有料を降りると、すぐ脇が砂浜になります。
で、はるか遠くまで続く風光明媚な砂浜に降り立つのですが、この砂浜の驚くべき所は、
なんと砂浜を車で通ることができるのです。
砂粒が非常に細かく湿り気があるため一般乗用車でもスタックすることなく通行する事が出来るのだそうです。
あまり手が加えられていない自然のままに近い場所を通り抜けるのは、さながらサファリパークへ行った時と似た感じのワイルドな興奮を味わう事が出来ます。
普通、専用のジープとかでなければ入れないような場所に入れるというのが何ともいえない爽快感です。
が、一方で、車でズカズカと進入して生態系や自然環境への影響が無いものか若干心配にもなります。
まぁ、今日のところはそんな心配は心の片隅に仕舞って。。。
波打ち際に車を停めて水辺で遊ぶ事も出来ます。
夏場は海水浴やバーベキューを楽しむ客で鈴なりになるくらい人気の場所らしいのですが、もう秋口なので波打ち際で遊ぶ人がポツポツと居るくらいで余り混んでいないのがうれしい所。
これにはカミさんも感動したようで、助手席でしきりに「雄大だねぇ」、とか 「ステキな景色ねぇ」、などとため息混じりに連呼しています。原付たちも波打ち際に車を寄せて少し降りてみることに。
空気が澄んでいて、志賀町の高岩岬の方まで見通せます。
海鳥がすぐ近くを優雅に歩き回り、日本ではないどこかに来たような錯覚を覚えました。
ちなみに、このように一般車両が入れる砂浜というのはここが日本で唯一だそうです。
できる事ならもう少しここでのんびりと過ごしたい所ですが、先の予定もあるので、ぼちぼち出発する事に。
千里浜は5キロ以上ある広大な砂浜で、全部を通り抜けるには結構時間がかかります。
その分、充分満足できるほど堪能できるのでオススメです。