↑そんなに睨むなよ。。。ｗ
行きの船もそうだったが、帰りの船はさらに外国人の姿が目立った。というか日本人よりも外国人の方が多いほどで一瞬自分がどこの国にいるのかわからなくなるｗ
また１０分ちょっとの乗船で半日ぶりに新島に戻ってきた。
昨日初めて降り立った場所で、しかも半日しか離れていなかったのに、なんだかもう懐かしい場所に戻ってきたような気がするのはなぜだろう？
岸壁のたもとに村営バスが停まっていた。客はだれも乗っておらず、バスの中でおじさんが二人談笑していた。
そのうちの一人と目があったら、中から降りてきて「のりますか？」と聞かれた。聞くと、キャンプ場の前で降ろしてくれるらしい。
このバスに乗れば無料でキャンプ場まで行くことが出来るので、これは渡りに船か？と一瞬浮き足立ったが、明日キャンプ道具を抱えて港まで歩くのだけは避けたいので、朝の移動手段が決まらない内に乗るわけにはいかない。
「明日の朝、神津島行きの客船に乗ろうと思うのですが、その時間帯のバスはありますか？」
と再び聞くと、
「あ、ごめん、僕はこのバスの運転手じゃないから、こっちのおじさんに聞いて。」
おいおい、お前さんは誰なんだ。。。
中のおじさんに再び同じ質問をすると、朝のその時間は走らないらしい。
それじゃ、大人しく自転車を借りといた方がよさそうだな、と考えた矢先、その運転手じゃない方のおじさんが、
「タクシーやってるんで、呼んでくれれば迎えに行きますよ。」
と言って連絡先を書いた紙きれを渡してきた。
聞くと、迎車は５分ほどで来てくれるらしく、値段は港まで大体１２００円くらいらしい。
１２００円なら二人分自転車を借りるよりタクシーで移動した方が安くなるわけで、これは意外な盲点だった。
今日あちこち散歩することはできないが、どのみち日暮れまであまり時間がないし、昨日のうちに見たいところは殆ど見終わっているので、別に問題ない。
じゃあバスに乗って戻ろうか、と思ったら、タクシーのおじさんと話しているうちにバスが出発してしまった。。。
まぁいいや。キャンプ場までは散歩がてら歩いて帰ろう。ついでに途中で夕食の買い出しもしよう。
そんなわけで、夕暮れの新島本道をキャンプ場へ向け歩き始めたわけだが、、、
どこの中国よ？ｗと突っ込みを入れたくなるなんか変な光景。
途中、マルマンに立ち寄って晩のおかずを仕込み、集落の小道に迷い込みながらブラブラ歩く。
この辺りは昔ながらの町並みの残る地区だそうで、コーガ石の塀に砂の路地道。
モノクロにしたら、そのまま昭和３０年代くらいまでタイムスリップしてしまいそうな光景はなんだかノスタルジックな感傷的な気分になる。
夕日に照らされ、長く伸びた二人の影がちょっとだけフォトジェニックだったのだが、写真に撮るといまいち雰囲気が出ない。。。
この辺がセンスなんだろうなー。
その二人の横を「Ｉラブ(ハートマーク) 秋葉原」とプリントされたＴシャツを着た恰幅のよい外人の中年女性がママチャリで通り抜けてゆく。 なんかテンションが高いｗしかも半袖、色々おかしい。全てぶち壊しｗ
その時、右手側に続く新島空港の方からドルニエのエンジン音が聞こえてきた。
右側を意識しながら歩いていたら、５分ほどでプロペラの音がひときわ大きくなり、羽伏浦の方へと飛び去って行くのが見えた。
飛行機を見送りながら、新島空港へ行ってみたくなった。
新島本道が若郷方向へ左に折れる角の所に空港がある。
サーフィンのメッカだけに、空港にもサーファーの石像が立っていた。
土産物屋というか物産コーナーというかが併設されていたが、これと言って欲しいものはなかった。
最終便が行った後で閉館の準備が始まりそうだったので、ざっと見学して出てきた。
空港からキャンプ場まではあとちょっと。
車で走っているときは意識していなかったが、生垣のオオシマツツジが満開で見事である。
そしてキャンプ場到着。あちこち寄り道して１時間２０分ほどだった。
場内は昨日ほどのお祭りムードはなく、レゲエの音楽も聞こえてこない。
さて夕食だ。
持参したサラスパと魚肉ソーセージに奥山商店で貰ってきたアシタバを和えて塩昆布で味付け。
アシタバが余ってしまったので、残りはおひたしにした・・・と言っても味付けは一緒だが。
アシタバのさわやかな苦みはクセになる。
昨日洋楽ポップスを流していたグループが少し前からピアノジャズを流し始めて、昨日と違っていいムードで夕食を楽しむことができた。
食後は、明日の撤収が少しでも楽になるように荷物をまとめて、落ち着いた頃にコーヒーブレイク。
明日の天上山登山の際の行動食にと抜擢されたチップスターさんだが、コーヒーブレイクのお供に何かつまみたいということで、半分だけ供出して貰うことにしたのだが、結局全部食べちまったじゃねぇか。。。
キャンプってこのくらいの時間からが大人の時間というか、まったりと語らったりするのが醍醐味っていうイメージがあるのだが、あちこち歩き回ったせいか疲れてしまったので、結局２２時には店じまい、就寝となった。
折角の初キャンプなのに何とも盛り上がらない。まぁ酒も飲まないし、肉も囲ってないし、夫婦二人だし、こんなもんなのかなー。。。
明日の神津島行きの船は７時４５分発なので、それに間に合うよう明日は６時起床とした。