筑波山に登ろう - 2(2013/07/20)

— 山頂ランチ♪ —

わずかに霞ヶ浦の姿が確認できましたがほどなくガスに隠れてしまいました。。。
記念撮影などを済ませてから女体山と男体山の鞍部に当たる御幸ヶ原へ進んでみることに。
御幸ヶ原までほとんど下りのコースで、5分少々で到着。

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時計を見るとまだ9時前。
まぁペースとしては順当な感じです。

ケーブルカーの始発がようやく動き出した時間なので、広場に軒を連ねる茶屋もまだ開いておらず、人影は未だまばらです。

で、筑波山登頂を記念してのランチタイムとしゃれ込むことになりました。
ランチというかまだモーニングのタイミングではあるのですが、起きてから口にしたのは運転中に食べた握り飯だけなので程よい空腹感です。

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今回も例によってカップラーメンを食べることにしたのですが、いつものリフィルを買いに行くのが面倒だったのと、たまにはカップヌードル以外も試してみたかったのとで、写真のようなチョイスになりました。

原付は担担麺、カミさんは最近流行らしいトムヤムラーメン、Yちゃんは前日にタイミングよく知人から貰ったというくまもんの太平燕という、なんだか無国籍な感じのチョイスとなりました。

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アウトドアグッズとして売られている折り畳み式の風防は熱を溜めてしまい、最悪ボンベを破裂させてしまう事があると、某神保町の店員から聞いて以来コンロの風対策をせずに使っていたのですが、当然のことながらちょっとした風が吹くだけで火が立ち消えてしまうし、熱が拡散してお湯が沸くのが遅いので、どうにかならないものかと考えた末、ディスカウントショップで見つけた一口用のグリルガードを小加工して使ってみることに。

加工といっても、倒れないように裾部分を外側に折り曲げただけですが。
そのままだと軽すぎて飛ばされてしまうので、足になる部分に石を置いて安定させます。

これでも割とちゃんと風を防いでくれて、一度も立ち消えることなくお湯を沸かすことができ、気になる放熱の問題も、アウトドア向けの風防よりもボンベを広く囲うような形になるので、時折ボンベを手で触ってチェックしてましたが、熱がこもることもなくボンベも加熱していませんでした。

それから、写真のとおり厚みがなくペラペラなので、運んでいる間に荷物で曲がってしまう心配があったのですが、間に段ボールを挟んでから仕舞うことで型崩れは防止できました。

これで87円なので、コストパフォーマンスは最大かと思われます。

それはともかく、Yちゃんにとっては初の頂上ラーメン。
予想外の場所で暖かいものにありつけた感覚はやはりかなり新鮮だったようで、目を輝かせていました。

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食後にもう一度お湯を沸かして、コーヒーブレイク。

結局最後まであまり雲が晴れることはありませんでしたが、真夏の登山でこれだけ快適に登れたのでありがたく思わないとですね。

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ケーブルカーが運転を開始して、到着するたびにゾロゾロと登山客を吐き出し始め、御幸ヶ原もだんだんとにぎやかになってきました。

この後は男体山の頂上を極め、さらに周囲を一周する自然研究路を散歩してから下山する予定なので、混雑する前に行動を再開することにしました。

で、まずは男体山の頂上を目指そうかと思った所、タイミング悪く団体さんが前を行くのが見えたので、急遽予定を変更して先に自然研究路を一周することに。

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自然研究路は、御幸ヶ原を出ると、しばらくレベルのまま足場の整った遊歩道が続きますが、途中から徐々に下りへと変化して、やがて比較的長い階段に変わりました。

この道は上述の通り一周して再び御幸ヶ原へと戻る道なので、降りれば降りるほど再び登らなければなりません。
知らなかったとはいえこれにはいささか難儀しました。

しかも裏筑波側から反時計回りに進むと、緩やかな階段で下りきった後に急な上り坂となるので、より一層パンチの効いたルートと化します。。。

自然研究路という名前だけに、遊歩道のそこかしこに筑波山の自然やその歴史などについて解説する案内板が建てられているのですが、思いがけない登りにカウンターパンチを食らって後半戦はあまり内容を覚えていません。

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途中、ケルンのように石が積まれた場所があり、「大石重ね」というそうです。
かつて信者が筑波山に小石を持って登山し、ここにあった神様の傍らに積んで願掛けをしたものが次第に塚のようになったものだといいます。

少し先を歩いていたカミさんが、原付のところに寄ってきて、

「降りるはずなのに結構登ってるねぇ。」

と唐突に言い出したので、最初意味が分からなかったのですが、よくよく聞いてみると、もうすでに下山を開始したと思い込んでいた様子。。。

ここがまた元の場所へ戻る遊歩道だということを教えると、げんなりしていました。。。
勘違いとはいえ、確かにげんなりするよなぁ・・・w

大石重ねから少し進むと道が二手に分かれました。
左へ登る道は細く獣道のようにも見えたのですが、男体山の頂上への登山道へショートカットできそうな気がしたので試しに左に曲がってみると、果たしてその予想通り程なくに頂上への道に合流しました。

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そこからは比較的急な岩場が続き、それを一頻り上り詰めると頂上の神社が見えてきました。

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これで男体山も制覇!っていうほど大げさなことでもないのですが、まぁ程よい達成感です。
景色は更にガスっぽくなって、麓はほとんど見えなくなりました。

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小休止をはさみ、ここでも記念撮影などをしたらやることがなくなったので早々に下山開始です。
一旦御幸ヶ原まで戻り、帰りは御幸ヶ原コースで下山します。

— 赤と緑 —

このページで通ったルートのGPSログ

御幸ヶ原コースは、ほとんど全域にわたってケーブルカーの線路と付かず離れずな感じで寄り添っています。
なので、時折ケーブルカーのモーターがロープを引っ張る「ゴリゴリ」という音が聞こえてきます。

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この道は白雲橋コースと比べるとやや勾配が急な感じがしますが、下山者より登山者の方が多い感じです。

原付の靴は軽くて通気性の良いトレイルランのスニーカーで、若干滑りやすい傾向があって、岩場や濡れた木の根の上に変な体制で乗るとすぐに足が滑ってしまいます。。。

Yちゃんのスニーカーも若干滑りやすかったようなのですが、カミさんのシューズは具合がいいらしく、慎重に足元を選びながら下山する二人を尻目に、ぴょんぴょんと飛び跳ねながらテンポよく進んでいくので、少しずつ離れては追いついてを繰り返しながらの下山でした。

頂上を出て30分ほど来た時に、「男女川(みなのがわ)」と呼ばれる川の源流となる湧き水がありました。

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顔をぬらして汗を流すと、吹き抜ける風がとても心地よく感じました。

小休止をしてから再び歩き始めると、ほどなくケーブルカーの線路を目の前に見れる休憩所に到着。
ここはケーブルカーの写真撮影に最適な名所として知られていて、ちょうど中間地点に当たるので、行き違いができるよう線路が複線になっています。

ということは登山道的にも半分ほど降りてきたことになります。

20分ごとの運行と聞いているので、最大でも20分以内に車両がやって来る筈です。
20分程度なら休憩タイムにぴったりなので、二人には休憩してもらい、ケーブルカーの写真を撮ることに。

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暫く汗を拭きとったり水分補給をしたりしていると、背後の線路からケーブルを巻き取るゴリゴリという音が聞こえ始めたので、再び線路沿いに立ってカメラを構えました。

どうせこんなケーブルカーの写真なんか喜んで撮る人間は、原付しかいないだろうと思ったら、別のベンチで休憩していた人がコンデジをもって原付のそばでカメラを構え始めました。

それを見て何か珍しいものでもあるのかと思ったのか、同じようにめいめい休憩していたほかの登山者が一人二人と線路際に集まってきました。

原付がカメラを構える目の前で身を乗り出してカメラを構えているオッサン、それマナー違反ですから。。。

もっとも、原付はもう少し先の方を狙っている関係で、ファインダーには映り込まずに済んだのですが。

で、気が付くと、カミさんもYちゃんも携帯片手に線路際に居たりする訳ですw
あなたたち全く興味ないでしょうが。。。

ほどなく見通しのよい下の方から緑色の車両が登ってくるのが見え始めると、みんなが一斉にそちらにカメラを向けます。
一方原付は反対側のカーブの先からまだ見えぬ赤い車両が下ってくるのを待ちます。

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で、こんな感じで。
後ろから赤い車両が見えたことで、みんながそちらを向いたころに原付は反対の緑の車両をおもむろに狙ってみました。

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降りてきた赤い車両が手前ですれ違うので、ギリギリまで待ってこれが精いっぱい。。。
そんなわけで、ほのかな鉄分補給を済ませて、体も休まったので、もうひと頑張り。

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で、またえっちらおっちら下山していく途中で、さっき登りの最中にすれ違っていったトレイルランナーとまたすれ違いました。

二周目ですか。。。
スゴイデスネー(棒)。

それから30分ほどで、筑波山神社に戻って来て、筑波山登山は無事終了。
最後に再び神社に行って無事下山できたことを報告しました。

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ヘトヘトとも違う程よい疲労感と達成感がなんとも心地よく感じます。

今回の登山ルートの全GPSログ

Posted by gen_charly