例年、ゴールデンウィークというとたいてい事務所移転やシステムの大規模メンテナンスなどが入ってつぶれてしまうのだが、今年はそういった予定が入ることもなく、久しぶりに丸々休みになった。
今年（２０１４年）のＧＷは５月の４連休以外が飛び石になっている。
バンドのメンバーにメーカー勤務の人がいるのだが、聞くところによると４月２６日から５月６日まで１１連休だという。休みが多いということはイコール工場のラインが止まっているということなので、手放しでは喜べないらしいのだが、自分的にはうらやましく感じてしまうｗ
というのも、以前は会社の規定で７月から９月の間に任意で５日間夏休みが取得できたので、それを利用して小笠原に行ったりしていたのだが、今や不景気で夏休みは３日に短縮され、しかもお盆の期間中に合わせる形になってしまったからで、仕方ないとはいえ旅行を趣味とするものにとっては不自由極まりない。。。
それはさておき、ＧＷともなれば宿も交通機関も混雑し、予約が取れたの取れないので一喜一憂をするのが煩わしかったので、ＧＷが休みになったとしても予約のいらないマイカーで出掛けることが多かったのだが、今年は３月に行った伊豆大島で勢いづいてしまい、他の伊豆諸島の島々への憧れが募るばかりｗ
カミさんは、尾瀬か佐渡に行ってみたい、と言っていたのだが、今回はわがままを言って伊豆諸島への島めぐりに付き合ってもらうことに。
伊豆諸島へは船を使って行こうと考えているのだが、伊豆諸島と一口に言っても有人島が９つもあり、４連休程度ではとても全部を回ることはできず、ターゲットを決めなければならない。
竹芝から出る船は、大島、利島、新島、式根島、神津島へ行く船と、三宅島、御蔵島、八丈島へ行く船の二系統に分かれるので、その時点で大まかに向かう方向は決めることができる。
折角の連休なので、東京からより遠い三宅ー八丈方面をターゲットにしてみたくなるところだが、三宅島と八丈島はどちらも島の規模が割と大きいので観光に時間が必要だし、間にある御蔵島は入島に際して宿泊先の事前予約が必須になるうえ、ガイド同伴でないと入れない場所もあるということで、ちょっと面倒くさい感じがする。
４日間と言う時間は三宅、八丈両島をいっぺんに回るのは時間的に厳しいが、かといって一つの島だけだと持て余しそうな気もする位の時間だ。
そこへきて利島－神津島の４島はそれぞれの島の規模が小さく、一つの島につき一日くらいあれば十分見て回れそうだ。
そんなわけで、今回は利島－神津島の各島を攻略し、三宅－八丈はまたの機会にすることとなった。
ということで早速、時刻表と睨めっこしながらあれこれ日程を組み始めたのだが、海路・空路をうまく組み合わせても４日間で４島全てをそれなりに観光しながら回るのは思いのほか難しいことが判明。一日一島というイメージで考えていたので、これは予想外だ。。。
とりわけ一番アクセスが悪いのが４島の中で一番小さな利島だった。利島は、新島へ向かう全ての便が午前中に、逆方向は１１時から１６時の間に集中して出港するダイヤになっているので、順繰りに島めぐりをしていこうと思うと、どう頑張っても３時間程度しか時間が取れない。
いくら小さな島とはいえそれだけの滞在ではあまりにも消化不良だし、かといって一泊するほどの規模でもなく、どうにもスケジュールに組み込みづらい。
ある程度の時間滞在できてなおかつ日帰りとなると、早朝に大島から利島に渡って夕方に再び大島に戻るという方法があり、これだと半日ぐらいの時間が取れるのだが、大島に戻った後足止めとなってしまい、結局他の島のどれかを諦めなければらなくなるという、これまたジレンマ。。。
もっとも逆に考えれば、伊豆大島は既に上陸済みなので、後日改めて見残した名所を巡りに行く時についでに利島を訪ねれば済む話なので、ここは潔く見送りとした。
結局、金曜の晩にフェリーで新島に渡り新島で一泊、翌日式根島に渡って新島に戻ってもう一泊、その翌日に神津島に渡り神津島で一泊、翌日帰還という割とベタなコースにまとまった。
なった、と言ってもまだ船の予約は終わっていない。何しろＧＷだ、予約完了までひと波乱あるだろうな、と思いながら東海汽船のＷＥＢをチェックすると、２日金曜の客船は意外にもまだ２等客室に残席があった。
一方、神津島から１４時５５分に出る最終のジェット船はすでに満席で、ダメ元で予約センターにも電話すると、キャンセル待ちが５０人もいるらしい。
ひとつ前の便が１１時２５分のジェット船で、こちらはまだ空席があるのだが、これは熱海行きだ。熱海から都内への移動に別途料金が発生するのと、島内の滞在時間が短くなるのは惜しいところだが、１４時５５分のキャンセル待ちをしてあぶれたら計画が全て台無しになってしまうので確実を期してこの便を押さえておいた方が賢そうだ。