大まかなコースや日程は無事に決まり、船の予約も何とかなりそうだったので、他に予約が必要になりそうな島内の移動手段や宿についても検討してみることに。
まずは島内の移動手段について。それぞれの島にレンタカー、レンタバイク、レンタサイクルなどがあるらしいのだが、それぞれの島の規模感が分からず、何を借りればよいのかイメージがわかない。
「くらべ地図」という非常に便利なサイトをみつけて、それで比較すると新島は小笠原の母島と、神津島は父島と、式根島は東京ディズニーリゾートとそれぞれ規模感が近い感じだということが分かり、大分イメージがつかみやすくなった。
伊豆諸島の島々は島の大きさは小さくとも山がちでアップダウンの多い島が多いので、流石に自転車という線はないだろうが、小笠原ではレンタバイクで充分だったので、それにならってよさそうだ。ただ、式根島は伊豆諸島では珍しくあまり起伏のない島なので、バイクを借りるまでもないかもしれない。
ということで、まず新島と神津島のレンタバイクを調べてみると、これが意外に高い。。。50ccスクーターでも丸1日借りると5、6000円もする。小笠原では2000円前後で借りたので、そのくらいだろうと思っていただけに値段を見て椅子からひっくり返りそうになった。
だって、5000円も出したらレンタカー借りられるじゃん。。。
ところがこれがまたうまく?できていて、レンタカーはレンタカーでまた高いのだ。軽自動車ですら1日借りると1万円くらい取られるらしい。本土で1万円も出したらクラウン辺りが借りられるんじゃないか!?w
ということで結局バイク2台借りるのも車を借りるのもあまり変わらない事がわかり、島の狭い道では機動性が犠牲になるものの、大きな荷物を運んだり風雨が凌げることを考えたら、車を借りてしまった方が便利な気がする。
ひとまずそこまで調べたところで、ここからはカミさんの出番。
ネットで見つけたそれらのレンタカー屋に片っ端から電話してもらったところ、その返答は意外や意外、殆どの店が先着順の貸出だという。。。
先着順って、当日は壮絶な争奪戦が繰り広げられるのだろうか?朝に到着するフェリーの人があらかた借りてしまえばその後にやってくるジェット船などの乗客は借りられない可能性も考えられる。。。
まぁ、そういうことならあまりあれこれ考えていてもしょうがない。ダメなときはダメなんだ、そう思うしかなさそうだ。
それから宿についても調べてみた。
いずれの島もホテルや民宿の他に無料のキャンプ場があるらしく、それを聞いたカミさんがキャンプやりたい、と言いだしたのだが、二人とも今までテント泊をしたことがなく、もちろん買ったこともないので値段や設営の段取りなどの具体的なイメージがわかない。
そこで、ちょこっと調べてみることに。
旅行中はテントを人力で運ばなければならないので、なるべく軽くてコンパクトになるものが欲しい。二人が寝泊まりできるサイズのものに絞って調べてみると、ホームセンターなどで売られているレジャータイプは大体1~2万円くらい、登山にも使えるタイプになると3万円からといった感じだった。
レジャータイプは車や輪行で運ぶ前提のもので3kg前後の重さがあるが、登山用は背中に背負って縦走したりできるよう2kg以下に抑えられているらしい。
カミさん的には今後も縦走するつもりはないからそこまで高くなくてもいいんじゃない、と言うのだが、あまり重いと短距離でも持って歩くのがかったるくなってしまうので、価格と重量の折り合いをどこでつけるかということになるようだが、いずれにしても価格は思った程でもなさそうだということが分かったので、細かいことは週末にでも市場調査に行ってみることにして、諸々がコンディショングリーン、いやイエローくらいかもしれないが、何とか目途が立ったので船の予約を押さえることにした・・・のだが。。。
え?なにこの×印・・・ほんの1時間前に見たときにはまだ△表示だったのに。。。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・やってもうた~~~~~くぁwせdrftgyふじこlp!!!
しまった。。。さっき△表示が出ているうちに押さえておくべきだった。。。
いや待てよ、落ち着け自分。電話予約はどうだ!?
速攻でカミさんに電話してもらったが、その答えは余りにも無情だった。
答えは、もちろんすでに満席。。。いや、当然満席だろうなとは思っていたが、驚くことに順番待ちはなんと150人!
そんなにキャンセルが出るとはとても思えない。。。
ただ、電話口の女性は乗船券のみの発行ならできるという。
乗船券のみ、というのはその名の通り席が指定されないチケットのことで、つまるところデッキなり廊下なり空いているところで適当に寝るか、夜通し起きてろ、ということ。運が良ければ乗船後にキャンセル待ちで席にありつけることもあるらしい。
廊下で寝たのは奄美に日食を見に行ったときに経験したが、やっぱり落ち着かないものだった。
なんだかだんだんと、そこまでしてまで行きたいのかな?という思いが頭をもたげてきて、まだ何の予約も押さえられていないのを良いことに延期を宣言。それからその日1日ふて腐れていたw訳だが、翌日になって少し冷静になったら、別に無理に連休に合わせて行かなくても、翌週の週末とかに行けば案外空いているんじゃないか、ということに気がついた。
流石に島めぐりというわけにはいかなさそうだが、じわじわと攻めていく感じはそれも一興だろう。
神津島には無料のキャンプ場の他に、都が運営する有料の多幸湾キャンプ場もあるのだが、そこではテントや調理器具などを借りることができるらしい。
更にスタッフがテントの設営のアシストまでやってくれるそうで、GWの翌週あたりにでも手ぶらでこのキャンプ場に行ってキャンプ体験して、テント泊がどんなものかを体験してから、自分用のものを買っても良いんじゃない?というカミさんのアドバイスも有り、GW後の土日での訪問に予定を変更することになったのだが。。。
再び東海汽船のWEBサイトで、5月の第2週か第3週の船をチェックすると。。。
・・・ない。
・・・・・・ないっ!
・・・・・・・・・ないぞ~~~っ!!!!
2等船室は6月の前半まですべて満席。なんだこれ。。。
6月の中旬以降はスケジュールが表示されおらず、これは恐らく後継の橘丸にバトンタッチをするためだと思われるが、そのくせ橘丸の方を予約する方法が分からない。。。
もうなんかどうでもよくなってきて、秋口まで伊豆諸島旅行は延期にすることに。
・・・したのだが、後日ネットを見ていたら偶然同じような状況に陥った人の旅行記を見つけた。その記事によると、連休前に出遅れて船の予約が出来ず、数百人からのキャンセル待ち人数が出るような状況だったのにもかかわらず、一週間前なって突然空きが出て予約が取れてしまったと書かれている。
その人は、多分旅行会社か何らかの団体が事前に大量に押さえていて、売れ残った分を一気にキャンセルしたのではないか、と推測していたが、それを読んでこれはもしかしたらもしかするかもしれない、とわずかな希望の光が灯ったような気がした。
今回は宿もレンタカーも予約を入れていないので、もしその人のようにならなかったとしても何ら影響ない。ただ計画が中止になるだけだ。
そんなわけで、高見の見物状態で予約状況の推移をチェックし続けてみたところ。。。
4月26日の土曜日。いつものように東海汽船のWebページを開くと。。。
「2等和室 △」
あ、空いてる、空いてるよ~!!
動揺する心を抑えて、大人2人と入力し、カード情報を入力すると。。。
と、取れた、取れた。。。取れちゃいましたよお母さん!
・・・待て、落ち着け。帰りの便は取れるのか?
って、熱海行きの便はガラ空きだったから、どうせまだ空いているでしょ♪と独り言をつぶやくと、脇にいたカミさんが、
「竹芝行きもキャンセル出てるんじゃない?」
そりだよ、そりそり~っ!あーた冴えてるね♪
ということで、そっちの便を検索すると。。。
「ジェット船 △」
おっひょー!!
うっかり変な声を上げてしまったw
なんだかんだで、取れちまったぜオイ。
どうする?おまいさん?